開放 F値1.2 の大口径単焦点レンズ GMaster FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」をソニーストアで触ってきたレビュー。(その2)


・開放 F値1.2 の大口径単焦点レンズ GMaster FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」をソニーストアで触ってきたレビュー。(その1)
の続き。

FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」のレンズ性能がどれほどのものか、短時間ながらもながらもソニーストア福岡天神の店内で試してみた。

あわせて、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」でも同シチュエーションで撮れたものについても参考までに掲載をしてみる。

・優れた表現力を小型軽量で実現 大口径標準単焦点レンズ Gマスター(TM)『FE 50mm F1.2 GM』発売 | プレスリリース | ソニー
・SEL50F12GM| デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

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FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GMの解像度テスト。

FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM F値:1.2


カメラ : α1
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」 焦点距離:50mm
絞り値:開放F1.2 

ソニーストア福岡天神の出入り口から少し出たところから、道路を挟んだ目の前にある建物を撮影。

開放絞りF1.2で撮影。

α1の撮影元データは約5000万画素(8640x5760)ではあるけれど、便宜上縮小(2000x1333)したもの。

※クリックすると別ウインドウで開きます。

こちらの画像を見る限り、開放F1.2でもエリア全体から非常に解像しているように見える。

以下は、さらに中央付近から周辺部のいくつかをクローズアップして確認したものを掲載。


①中央部付近


②周辺部


③周辺部


④周辺部

サンプルとして、建物の中央部付近に見えるマクドナルドのポスターを拡大したもの(①)

また、右上あたりに見える、周辺部分の看板を3箇所拡大したもの(②、③、④)。

非常に小さな部分を等倍以上に大きく拡大しているため、もはや粗しか見えないけれど、元画像ではもはや肉眼では確認できないほどの微細な文字までしっかりと解像していることがわかる。

周辺部については、通常絞ることでより解像し、開放では解像度は落ちるとされているけれど、それでもとても良好ではないかと思われる。

 

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参考までに、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」開放F1.4で撮影した画像データも掲載。

開放F値が異なるため、さらにFE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」F1.4に絞って撮影した画像データも同じく掲載するので比較してみてみるとおもしろい。

 

Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z F値:1.4


カメラ : α1
レンズ : Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」 焦点距離:50mm
絞り値:開放F1.4 

①中央部付近 ②周辺部
③周辺部 ④周辺部

 

FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM F値:1.4


カメラ : α1
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」 焦点距離:50mm
絞り値:F1.4 

①中央部付近 ②周辺部
③周辺部 ④周辺部

 

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FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GMの絞りによるボケ味の変化を確認。


FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」の絞り羽根は、G Masterレンズのほとんどのモデルに備わる11枚羽根の円形絞り

枚数が多くなることで高い円形比率で、絞った場合でもボケが丸いカタチを保てるのが特徴。

もちろん、球面収差を最適化した光学設計や製造時の球面収差調整が行われていたうえで、やわらかなボケ味ができる。


カメラ : α1
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」 焦点距離:50mm
絞り値:F1.2

手前のチューリップにフォーカスをあわせたさいに、天井にあるスポットライトの点光源のボケをみてみる。

画像中心にある点光源は真円を描くキレイな丸ボケ。

一方で、周辺部では、大口径レンズの宿命とも言うべきレモン型の点光源、いわゆる口径食が発生する。

 

絞り値:F1.4

絞り値:F1.8

絞り値:F2
 

そこで、F値を絞っていくことで、口径食が徐々に解消されていく。

わかりやすいところでは、この画像の左上に見える点光源はF2まで絞ることで口径食がなくなり丸い玉ボケになった。

ちゅうおう

ただし、よくみると左下のギリギリ端にあるうっすら光る点光源はまだ欠けが見える。

絞り値:F2.8

厳密には、F2.8まで絞ることで、端にある点光源まで円形になると言える。

一方で画像中心部にある点光源は、一般的には絞っていくごとに徐々に多角形になるものの、「SEL50F12GM」では、やわらかな玉ボケを維持しているのがわかる。

 

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参考として、FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」とで、同一シチュエーションで撮影した場合の点光源やボケ味の様子を比較。

「SEL50F12GM」の開放F1.2とF1.4の2パターンと、「SEL50F14Z」の開放1.4の画像。


カメラ : α1
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」 焦点距離:50mm
絞り値:F1.2 


カメラ : α1
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」 焦点距離:50mm
絞り値:F1.4 


カメラ : α1
レンズ : Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」 焦点距離:50mm
絞り値:開放F1.4 

「SEL50F12GM」の開放F1.2は周辺の口径食が目立つのですぐに判別がつくほど。

1/2段絞ってF1.4で撮影した画像と、「SEL50F14Z」の開放F1.4で撮影した画像とで比べてみる。

さすがにF1.2ではフォーカス面が薄く、前後のボケ量は非常に大きい。

また、周辺部にある点光源をみると、「SEL50F14Z」では光源の周囲に色がつくパープルフリンジが少し発生しているけれど、「SEL50F12GM」にはそれは抑えられているという差がわかる。

 

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FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GMの近接撮影テスト。


FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」の最短撮影距離は0.4m(最大撮影倍率:0.17倍)。

Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」の最短撮影距離は0.45m(最大撮影倍率:0.15倍)。

その5cmの差がどれくらいの画像の違いになるのかを比較してみる。


レンズ : FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」 焦点距離:50mm
最短撮影距離:0.4m


レンズ : Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」 焦点距離:50mm
最短撮影距離:0.45m

置物の小鳥の瞳にフォーカスをあわせて撮影。

最短撮影距離が5cm違うだけで、これほどまでに映る範囲が変わってくる。

他のレンズに比べると、最大撮影倍率は低いとはいえ、少しでもよれるほうが撮影のバリエーションが広がってくる。

 

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FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GMを自身のラインナップに加えたい。

Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」 FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」

開放F1.2というと、使うシーンはたしかに限られてくるし、多用すれば主題が曖昧になりがちだったり、光量の強い場所ではフィルターの必要性も出てくる。

オーバースペックじゃないか?と思えるけれど、新たな写欲を生むのは間違いない。


FE 35mm F1.4 GM 「SEL35F14GM」の登場は、Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA「SEL35F14Z」の大きさは収差の気になる部分を払拭したコンパクトなG Masterレンズというとてもわかりやすい導線があった。

けれど、FE 50 mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」の場合は、事情がちょっと異なる。

Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」には特にこれといった不満のあるレンズではないということ。

サイズ感は変わらず重さは全く同じなので、ほぼ運用としては変わらず、F1.2の大口径レンズをどう活かせるか?と悩んでしまいがち。


しかしながら、実際に使ってみると、「SEL50F12GM」を装着してもさほど負荷が大きくなることもなく、取り回しは全く気にならない。

そしてまず驚くのはAFの衝撃的な速さで、大口径レンズとか関係なしに激速。

「SEL50F14Z」で唯一モヤモヤしていた速い動態に対しての追従性が上がっているのは別次元といってもいい。

加えて、G Masterレンズらしい解像度の高さと、ボケ味のやわらかさと諸収差の少なさ、そして新コーティングのヌケの良さは爽快すぎるといっても良い。

実際に触って、撮りだめししてしまうと迷いが消える。

発売日が4月23日なので、今年の桜シーズンに間に合わないことが惜しいところだけれど、50mm単焦点の王道レンズとしてこれはぜひ欲しい。

 

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FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM、3月23日(火)10時から先行予約販売開始。


FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM
オープン価格
ソニーストア販売価格:279,400円(税込)
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

ソニーは、35mmフルサイズ対応 Eマウントレンズとして、焦点距離50mmの大口径標準単焦点レンズGマスターレンズ FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM4月23日に発売。

Eマウント専用レンズとして60本目のフルサイズ対応レンズとして39本目、G Masterレンズとしては13本目となる。

ソニーの最新レンズとなるFE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GMは、Gマスターならではの高い設計基準による解像性能と、美しくやわらかなぼけ描写を両立、開放F値1.2の浅い被写界深度の効果を最大限に引き出す優れた表現力を備えた小型軽量レンズ。

高推力のXD(eXtreme Dynamic)リニアモーターを搭載し、静止画・動画撮影の双方に適した、高速・高精度・高追従かつ静粛なオートフォーカスが可能。

最新の光学・メカニカル技術により、F1.2の大口径レンズながらコンパクトで軽量なデザイン。

 

 

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FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM作例


撮影サンプル
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM
焦点距離:50mm シャッター速度:1/250秒 絞り値:F1.2 
露出補正:±0.0EV ISO:100 


撮影サンプル
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM
焦点距離:50mm シャッター速度:1/5000秒 絞り値:F1.2 
露出補正:±0.0EV ISO:100 


撮影サンプル
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM
焦点距離:50mm シャッター速度:1/4000秒 絞り値:F1.2 
露出補正:±0.0EV ISO:100 


撮影サンプル
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM
焦点距離:50mm シャッター速度:1/800秒 絞り値:F1.2 
露出補正:±0.0EV ISO:100 


撮影サンプル
レンズ : FE 50 mm F1.2 GM SEL50F12GM
焦点距離:50mm シャッター速度:1.6秒 絞り値:F11 
露出補正:±0.0EV ISO:100 


他、撮影サンプルはこちら

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
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ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~20:00

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