2016年の「歴史的カメラ」に選出された、デジタルスチルカメラRX1RⅡと、デジタル一眼カメラ α99Ⅱ

2016.12.15

カメラ

2016年の「歴史的カメラ」に選出された、デジタルスチルカメラRX1RⅡと、デジタル一眼カメラ α99Ⅱ

一般財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会（委員長：森山眞弓氏）」は、2016年の「歴史的カメラ」として9機種を発表。

その9機種のうち、2機種がSONYのデジタルスチルカメラRX1RⅡと、デジタル一眼カメラ α99Ⅱ。

・JCII 日本カメラ財団が2016年の「歴史的カメラ」9機種を選定

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●2016年の「歴史的カメラ」に選出された、RX1RⅡとα99Ⅱ

「歴史的カメラ」とは、日本のカメラの発展の歴史を永く世に留めるために選定するものとして、「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」もしくは「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなせる国産カメラを、中立的な立場にある専門家や学識経験者から構成される「歴史的カメラ審査委員会」から、一年間に発売された新商品すべてを対象として審査・選定される。

[デジタルスチルカメラ RX1RⅡ ]

レンズ一体型のコンパクトデジタルカメラというジャンルなのに、まさかのこの小さなボディにα7RⅡと同じフルサイズのセンサーを載せたうえに、ローパスフィルターのオンオフができるとか今までのカメラの常識を軽く覆してしまったRX1RⅡ。

RX1RⅡは、フルサイズセンサーが入っているのにこのコンパクトさというところも凄いのだけど、なにしろ本体のクオリティが高くて、触って操作しながらプロダクツとしての所有欲の満たされっぷりが凄い。

しかも、RX1RⅡのサイズになるとカバンの中で必要な体積は少なくて、巨大なカメラバッグは必要なくて、コンデジがはいるポーチでもサクっと持っていけるというメリットもあって、もう完全にいつでも持ち出したくなる愛着が沸きまくってくる。

カメラの最大の難関となる「かさばって重たいから持っていくのをやめよう」という感情と、「最高の記録を残すためにカメラを持って行きたい」という感情のバランス。それを大きく”持って行きたい”というベクトルへ傾けてくれるカメラ。

デジタルスチルカメラ「DSC-RX1RM2」
ソニーストア販売価格：428,880円（税別）
●長期保証サービス（3年ワイド）無償

・フルサイズセンサーをコンパクトに持ち運べる「RX1RⅡ」を使ってみた。（外観レビュー編）
・デジタルスチルカメラ「RX1RⅡ」を、ソニーストア大阪で触ってきたレビュー。

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[デジタル一眼カメラ α99Ⅱ]

αシリーズAマウントのフルサイズセンサーを搭載したフラッグシップモデルとして、2008年に発売されたα900、2012年に発売されたα99、そしてこのα99Ⅱで、3代目。

もしかしたら次のモデルはないのかなと諦めかけていた矢先に、きっちりと4年周期でモデルチェンジしてきた。

Eマウントのボディは、もちろん総じてコンパクトだったり、マウントアダプターを介して、Aマウントレンズどころかいろんなメーカーのレンズすら使えるというメリットもたくさんあるけれど、今までにAマウントレンズ資産を持っている人にとっては、待望すぎるほどの最新機能が盛り込まれた久しぶりすぎるボディで、しかもフラッグシップモデル。

加えてAマウントボディにしか入らない、トランスルーセントミラー・テクノロジーとのハイブリットの超高速AFとか連写してもバッファに貯め込みできるとか、それだけじゃなくて、今までのフラッグシップの座にあったα7RⅡを上回るアドバンテージと進化。

大方の嫌な予感は当たってしまい、当初の販売計画を大幅に上回る予約が殺到しているため需要に生産がおいつかない状況が今も続くほど。

今から予約しても待たされてしまうけれど、Aマウントフルサイズのフラッグシップモデルのライフサイクルが4年とすれば、末永く使えるモデルにいは違いなく、特にAマウントを愛用していれば手に入れる価値がめちゃくちゃ大きいモデルと言える。

デジタル一眼カメラ α99Ⅱ「ILCA-99M2」
ソニーストア販売価格：388,880円（税別）
●長期保証サービス（3年ベーシック付属）