「wena wrist(ウェナ リスト)」の現物をどうしても触りたくて、Sony’s Creative Loungeに行ってきた。

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・Sony Japan | ニュースリリース | ソニーの新規事業創出プログラムから「wena™ wrist」登場!「First Flight」で期間限定クラウドファンディング中

見た目はアナログ腕時計のデザインそのままに、バンド部にデジタルテクノロジーを融合させる「wear electronics naturally(自然に身につけられるテクノロジー)」という新しいコンセプトの「wena wrist(ウェナ リスト)」

登場するや否や、もうハートをガッチリ鷲掴みにされてしまい速攻支援ボタンをポチっとしたものの、一刻も早く現物を触ってみたくて「wena wrist」のタッチ&トライイベントに行ってきた。

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●Sony’s Creative Lounge

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「wena wrist」のタッチ&トライイベントの開催場所は、ソニー株式会社本社1Fにある「Sony’s Creative Lounge」。

IFA2015ではプレスされてすぐに現物を触れたようだけど、さすがにドイツ・ベルリンまでは行けず、国内では初めて触れるタイミングがココになる。

ここでは8月9月と毎週火曜日に、同じくプロジェクトで動き出している”スマートDIYキット「MESH™」のタッチ&トライイベントを開催してい て、今回「wena wrist」が新たに登場したことで、9月15日~18日という平日の4日間限定でタッチ&トライイベントを開催。

しかも時間が午後18:00から午後20:00という超ピ ンポイントなタイミングでしか触れないのでかなりレア。

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ちょうど、ソニー本社正面の入り口から入ると奥のほうにあって、いつもの厳格なイメージとは違って工房というか大学の研究室というかかなりライトな感覚の一室。

さすが試作機のお披露目という事もあって、自分らのほうに興味を持った一般人だけではなくて、中にはSONYの社員も人たちもたくさん来たりしていた様子。

実際に対応してくれるのも「wena wrist」の開発チームの人たちで、随分と和気藹々としている雰囲気。

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wena wrist(ウェナ リスト)のプロダクツと機能

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「wena wrist(ウェナ リスト)」は、ソニーの新しい試みとして始まった「新規事業創出プログラム(Seed Acceleration Program)」の1つとして、「First Flight」(ファースト・フライト)」でクラウドファンディングが開始されたもので、もうあっという間に目標額の1,000万円は突破してしまっていて、現時点で8,000万円にもなる勢い。

今年行われたIFA 2015でも、Trusted Reviewsというところから「Best of IFA 2015」が授与されるほどに注目を浴びている。

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「wena wrist(ウェナ リスト)」の現物とご対面。

今あるAndroidの「Smart wear」のようにフェイス部分に情報を表示するディスプレイがあるわけではなく、もう見た目はまさに昔からみてきた時計そのもの。

腕に巻かれる金属のバンド部分に、”電子マネー/おサイフケータイ”機能や、スマートフォンと連動して電話やメールの着信、SNSの更新を 光と振動でお知らせする”通知機能”、歩数や消費カロリーなど活動量計というログがとれる”ログ機能”の3つの機能を備えているというのだからいやこれはなかなか凄い。

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アナログ腕時計のスタイルを維持するために、バンド部にパーツ類を分散させて配置させて、一番大きなピース (駒) に基板やバイブ、アンテナといった基幹部品を載せて、他の2つのピースにバッテリーを搭載するという作り方で、防水機能(IPX5/IPX7)も備えてい るという事で、外観からは本当に単なるバンドにしかみえない。

Bluetooth 4.0に準拠していて、通信可能距離は約10m。。内蔵バッテリーで連続動作時間は約1週間持つというところからして、1日程度でバッテリー切れを起こしてしまうスマートウォッチよりも日常生活の時計として使えるというのもミソ。

充電時間は約1時間で、まだ現時点では完成してないものの、充電するときもバンドにクリップしてディスプレイできるような、所有欲をきちんと満たせるものを用意したいという話も聞けた。

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現時点で用意されているアプリは、iOSのみになるので、Android OSは非対応。

デモンストレーションも、iPhoneで行われていて、まずは”通知機能”

このアプリはとてもシンプルで、TwitterやFacebookなどで、通知を受けたらそれを転送して「wena wrist(ウェナ リスト)」がブルブルっと振動して、背面のバンド部のスキマから光でもお知らせしてくれる。

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アプリメンテもめちゃくちゃ簡単で、SNSに限らず、たとえは、特定の誰々から電話がかかってきたら、白, 赤, 青, 緑, 紫, 黄, 水色 (計 7 色) のカラーのいずれかを光らせて、かつバイブも選べるという感じ。基本iOSの通知にくるものであれば、どれでも設定できる。

金属プレートのバンド部に入った一筋のブラックのラインにその狭間からLEDが光る様子はかなり心のツボをつく。

バイブの震えもしっかり腕に伝わってくるし、最終的には強弱も選べたりもするらしい。

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それから、”ログ機能”は、バンド部に仕込まれたセンサーから情報を読み取って、アプリに自分の身長と体重、目標歩数を設定しておくことで、一日の歩数や消費カロリーなどを確認したり、目標達成度を確認したりができる。

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”電子マネー/おサイフケータイ”機能も、バンド部に FeliCa が内蔵されているので、手首を FeliCa リーダーにかざすだけでピコリン!と、そのままおサイフケータイ対応サービスを利用する事ができる。

この機能は、「おサイフリンク」アプリに完全に依存するもので、利用するサービスの初期設定やチャージ・残高照会がができるのがミソ。

要するに、あくまでもBluetoothで通信した「wena wrist(ウェナ リスト)」とアプリでの連携なので、ソフトウェアさえ開発する事ができれば、”通知機能”や”ログ機能”はAndroid OS版のアプリさえできれば連携できてしまうのだけど、根本的な話として「おサイフリンク」アプリがiOSにしか対応していないために、出荷時においてはiOS版のみ。

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「wena wrist」を欲しいという人の中にも大勢Androidユーザーがいるという事は、開発チームの皆さんも重々承知していて、展望的にはAndroid OSバージョンも出していきたい気持ちはあ。あくまでも限られた人数でやっているから、まずはしっかりとメインとなるアプリから進めて行こうという事だった。

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wena wrist(ウェナ リスト)の時計としてのデザイン

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まずはこのまったくもって近年のスマートウォッチから放たれるようなチャチさを感じさせない本格的な時計という存在感。

ヘッド部分は、シチズン製で、Chronograph(クロノグラフ)とThree Hands(3針)の2タイプ。

特にThree Hands モデルでは、文字板にかけてゆるやかにカーブした「すり鉢形状」にして、文字板を斜めから見たときでも見えやすいようにというコダワリが。

カラーバリエーションとしてステンレス製のSilver(シルバー)モデルと、 IP(イオンプレート)処理で表面にチタン化合物をコーティングてより傷のつきにくい高硬度なPremium Black(プレミアムブラック)の2色。

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やっぱりスマートウォッチみたいな軽さ(=チープ)はなく、この時計たるスタイルの金属の持つゴツさっぷりと重量感がステキ。

自分は手元に届くのが来年3月と早いSilver(シルバー)のThree Hands(3針)モデルを選んだけれど、全然安っぽさはなくて、充分フォーマルでも使える上品な高級感の在る感じ。

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けどやっぱりChronograph(クロノグラフ)のPremium Black(プレミアムブラック)の存在感はひときわで、この黒く渋くひかる輝きといい重厚感が相当にクールで、本来の機能とは別にわりきって、素でこの時計が欲しいと思えてしまって、追加購入したくなるほど。

Premium Black(プレミアムブラック)の発売が来年4月と1ヶ月遅いのは、 IP(イオンプレート)処理を施すという一手間に別途作業が加わることで、その分のタイムラグになるという事だった。

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あくまでも試作段階のモデルという事もあって、本体にはちょっと傷がつきやすい状態になっていたり、盤面の数字の色に関しても、Premium Black モデルが見えにくいといった指摘もあったとのことで、こういった部分は最終出荷モデルにむけてさらに調整を進めていくという事なのでそれもまた楽しみ。

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オマケに、ヘッド部をこれから先に別のオプションで出てくると嬉しいなという質問に対しても、例えば海外の時計ブランドメーカーとコラボレーションすることで、ヘッド部を時計メーカーが、そしてバンド部をSONYがという形で、ウェアラブル化し た時計が出来る事につても検討中だという事だった。

やろうと思えばバンド幅が22mmでできている事を考えれば、自力で別の時計のヘッド部と無理やりドッキングさせられなくもないよね?という超グレーな質問に対しても、無保証にはなるけれど出来なくはないですねーと返してくれるあたりが、あぁさすがだなーと思える解答っぷりに惚れた!

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ウェアラブルといえば、ヘッド部分にディスプレイがあって…というものを当たり前にしか想像できなくなっていたところに、バンド部に収めてしまうという発想が、なんちゃって時計の何ともいえないガッカリ感から解放されて、「wena wrist」は、完璧なまでにアナログ時計のデザインをしてそれを崩さない、むしろバンド部のスキマからLEDが光るギミックがまさにツボ!

ちなみに、10月7日から10日まで開催される「シーテックジャパン2015」でも出展するそうなので、「wena wrist」を触れるチャンスはまだあるとのこと。

もう見た瞬間から惚れ込んだ「wena wrist」は、実際に触ってみてもブレる事もなく、というよりももっともっと楽しみになって来て来年の3月がとっても待ち遠しい。

・テクノロジーをそこに「wena wrist」 ・ソニー、クラウドファンディングとEコマースを兼ねたサイト「First Flight」をオープン。

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