第8世代Coreプロセッサーを搭載したVAIO S11、スペシャルエディション「ALL BLACK EDITION」をレビュー(その2)


第8世代Coreプロセッサーを搭載したVAIO S11、スペシャルエディション「ALL BLACK EDITION」をレビュー(その1)
の続き。

モバイルPCのパフォーマンスを劇的にあげる第8世代Coreプロセッサーを搭載したVAIO S11VAIO S13

加えて、VAIO独自の「VAIO TruePerformance™」がどれだけの快適さに直結するのか、プロセッサーやストレージといったパフォーマンスをきちんと把握してみよう。

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●VAIO S11に搭載する第8世代 Coreプロセッサー(Kaby lake R)と「VAIO TruePerformance™」

 
VAIO S11VAIO S13に搭載されるプロセッサーは、最新のIntel製第8世代Core プロセッサー(Kaby lake R)

第6世代Coreプロセッサー(Skylake)から、第7世代Coreプロセッサー(Kaby Lake U)に変わり、製造プロセスルールの変更のみで電気効率がよくなったことでのバッテリー駆動時間の向上が主で、パフォーマンスは1割増し程度。

それに対して、第7世代Coreプロセッサー(Kaby Lake U)から第8世代Core プロセッサー(Kaby lake R)では、物理コアが2コアから4コアとなってパフォーマンスは一挙に40%も上昇

今回搭載できる最上位の「Core™ i7-8550U 」は、8MBのL3キャッシュメモリを搭載して、4コア/8スレッドに対応し、動作周波数は1.8GHzで、ターボ・ブースト時の最大周波数は4.0GHzにもなる。


また、第8世代Coreプロセッサーを搭載したモデルの場合、メインメモリーの転送速度を1866MT/sから2133MT/sへアップ。

メモリーは、最大で16GBまで搭載できる。

動画や画像編集などで大容量メモリーが必要となる場合でも十分に対応できる。


そして今回のキモは、VAIO独自の「VAIO TruePerformance™」

本来備わっているインテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0のアイドル時に負荷がかかる作業をすると、システムの放熱レベルを超えた電力で短時間動作させてパフォーマンスを一時的に上げるという機能。

これに「VAIO TruePerformance™」を利用することで、より長く高いパフォーマンスを持続できる。


具体的にそれが可能になった理由は実はシンプル。

インテル ターボ・ブースト・テクノロジーに対応するために電源を強化、CPUパッケージパワーのリミット値を調整、放熱用ヒートパイプの熱輸送力を約33%向上、放熱用フィンの熱交換効率を約10%向上、FAN回転数テーブルのチューニングにより放熱能力の向上といった、今までにも行ってきた放熱効率の地道な技術の集積により「VAIO TruePerformance™」が可能になっている。

第8世代Coreプロセッサーを搭載する代償として、質量は、サーマル部品の増加により10gほど重くなり、バッテリーの駆動時間はVAIO S11が約1時間から30分、VAIO S13が約30分ほど減少する。

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●ベンチマークテスト CINEBENCH R15での目に言える処理速度の違い。

VAIO S11同モデルの、第7世代Coreプロセッサー Core i5-7200U(2.50GHz)と、第8世代Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz)を並べて、ベンチマークテスト「CINEBENCH R15」のプロセッサーの性能を知る(CPU)を走らせて比較をしてみる。

※いずれも「VAIO設定」から「CPUとファン」の設定は「パフォーマンス優先」に。

ベンチマークテストの3Dのレンダリング作業にかかる所要時間を動画でみると一目瞭然。

第7世代Coreプロセッサー Core i5-7200U(2.50GHz)では、スコア:301cb、処理終了まで約2分12秒

第8世代Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz)+「VAIO TruePerformance™」では、スコア:610cb、処理終了まで約1分2秒

ダブルスコア超え。処理時間が半分以下。

参考までに、VAIO Pro 11に搭載する第4世代 Core i7-4510U(2.0GHz)では、スコア:220cb、処理終了まで約3分4秒

VAIO S11に搭載する第6世代 Core i7-6500U(2.5GHz)」のスコアが322cbと、処理終了まで約2分06秒


そしてもう一つ、第8世代Core プロセッサー(Kaby lake R)は、CPU内蔵グラフィックスとしてIntel UHD Glaphics 620を内蔵。

同じく、ベンチマークテスト「CINEBENCH R15」のグラフィックの性能を知る(OpenGL)を走らせて比較すると。

3Dのシーンを再生してその性能として1秒のフレーム(fps)を測定したもので、そのOpenGLのスコアは、第7世代Coreプロセッサー Core i5-7200U(2.50GHz)が44.88fps

第8世代Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz)+「VAIO TruePerformance™」では55.64fpsにまで上昇している。

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●体感速度に多大な影響を及ぼすストレージに第3世代ハイスピードSSDを搭載可能。


そしてもうひとつ、いまやモバイルPCでは当たり前になりつつあるストレージ、SSD。

VAIO S11VAIO S13のカスタマイズでは、SATA接続のSSDに加えて、第3世代ハイスピード/ハイスピードプロSSDを搭載する事ができる。

SATA SSDのスピードを遥かに超える、PCIeインターフェースを採用して、しかも第三世代に進化したことでさらに高速化。

電源OFFからの立ち上げも、アプリケーションの立ち上げも、データ転送も、超速レスポンスはいたるところの体感スピードに影響する。


ストレージの選択肢としては、SATA(Serial ATA 6 Gb/s)の「SSD 128GB」と「SSD 256GB」。

そして、PCle(Gen3 x 4レーン接続)対応の第3世代ハイスピードSSDを採用するTLCタイプの「SSD 約256GB」。

「SSD 512GB」、「SSD 1TB」は、第3世代ハイスピードプロSSDを採用するMLCタイプとなり、すべてで5パターンから選ぶ事になる。

<VAIO S11 (第3世代ハイスピード SSD)>

<前VAIO S11 (第2世代ハイスピード SSD)>
1130q

<VAIO Pro 11(SATA SSD)>
1215l

ストレージ用ベンチマークテストCrystalDiskMarkで、その爆速っぷりを確認。

※下の2つは、過去にCrystalDiskMarkで計測した結果のため、バージョンと検索結果項目が一部異なる点に注意。

いまとなっては、普通にみえてしまうSATA(Serial ATA 6 Gb/s)のSSDのスコア。

第2世代ハイスピード SSDのベンチマーク結果からシーケンシャルアクセスの読み込みと書き込みのスピードは非常に速くなっているのがわかるものの、第3世代ハイスピード SSDはそれをさらに上回るっている。

加えて、ランダムアクセス[4K Q32t1](ブロックサイズ4KiB 32個の命令を1本で処理)の読み書きスピードに注目して比較してみると、第3世代ハイスピード SSDのランダムアクセス性能の高さがわかる。

また、今回は計測できていないけれど、「SSD 512GB」、「SSD 1TB」の第3世代ハイスピードプロSSDではさなるスピードアップと、MLCによる耐久性向上という恩恵もある。

読み書きスピードの速さは、Windowsアップデート、ソフトウェアの起動、OSの起動/終了/再起動、データ転送などといった大きな動きから、細かな挙動に対しても顕著に高速になるので、明らかな体感速度に影響する。

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CINEBENCH R15の実際に8スレッドの処理スピードを見るだけでも第8世代Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz)+「VAIO TruePerformance™」のパフォーマンスの高さが今までとは段違いに高くなっているというのがよくわかる。

加えて、メモリーは16GBまで載せられるようになって、ストレージの第3世代ハイスピード SSDの体感速度のスピートは超高速。

明らかなパフォーマンスの向上は、現実の”時間”を節約してくれる。

仕事の待ち時間や移動時間、なにかしら行動している少しの合間に使おうとした時、より高速にストレスなく動いてくれるという事は、ひとつひとつの仕事を着実に前進させられる事になる。

返す返すも、type C(Thunderbolt 3)を搭載していれば、デスクトップ化する夢をつなげたのにと思ってしまう。

やっぱりここまでくると、VAIO Zを含め、ベンチマークの比較テストがやりたくなったので試してみよう。

次回へ続く。

・第8世代Coreプロセッサーを搭載したVAIO S11、スペシャルエディション「ALL BLACK EDITION」をレビュー(その3)

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・長野県安曇野にある「VAIOの里」と呼ばれるVAIO本社で工場見学してきたよ。

<VAIO S11(2015年モデル)>
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(プロローグ編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(外観と剛性、インターフェース編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ディスプレイ、LTEモデム編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(パフォーマンス編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ベンチマークテスト編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(番外編)
・VAIOとOn-Lap、出張先でもいつもと同じ環境を作ろう。最小の荷物でもツインディスプレイで作業を効率化。
・「VAIO S11」に搭載する”USB Type-C”の可能性。”USB Type-C”対応アクセサリーで拡張してみよう。

・「VAIO S11」に搭載するThunderbolt 3(USB Type-C)の可能性。拡張ボックス&外部グラフィックボードで、デスクトップ化してみる。(その1)
・「VAIO S11」に搭載するThunderbolt 3(USB Type-C)の可能性。拡張ボックス&外部グラフィックボードで、デスクトップ化してみる。(その2)

<VAIO Z(2016年モデル)>
・「VAIO Z」の選択肢として追加された NVMe対応 第3世代ハイスピードSSDの性能を、各世代SSDと比較してみる。
・「VAIO Z」のNVMe採用第3世代ハイスピードSSDの性能は実用としてのアドバンテージがあるのか?を探ってみる。
・「VAIO Z (VJZ1311)」を手順をおってわかりやすく分解解説。中身の構造もチェックしてみよう。
・「VAIO Z」のSSDを換装して、より高速により大容量にして快適にしてみる。

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