独自OSで純粋な音楽プレーヤーという方向性をうちだしてきたウォークマンZXシリーズ「NW-ZX100」、外観レビュー。

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ハイレゾ音源対応モデルとして先に登場した「NW-ZX1」の実質的な後継モデルとなるのが「NW-ZX100」

ZXシリーズとしての最上位モデルは、引き続き音質を追求した「NW-ZX2」で、従来Android OSを採用していた「NW-ZX1」から独自OSになりコンパクトなモデルになった「NW-ZX100」を外観を含む内容にかけてレビューしてる。

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●“ウォークマン”「NW-ZX100」を開けてみよう。

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ブラックとホワイトのカラーに「NW-ZX100」がカラー印刷されたパッケージを開けると、しっかりとした厚みのある黒い化粧箱が現れ、その中から「NW-ZX100」の本体が収まっている。

本体を取り出すと、他に、スペーサー、WM-PORTキャップ、WM-PORT/USBケーブルと、取扱説明書などの紙類が入っている。ZXシリーズは、インナーイヤーヘッドホンは別売のため入っていない。

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●“ウォークマン”「NW-ZX100」の外観をチェックしよう。

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早速本体を手にとって外観から触ってみる。

「NW-ZX100」本体のディスプレイサイズは、3.0型(400×240ドット)に操作系のハードキーを備えた、ウォークマンA10/A20シリーズと同様のスタイルに。

タッチ操作メインだった4.0型を搭載する「NW-ZX1」のからすると画面は小さくなっているかわりに、全体を覆うボディの剛性と、手に持った時のずっしり感は、「NW-ZX2」に近い。

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「NW-ZX100」の基本骨格となるボディは、「NW-ZX2」同様に分厚い一枚の大きなアルミ合金から削り出したもので一つの塊としての剛性は非常に高い。ここのあたりからウォークマンA10/A20シリーズとは全く異なる事がわかる。

中身は見えないけれど、背面のシャーシ部分に、銅・金メッキを施したステンレス鋼板を重ね合わせて、シャーシとオーディオ基板との間の接触抵抗を最小化することで、ノイズを少なく安定して音質に貢献させている構造。

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「NW-ZX100」
の本体サイズは、
長さ120.1mm × 横幅54.4mm × 厚さ15.4mm (最薄部14.8mm)、
質量は約145g。

「NW-ZX1」の本体サイズは、
長さ122.8mm × 横幅60.7mm × 厚さ15.3mm (最薄部9.8mm)、
質量は約139g。

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 「NW-ZX1」「NW-ZX100」を比べると、ディスプレイが小さくなったので極端に小さくなったかというとそうではなく、横幅は短くなったものの、鋭角的なデザインから厚みのあるボディになっっている。重さも6gほど増しているけれど、側面がラウンド形状なので手に持つにはわりとしっくりくる。

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「NW-ZX2」を含めて並べると、その巨大さは一目瞭然。

「NW-ZX2」の本体サイズは、
長さ130.4mm × 横幅64.7mm × 厚さ16.2mm (最薄部14.0mm)で、
質量は約235g。

確かに並べてみると、「NW-ZX100」は、「NW-ZX2」のデザインとしても弟分という風に見える。

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中身の話になるけれど、プリント基板のVIA部分を銅メッキで穴埋めする「フィルドビア(Filled VIA)構造」で、電源の安定とインピーダンスを低減したり、ハイエンドオーディオ用の「高純度無鉛高音質はんだ」を採用して、ウォークマンA10シリーズのものよりも金属結晶の品質をさらに高めたり、メイン基板や金属部品を固定するビスには、導電性を有するビス(カスタム品)を採用するなど、そのコダワリは「NW-ZX2」譲り。

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フルデジタルアンプ「S-Master HX」のL/R正負独立4電源に、周波数特性が良くノイズの少ない電気を供給できる「OS-CON」を、3基のチャージポンプ電源にも「OS-CON」を搭載。そのフライングコンデンサーにはフィルムコンデンサーを採用したりと、中身の構造がとても贅沢。

で、何がビックリするかって、付属の解説書に、本体で100時間エージングしてねという注釈が載っているという事。確かに「NW-ZX2」のwebのインタビューページににそういったうんちくが載っていたけれど、こうしてしっかりと印刷されているのが驚き。

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 他にも、「NW-ZX1」では48kHz系のクロックだけだったものから、44.1kHz系専用のクロックを追加して、ハイレゾ音源だけでなくてCDも良い音で、DSDのリニアPCM変換(44.1kHzの倍数の176.4kHz)した音も高音質化させる計らいがある。

「NW-ZX1」の特徴となっていた、電気部品を内包するアンプブロックが収まっている背面の極端な膨らみは、「NW-ZX100」では厚みが増したた事もあって、背面の隆起は少なくなっている。

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背面に採用されているラバーグリップは、さらに凹凸はより細かく浅いものになりながら、しっかりと指掛かりのあるグリップ感もあるし、高い質感もあって所有欲がかなり満たされる。

「NW-ZX1」には内蔵のモノラルスピーカーが入ってたけれど、「NW-ZX100」では省かれている。本体だけで音声を確認できるには内蔵スピーカーがあれば便利だったけれど、音質を重視するならここは外すのは正解かなと。

NFCも当然搭載されていて、NFC対応のワイヤレスヘッドホンやイヤホンとつなぐときには触れてピコリンとすれば簡単に接続できる。

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とはいえ、背面はまっ平らではないので、ポータブルアンプに装着する場合に平行にするためのラバー製のスペーサーが付属。

もうひとつ、隙間からホコリが入らないようにするため保護する「WM-PORTキャップ」も付いているのだけど、「NW-ZX2」用のものはWM-PORTの開口部分とヘッドホンとジャックの両方を塞ぐタイプだったのに対して、なぜか「NW-ZX100」用はWM-PORTのみになっている。

あれ、これだと速攻なくしてしまいそうなので、「NW-ZX2」用のままがよかったのだけど。

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「NW-ZX100」は、非Android OSになったので、操作系はすべてハードウェアキーで行うオーソドックスな音楽プレーヤー(ウォークマン)スタイルになった。

再生/停止、曲送り/曲戻しといったオペレーションは、前面にあるプレート状になったパネルを上下左右に押し込めるようになっていて、中央にメインボタン、その上の左右にあるHOME(BACK)、POWER(OPTION)ボタンで操作できる。

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側面にあるのは、音量±の物理ボタンと、ホールドスイッチ。音量は突起があるほうが+ボタンと視認しなくてもわかるようになっている。

タッチパネル操作の場合だと、どうしても鞄とか胸ポケットに入れたまま手探りで操作しようと思っても難しい場合があるけれど、物理キーで誤操作なく調整できるというのは非常にありがたい。

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ヘッドホンジャックは、円筒形の真ちゅう切削パーツで固定。

基板とヘッドホンジャックは低抵抗の太いケーブル(OFCケーブル)で接続して、出力素子に高音質部品を使用している。

ヘッドホンの最大出力(JEITA 16Ω/mW)は、15mW+15mW。

底面にあるWM-PORTはデジタルオーディオ出力に対応しているので、さらにポータブルヘッドホンアンプと接続して、さらなるリッチなプレミアムサウンドを堪能する事もできる。

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非常にありがたいのが、MicroSDカードスロット。

内蔵メモリーは128GBあるのでこれでも十分な容量はあるのだけど、「NW-ZX1」の時もハイレゾ音源をどんどん入れているとあっという間に足りなくなってしったので、最大128GBのMicro SDカードを併用して最大で256GBの運用ができるというのは嬉しい。

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●別売の「NW-ZX100」用のレザーケース。

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それから、「NW-ZX100」を、傷や汚れから守るためのレザーケース(別売)。

日本製の天然皮革(牛革)を採用して、その天然素材の特徴をそのまま活かして、使うほどに革の表面は艶や風合いが増してくるのが最大の特徴。

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カバー付きなので、ディスプレイもしっかり保護しながら、ケースの側面にある、音量±ボタンやホールドスイッチ、microSDカードスロット部分はくり抜かれていて、ケースに入れたままでも操作できる。

下面も空いているので、ケースに入ったままで、イヤホンジャックはもちろん、WMポートやストラップホールには直接利用できる。シンプルながら実用性のある作りになっているのは良いところ。

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 ソニーストアでは「NW-ZX100」専用の限定モデルとして、「ソメスサドル」製のZX100専用オリジナルケースも用意する。

1964年創業の日本屈指の馬具メーカー「ソメスサドル」の作製するレザーケース。

レザー素材として牛革を採用してそのナチュラルな手触りを活かしながら、丁寧なステッチの入る縫製でオーソドックスながらも質実剛健。

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内側にはボンセーヌ生地を採用して、本体を優しく保護する。

本体をケースにそのまま滑りこませて、その上からベルトを通すというシンプルシンプルながらも所有欲を大きく満たしてくれるケース。

ケースに入れたままでも、イヤホンジャックやストラップホールはそのまま使用できるものの、側面の音量ボタンやホールドスイッチにはアクセスできないので、実質的な操作はケースから出し入れする必要がある。

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カラーリングとしては、キャメルとグリーンの2色展開。

金額は高めで、単品通常価格:27,800円(税別)。「NW-ZX100」と同時購入する場合に限って4,000円安く購入できるので、もしも購入するなら一緒に買ったほうがオススメ。

ソニーストア銀座・名古屋・大阪で、現物を展示しているので、興味があれば実際に手にとってみてみたほうが良い。

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続いて、非Andoroid OSになった操作感などを次にレビューしてみよう。

 ・お気に入りのカラーだと猛烈に持ち歩きたくなる「ウォークマンA20シリーズ」外観レビュー。
・快適リスニングとデザイン性を両立させたヘッドホン新シリーズ「h.ear」のインパクトがそうとう凄かった。

・“ウォークマン”「NW-ZX2」がやってきたので、まずは外観を中心にチェックしてみよう。
・ソニーストア大阪で、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX2」を触ってきた雑感(前編)
・ソニーストア大阪で、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX2」を触ってきた雑感(後編)
・ハイレゾ対応ウォークマンの最上位モデル「NW-ZX2」を、2015年2月14日から発売。

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