長野県安曇野にある「VAIOの里」と呼ばれるVAIO本社で工場見学してきたよ。

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みなさんゴールデンウィークいかがお過ごしかしら?僕はですね、4月30日は、長野県安曇野市にある「VAIOの里」と呼ばれるVAIO本社の工場見学に来ましたよ。新幹線で名古屋についてそこからは特急しなのに乗り換えて松本市で下車。そこからバスでVAIO本社に向かう途中、北アルプスの山々が連なる景色が目の前に飛び込んで来て、おおう、このビジュアルはあの幻の「VAIO Z」に刻まれた刻印そのものじゃないか!とこの時点でテンション上がり放題(*´Д`)ハァハァ

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「VAIOの里」は、過去にも何度か訪れた事はあったものの、一昨年(2013年)に行く機会があったのにもかかわらず、まさかのインフルエンザにかかって断念したり、去年は去年でVAIOそのものがなくなっちゃうかもしれない事態に追い込まれてしまったりと、行けるチャンスがなかっただけに、今回やっと来られてうれしいのったらありゃしない!

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本社内部の撮影はNGなので、VAIO本社の外観の画像を。そう、当然というか会社名は、VAIO株式会社になっているんだけれども、もともと掲げてあったVAIOロゴの看板たちは以前のまま。そして今回は、「VAIO Z」の出来上がる工程を見学させてもらいましたよ。

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VAIO meeting 2015の会場で、「VAIO Z」を分解して、一つ一つのパーツから、”高密度実装基板”の説明を聞いて、これは凄いぞ!と感動していたのがついこの前。けれど、今回のVAIO工場の見学をしてわかった事は、いや、これは単純に「こんなVAIOを作りたい」とコンセプトを掲げる事ができたとしても、じゃあそれを実際に量産するとなったら、いかにそれが大変なことかが本当によくわかる体験だったので、その雰囲気をレポートしてみよう。(画像はVAIO meeting 2015で撮影したもの。)

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●”高密度実装技術”と聞くのと実際にその様を見るのとでは大違い!

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まずは、「VAIO Z」の心臓部ともいえる「Z ENGINE」と呼ばれるメインボード(基板)の製造現場。

そもそも”高密度実装技術”と聞くと、そうか!基板を小さくする事ができたら、確かにそのぶん本体をより薄型化できたり軽量化できたりパフォーマンスにふれるよね!と単純に結果だけを評価してしまっていたけれど、いかにこれが想像を絶するほどに大変か。もう目の前で行われている作業を目の当たりにするともういろいろ衝撃的。

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よくPC本体を分解して、バラバラになったパーツの1つからメインボードを見ていると、そこですでに最終地点に辿り着いたぞ!くらいの勢いだったけれどそんなわけはなく。当たり前だけど、ここにいたるまでたんなる板上の基板に実際に無数にあるチップ類が付けられた状態で初めてここまでの完成形になるという事をすっかり忘れてしまっていた。

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板状の基板に0.3mmのチップをコンマ2mmの隙間で並ぶような配列を、正確にかつ高速にハンダと接着を流し込んで、その決まった特定の場所に全てのチップからCPUに至るまでをオートメーションで作り上げていく様はまさに圧巻!例えるなら、承太郎のスタープラチナの精密かつ高速な動きを見ているよう:(;゙゚’ω゚’):

もしも、その貼り付けるためのハンダの量が場所場所で均一にならなかったらそもそもの基板が歪んでしまい、そうするとギリギリまで追い詰めたボディに収まらなくなる可能性もあるので、ほんの誤差も許されないほどに正確さが問われるかがわかる。

しかもチップが基板に張り付いて接着が完了するまでの温度上昇から冷却するまでもすべてコントロールされていて、しかもすべて可視化されていて、どうった状況になっているかもきちんと管理チェックがされている。

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もうこの時点で、”高密度実装技術”で出来上がったメインボードスゲー!じゃなくて、”高密度実装技術”のメインボードを正確無比に作っていくこの工場のラインスゲー!に変わる。この実装基板の製造工程を見たら驚異でしかなくて、一つ一つの工程を見ながら感嘆の声が自然と出るほどで、もうどれだけ自分が浅はかだったか反省させられまくって、もう本当にごめんなさい(;◔ิд◔ิ)

しかもまだこれは実装基板のみの出来事。

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●職人技が織りなす人の手と、正確無比な精度のオートメーションのハイブリッド!

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「VAIO Z」のボディは、薄さ、軽さ、堅牢性、パフォーマンス、そして道具としての質感を全て成り立たせるために、アルミニウムカーボンの組み合わせで作られてるというのはうたわれているけれど、それを組み上げる技術も全てにおいて正確かつ精密。

 「VAIO Z」はパームレストは周辺のみならず、キーボードの部分にまでアルミ化して一体化して剛性を上げているというポイントはわかりやすいけれど、実は天板のアルミ板とヒンジ部をつなぐ接着技術という部分にも注目すべきで、ここでも接着剤の分量から、流し込む箇所、その接着剤の幅と高さ全てが計算されていてコンピューター管理で進められて、かつそこに貼り合わせる作業は人の手で行われてるとか、オートメーションの中にハンドメイド(手作業)のハイブリッドがこれまた凄い。

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しかも、そこの場所に携わる人たちは誰でもそこに立てるわけではなくて、きちんと訓練を経た人のみがハンドメイドとしての作業ができる資格を持っている人のみ。さらに、組み上げる作業とは別に、目視で100項目以上もチェックを行うという最終チェックをするところでも、その項目全てが体に染み付いているように、素人の自分たちでは何をやっているのかすらもわらかないレベルのスピードと正確さで行われている。もはや全ての人が神業に近い作業を目の前でこなしている。

組み込みできていく作業こそベルトコンベアにのっかって、サクサクっとくっついて出来ていくものだと思っていたけれど、ここでもイメージとはまるで違って、コンピューティングの正確無比さと、人の”目”と”手”を使う職人技の両方からできるオペレーションの合わせ技で作られているのかと驚かされる。

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パームレストとキートップ、パッドにいたるまでも、単純に組み上がっているわけではなくて、ほんの誤差から生じるズレで品質を貶める可能性があるものは全て排除されて、正確に進められて一つ一つの「VAIO Z」が出来上がっていっている。よくよく考えると、全て同じものを作っているんじゃなくて、それぞれがオーダーメードで違うスペックのオーダーシートから完成するまで管理されて最終的にパッケージングされている。

「VAIO Z」というひとつのWindows PCが確かにパフォーマンスの凄さとか、ロングバッテリーライフ、質感の良さというものは、すぐに伝わりやすい事だけれど、長く使っていての心地よさやクオリティは、こうしたところから生まれてくるものなんだねと。

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いや、本当にすごかった!凄いしか言ってないけど、マジですごかった!

製品が出来上がるまでを見てここまで感動するとは思わなかったというか、自分の考えが及ばない遥か小さい事まで管理して出来上がった品質、これが国産の、いや安曇野VAIOのクオリティなんだなと。

おじちゃん感動したっ!!!!!

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えぇ。最後に、満面の笑みで、「VAIOの里」の石碑の前で記念撮影。

えぇ、もう楽し過ぎて楽し過ぎてずっとにやけてましたよ(・∀・)

・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(開梱編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(外観編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(パフォーマンス編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(基本ベンチマークテスト編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(3Dグラフィックス系ベンチマーク編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(バッテリーライフ編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(過酷なバッテリーベンチマーク編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(冷却ファン音/発熱テスト編)

ダマされちゃいけない、MONSTER PCの名を持つ安曇野産「VAIO Z」の真実。
・ワタシ…、名前変わります…。「VAIO Prototype Tablet PC」から「VAIO Z canvas」へ。
・「My Sony Club」と「週アス(3/3号)」に、新VAIO Zの開発秘話たっぷり。

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MONSTER PC “VAIO Z” (13.3型ワイド)
ソニーストア販売価格:189,800円(税別)~

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