「Xperia XZ Premium」と「Xperia XA1 Ultra」をそれぞれレビュー。Xperia大画面モデルとして比較もしてみた。


いま「Xperia XZ」「Xperia X Compact」の2台持ちが便利だし特に何も困ってないしねー(*゚з゚) ~♪

あ、でも、画面が6インチと大きい「Xperia XA1 Ultra」はミッドレンジ向けながらもスペックも随分上がってきたしデザインもかなり良くなってるしいいかも!と思って買ってみた。

ここで今回は打ち止めにしようと思ってたのに、やっぱり「Xperia XZ Premium」を触ってみたら、ダメだコレ良すぎじゃないかと思って結局コッチも買ってしまった。

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●忘れられない「Xperia Z Ultra」の影を追いかけて「Xperia XA1 Ultra」


そもそも「Xperia XA1 Ultra」に惹かれたのは、現時点でXperiaの中で一番デカイ画面だから

”Ultra”という単語をみるとピクッ!と反応してしまうくらい、「Xperia Z Ultra」難民も多いと思われ。

タブレットはさすがにデカすぎて外には持って行くには無理があるけど「Xperia Z Ultra」はもうそれをギリギリ許容してくれるサイズ感が最高!だった。



がしかし、「Xperia Z Ultra」もすでに発売からもうすぐ4年が来るころで、もうバッテリーへろへろだったり、OSもAndroid 4.4で止まったきり、ディスプレイの品質がアレだったり、もういろいろと突っ込みどころ満載というか限界があるよねと…。

ということで久しく6.4インチのXperiaは不在なわけだけれども、6.0インチならいいんじゃなかろうか?

0.4インチ足りないけど。


振り返ると、今までも「Xperia T2 Ultra」「Xperia C5 Ultra」「Xperia XA Ultra」と”Ultra”のネーミングが付いた6.0インチ画面サイズはあったにはあった。

けれどまぁどれもミッドレンジ向けになると、スペックが低くなってるだけじゃなくて見かけにもチープ感満載だったりして、「Xperia Z Ultra」との乖離が激しすぎて買うまでに至らず。

今回出てきた「Xperia XA1 Ultra」は、MediaTekではあるものの、Helio P20 オクタコアプロセッサー(Quad Core 2.3GHz + Quad Core 1.6GHz)は、ひとつ前のP10とくらべても20%増しのパフォーマンス&25%の省電力になったCPUだったり、メモリーも4GBと増量してるし、ストレージも64GBと大きくなってる。

なかなかいいじゃない。


背面にあるメインカメラは、約2,300万画素Exmor RS for mobileでイメージセンサーは、「Xperia XZ」「Xperia X Compact」と同じだったり、フロントカメラは1600万画素 Exmor R for mobileセンサーに、焦点距離23mm相当の広角でF2.0の明るいレンズを採用。

さすがにお世辞にも良いとはいえなかった「Xperia Z Ultra」のカメラよりは遥かに良くなってる。


デザインも「Xperia XZ」シリーズ共通の左右がラウンドしたループデザインになって左右のベゼルギリギリまで狭めたおかげで大画面でも持ちやすいし、外部接続端子がUSB type-Cになったり。

サイドボタンは、今となっては懐かしく感じるアルミの円形ボタンだけど、まぁこれはこれで良しとするか、大画面Xperiaとしては、そこそこいい感じじゃないかなと。

当然ながら指紋認証の解除はできなくて、「タップして起動」もなくなってて地味に使いづらい。

それから、スピーカーがモノラルだったり、防水防塵には対応していないのも使ってるとじわじわ気になってきたりもする。

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●現時点では妥協点のないハイエンドモデル「Xperia XZ Premium」


ディスプレイサイズだけなら「Xperia XA1 Ultra」のほうが大きいし、しかも価格もリーズナブルだし、数値だけで比べたらこれで十分じゃんと思いたいところに、プレミアムな性能で心を揺さぶる「Xperia XZ Premium」

さすがにフラッグシップモデルは伊達じゃなかった。

5.5インチで4K(3,840×2,160)の超高解像度ディスプレイというと、2015年後半に発売された「Xperia Z5 Premium」以来。

もうすっかり大きいという印象もなく、自分の手なら余裕でしっかりグリップ。

「Xperia XZ」と同じデザインよねと思いきや、本体上下には金属パーツのカットが施されていたり、ボディーカラーと一体化したベゼルとか、背面には一切スリットがなかったり。


Premiumっていうと鏡面ビカビカのボディはちょっとねー…と思っていたら、案の定ルミナスクロムは超鏡だったけど、ディープシーブラックの「Xperia XZ」のフォレストブルーをより暗く落とし込んだ蒼というかネーミングどおりの”深い海の黒”がいい感じ。

サイドにある指紋認証つき電源ボタン、ボリュームキー、カメラキーがマットブラックになってるのがまたイイ。

もう噂のレッドがかっこよすぎない事だけを祈りたい。

ちなみに、ボリュームキーが電源の上側に配置されていたり、NFCが背面中央に戻っているのが「Xperia XZ」と違うところ。


カメラは、約1,900万画素と画素数を抑えたメモリー積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobileとなる「Motion Eyeカメラシステム」を備えて「先読み撮影」とか、最大960fpsのスーパースローモーション撮影ができる。

だって最新だもの。

「先読み撮影」って、特に気にしてなくても「おまかせオート」で撮ってて、速い動きモノのときに4枚分の画像を自動的にバッファしてくれてて、後から助かるーって感じ。

スーパースローモーション撮影は、使わんやろーと思ってたらカンタンに遊べるからついついやりたくなる。4K動画はどうしてもメモリー消費が気になったりどうせとるなら専用でっておもって躊躇するけど、スーパースローモーションは興味が勝って使っちゃう。

そうそう、「Xperia XZs」みたいに背面カメラの周辺が出っ張ってないペッタンコなのもイイ。


中身は最新かつハイエンドスペック。

プロセッサーはQualcomm社製64ビット クアッドコアプロセッサー「Snapdragon™ 835(MSM8998)」で、メモリー(RAM)も4GB、ストレージ(ROM)も64GB。

テキストマジックで、プロセッサー以外は「Xperia XA1 Ultra」と一緒だよねと思ってしまうけれど、実際に使ってみると全然違うんだこれが。

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●比べちゃいけないけど、比べたくなるわ「Xperia XZ Premium」の圧倒的アドバンテージ


はい、デカ画面シリーズ。

左から、「Xperia XZ」「Xperia Z5 Premium」「Xperia XZ Premium」「Xperia XA1 Ultra」「Xperia Z Ultra」

感覚がマヒしそうだけど、5.2インチ、5.5インチ、5.5インチ、6.0インチ、6.4インチとどれもデカイXperia。

Xperia Zシリーズ以降、スクウェアなデザインばっかりで、違いはディスプレイサイズ(とスペック)だけ?と思ってしまう事もあるけれど、そうじゃない。


「Xperia XZ Premium」「Xperia XA1 Ultra」を比べてまず真っ先に目についてしまったのはディスプレイ品質。

画面の大きさとか、4KとフルHDの違いという以前にディスプレイの見え方。

「Xperia XA1 Ultra」の画質が妙に青っぽいこととコントラストが弱いというかあまりよろしくない。

色味に関しては、Xperiaは「ホワイトバランス」調整ができるのである程度は補正は出来るものの、全体的に白っぽいというかコントラストが低めで、設定にある「高画質モード」をあえてダイナミックモードに変えてもカバーしきれない感が残る。

別に割り切って、ブラウジングとかSNSしてたりマンガを読むくらいであれば許容範囲かもしれないけど、それでも白が白じゃないとか黒が浮いてるとかは気になるレベルで、写真とか動画を主体に使おうと思うと妥協は必要かもしれない。


それから今度は、同じ5.5インチで4Kディスプレイの「Xperia XZ Premium」「Xperia Z5 Premium」の違い。

1年半前に、「Xperia Z5 Premium」で4K(3,840×2,160)は実現していたけれど、「Xperia XZ Premium」のディスプレイはかなり良くなってるのがストレートにわかる。

ひとつは輝度が明らかに上がっていて、どれくらい変わったかというと、最大輝度では「Xperia XZ Premium」は眩しすぎて写真でわかりにくいので、輝度レベルを半分まで落として比べたのが上の画像で、特に屋外のように明るいところで間違いなく視認性が良くなっている。


画質まわりの設定に関してはXperiaシリーズとして完全に刷新。

従来は、動画に対して「高画質モード」の設定として、[オフ]、[X-Reality for mobile]、[ダイナミックモード]と言った3段階に調整していただけだった。

それが、「Xperia XZ Premium」は、新たに「色域とコントラスト」「動画再生時の高画質処理」の2つの項目にわけて設定できるようになっている。

「動画再生時の高画質処理」は、動画再生時に質感や精鋭感をアップする[X-Reality for mobile]のオンオフ。

「色域とコントラスト」は、全体の画質に対する設定で、オリジナルの色彩に拘る人向けにsRGBの色域を利用する「プロフェッショナルモード」、トリルミナスディスプレイ for mobileの鮮やかな色域を利用する「スタンダードモード」、より強調された色彩となる「ダイナミックモード」から選べるというもの。


左画像は、sRGBの色域とする「プロフェッショナルモード」にした「Xperia XZ Premium」、右は「高画質モード」にした「Xperia XA1 Ultra」

プリインアプリの「アルバム」で表示して見比べている。(ホワイトバランス調整なし。)

画面サイズの差はあるものの、肉眼でみると「Xperia XZ Premium」のほうが高解像度表示を活かしてよりキメの細かいところまで視認できるし、色味もディスプレイの品質に左右されずよりオリジナルに近い画質でチェックできる。

これは、写真を撮った画像を転送して見ることが多ければ、こだわって「Xperia XZ Premium」を使いたくなる。


オマケに、「Xperia XZ Premium」にはHDR(ハイダイナミックレンジ)も備わって、コンテンツが対応してさえいればその恩恵にあずかれること。

「Xperia Z5 Premium」が登場時は、「スマホで4Kになっても使い所ないよねー」といったツッコミが多かったけれど、今はもうdTVとかAmazon プライム・ビデオにはモバイル向けの4K HDRコンテンツが配信されていて、すぐにその超高画質コンテンツを見られるぜ!という優越感は大きい。

4K HDRコンテンツではないとしても、フルHDコンテンツも明らかに綺麗に表示してくれるので、スマホで観てもたいした事ないでしょーという考え方がガラっとかわる。素直に動画を見る行為が楽しい。


お約束で、「Xperia XA1 Ultra」「Xperia XZ」「Xperia XZ Premium」の3機種(+1オマケ)でベンチマークテスト。

「Xperia XZ Premium」・・・ 161540(3D:67637、UX:53031、CPU:32711、RAM:8161)
「Xperia XZ」    ・・・ 128142(3D:55386、UX:40597、CPU:25835、RAM:6324)
「Xperia XA1 Ultra」・・・ 58235(3D:10543、UX:23746、CPU:19276、RAM:4670)

<参考値>
「Xperia Z5 Premium」・・・ 62387(3D:31601、UX:15694、CPU:10410、RAM:4682)

ベンチマークスコアなので、数値の差ほどに体感速度が変わるわけではないし、「Xperia XA1 Ultra」でも、ハイエンドプロセッサーとのスコア差はガッツリ開いているものの一般的な利用としては問題はない。

まぁ、使っていてたまに処理がつまって小さいフリーズするミッドレンジ向けCPUの挙動はある。これだけはイラつく。


細かいことかもしれないけど、やっぱり違うので書いておくと。

接続端子は、「Xperia XZ Premium」「Xperia XA1 Ultra」USB Type-Cになったし共通端子で使える機種が増えるのはウェルカム。

がしかしここでも「Xperia XZ Premium」ええわーと思うのは、USB3.0の高速転送(5Gbps)に対応してたり、内蔵ストレージが従来のeMMCからUFSになっているおかげで、データ転送が速いこと。

PCとAndroid端末を繋いだとき、いつも早くして!とイラつくことが多いだけに、フォルダやファイル表示のレスポンスは速くなってるわデータ転送速くなってるわでストレスかなり軽減。

ついでにQuick Charge 3.0に対応してるので充電も早い。

あとやっぱり電源ボタンで指紋認証に慣れると、ないのはメンドクサく思えるし、防水防塵もあるのがもう当たり前くらいに思っていて、IPX5/IPX8相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能があるのとないのとでは使えるシーンがまるで違ってくる。


今回、「Xperia XZ Premium」はNTTdocomoのモデルを買ったのだけれど、背面はお約束でdocomoロゴ。

あいかわらずメーカーロゴが押しのけられるのはガッカリだけど、docomoの高速回線を使えるなら致し方なし。

予定では、2017年8月からPREMIUM 4G(受信最大788Mbps/ 送信最大50Mbps)が使えるようになったら、これもかなり大きいアドバンテージ。

・PREMIUM 4G®

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てことで、「Xperia XZ Premium」は本体が大きくなるとパーツ分割から野暮ったくなりがちな外装処理もキレイにまとまっていて「Xperia XZ」のちょい大型化版って感じでメイン端末として超アリな感じ。

「Xperia XA1 Ultra」は、まぁ「Xperia XZ Premium」の価格約半分で楽しめる要素は大きいってことで、「開発者向けオプション」からDP調整して高密度化して遊んだりもできるし、あってもまぁいいかなと。


もうデジタル一眼カメラαとかサイバーショットで写真を撮って、「PlayMemories mobile」でXperiaに転送して、Instagram(連携してFacebook、Twitter)にアップで使うのはもう日々の使い方。

それがもう「Xperia XZ Premium」なら、ただSNSにアップって使い方だけじゃなくて、オリジナル画像を転送して、現地でとった生(JPEG)の画像を5.5インチ画面でチェックしたり、ピンチアウトして拡大して細かくピント面を確認したりといった使い方ができるようになってかなりツボ。

しかも、設定から、画質をsRGBの色域を利用する「プロフェッショナルモード」にしておけば、あさっての方向にズレてしまうような色味になってまるで参考にもならない画像じゃなくて、ほぼほぼオリジナルの色彩で視認できるというのもイイ。


これって他のスマホにはない「Xperia XZ Premium」のアドバンテージだなと思うし、思いの外動画コンテンツ観るのが楽しくなっちゃってかなりお気に入りになってしまった。

IFAでどんなのが出るか楽しみなような怖いような気もしつつ、うおまたすげぇ!みたいなXperia(たぶん5.2インチタイプ?)もふんわり期待してみよう。

<Xperia XZ Premium>
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<Xperia XZ >
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<Xperia X Compact>
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<Xperia X Performance>
・「Xperia X Performance」の実機をソニーストアで触ってきた雑感。
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・Z5と比べてわかったXperia X Performanceの魅力- ASCII.jp x デジタル

・強烈なノイズキャンセリングと周囲の音を操れる便利機能、そして高音質が最高に心地いい、毎日持ち歩きたいワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドホン「MDR-1000X」

・EXPANSYS(エクスパンシス)

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