ソニーモバイルとZMPの合弁会社「エアロセンス」設立、さながらガウォークとファイター形態を具現化したようなドローン実験機も登場！

2015.08.24

ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社と株式会社ZMPの合弁会社として2015年 8月3日付で、新会社「エアロセンス株式会社」が設立。

エアロセンスは、ソニーのカメラ・センシング・通信ネットワーク・ロボット分野の技術と、ZMPの自動運転・ロボット技術・産業分野へのビジネス経験とを融合させて、建設、物流、農林水産といった、生活を支える基幹産業の企業などと協業しながら、2016 年前半から法人向けにソリューション提供を開始する。

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●エアロセンスの事業内容

アエロセンスが提供するのは、無人航空機（以下、UAV）を使って、まず、飛行エリアや飛行目的を予め設定することで、UAV はその設定に従って、離陸ボタン一つで自律飛行し、自動帰還するという仕組み。

自律型UAVを利用する事で、人為的な操作ミスや設定した目的以外での飛行を防いで規制に則った使い方が出来る。

ソニーのセンシング技術及び通信技術を利用して、高精細なイメージングと高速無線データアップロードして、クラウドサービスとシームレスに連携する。

それぞれの産業分野のニーズに応じて、実際に取り込む画像や動画、その後の自動解析（測量、スペクトル解析、画像認識）工程といったものもカスタマイズできる。

また、アップロードされたデータをクラウド上で並列処理することで、高精細な2D マップや3D モデルをすぐに提供することが可能になる。

こうして、エアロセンスは、ソニーモバイルとZMP、それぞれの特徴を生かして、自律型UAVとクラウドサービスを活用した、モニタリング・測量・管理・物流等を実現する。

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●エアロセンス製のドローン

そして気になるのが実際に空を飛ぶ無人航空機。

試作機として紹介されているのが、「AS-MC01-P」。

ソニーのレンズスタイルカメラ「DSC-QX30」を搭載するドローンで、サイズは、515×515×400mm、バッテリーとカメラ込でも約3kg。

上空で撮影した後、カメラを取り外して、TransferJetを使って、高速で画像をPC経由でクラウド上にアップロード。

無線切断、バッテリ低下、設定領域外への飛行検知などをすると自動帰還、といったFall Safe機能も備えている。

そしてもう一機種、実験機として紹介されたのが「AS-DT01-E」。

羽のある飛行形態の姿をしているドローン、サイズは、2200×1600×600mm、バッテリー込みで7kg。

二重反転プロペラを装備して、垂直離陸や上空固定ができるだけでなく、プロペラの方向を変えることで飛行機のように水平に高速で飛行する事ができる。

飛行速度は170km/h、飛行時間は2時間以上、最大積載量は10kg（目標仕様）と、より実用レベルの高いモデルケースとなっている。

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ソニーモバイルは、新規事業に積極的に取り組んでいて、IoT（Internet of Things）市場にむけた事業展開のひとつとして、クラウドサービスを活用しつつ、パッケージングで開発・運用する事業展開として、この協業が実現。

純粋なソニー製ドローンというわけではないけれど、いつもの見慣れたヘリコプタータイプのドローンだけじゃなくて、ガウォーク形態（垂直離陸）やファイター形態（高速移動）できるまるでバルキリーみたいなドローンが実験機とはいて、すでに出来上がってる事にかなりワクワクするじゃないの！

どう考えても、パーソナルユースじゃ買えない感が伝わってくるけれど、この技術を活かして、個人でも購入できるドローンを販売してくれてもいいのよ！！