デジタル一眼カメラ α7RIV レビュー(その1)α7IIIシリーズからどこが改善されたのか外観をチェック。触ると実感するカメラの道具としての良好な操作フィーリング。


有効6100万画素という超高画素のインパクトも凄いけれど、まず何よりもαシリーズ フルサイズで一番最初に第4世代と言われるステージに突入したのがα7RIV

もしかしたら近い将来出てくるかもしれないα9II(仮)α7IV(仮)の指針にもなるべき先陣を切ったモデルとも言って良くて、余計にテンションがあがる。

書くことが多すぎるので、まずは開梱してから外観のチェックという初歩の部分からレビューしてみる。

・α(TM)史上最高の解像性能と階調性を実現、有効約6100万画素フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7R IV』発売 | プレスリリース | ソニー
・α7R IV | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
・先行展示情報(ソニーストア直営店)
・α7R III 撮影サンプル

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●第4世代のステージに一番乗りしたフルサイズミラーレスカメラα7RIV ( ILCE-7RM4 )


中身の構成は、デジタル一眼カメラα7RIV本体と、リチャージャブルバッテリーパック「NP-FZ100」バッテリーチャージャー「BC-QZ1」、電源コード、ケーブルプロテクター、USB Type-Cケーブル、ショルダーストラップ(α7RIV)、そして取説類。

ボディキャップ、アクセサリーシューキャップ、アイピースカップは本体に装着されている。

バッテリーを直接充電できるバッテリーチャージャーがあるので、本体を直接充電する用のACアダプター「AC-UUD12」といったものが付属していない。

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●お約束で、4世代の歴代ボディを比較してみる。


ソニーのEマウントカメラも最初のフルサイズモデルとなるα7が出てきたのが2013年11月。

この6年の間に改良を重ねて、現在のα7RIVにまで到達。

α7RIVボディ
外形寸法 : 約128.9(幅) x 96.4(高さ) x 67.3~77.5(奥行き)mm
質量 : 約580g(ボディのみ)、約665g(バッテリーとメモリー含む)

α7III ボディ
外形寸法 : 約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 62.7~73.7(奥行き)mm
質量 : 約565g(ボディのみ)、約650g(バッテリーとメモリー含む)

α7SIIボディ
外形寸法 : 約126.9(幅) x 95.7(高さ) x 60.3(奥行き)mm
質量 : 約584g(ボディのみ)、約627g(バッテリーとメモリー含む)

α7ボディ
外形寸法: 約126.9(幅) x 94.4(高さ) x 48.2(奥行き)mm
質量 : 約416g(ボディのみ)、約474g(バッテリーとメモリー含む)

 
フルサイズボディを外形寸法するだけでもその変遷がわかる。

35mmフルサイズのセンサーを備えた初代のα7はコンパクトさを保っていてカジュアルな使い勝手といった雰囲気だったものから、手ぶれ補正を搭載してグリップを改良した2代目α7Ⅱシリーズ

ボディサイズをキープしたまま大容量バッテリーを載せてグリップ部がさらに深くなったα9およびα7IIIシリーズ。

そしてα7RIVについてはさらに全方位に少し大きく質量も増加しているけれど、目に見えない性能と剛性はびっくりするくらいに上がっていて、カメラの道具としては突き詰めるところまで来ている。

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大口径レンズも望遠レンズも安定して持ちやすさが向上したグリップ


基本的なデザインはそのままに、一番変化のインパクトがあるのがグリップ部分。

α7IIシリーズからα7IIIシリーズへと変わったときは、ボディサイズは同じままでグリップ部分のみが約2.4mm深くなっいて、随分と持ちやすくなったけれど、α7RIVはさらに大きく。


左がα7RIV、右はα7III

グリップは約3.8mmほど深くなって、横から見ると数値以上に大きくなっていることがわかる。

しかもグリップのタテの長さが拡張されたことと、グリップ形状についても中指が凹んだ位置から薬指と小指へと傾斜していることもあって、小指含めてしっかりと握れるようになった。


まず、自分の手の大きさは比較的おおきいほうだ思うけれどかなりしっかり握れている。

しかも今まではα7III ですらグリップを掴んだ指が余って返した指がボディに当たるくらいだったけれど、α7RIVでは余裕でグリップのみを握れてかつ装着したとなりのレンズにも干渉しない。


皆がこのグリップを好むかどうかは別として、最近の巨大化するGMasterレンズや重くて長い望遠レンズを装着しているときっちり支えられるというのは重要だし、長い時間撮影していても負荷が抑えられる。

ただし、逆にこれだけ大きくなると、アクセサリーとしてのボディスーツやプレート類を装着するとさらに巨大化に向かうのは覚悟しよう。

もうすぐAマウントボディとカブりそうな勢いというか原点回帰というかもうそんな感じ。

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●カメラという道具としての操作フィーリングの改善。


それから触るとびっくりするほど改良されている物理系のボタン類。

シャッターボタンは、グリップが巨大化したことでシャッターボタン&電源スイッチ自体が前方側にナナメに傾斜。

グリップをしっかり握った状態から自然なかたちで人差し指を載せてシャッターボタンを押せる。


それから随分と変わるのがシャッターボタンの音。

甲高い金属音と押した感のあるα7III と違って、カシュッという低くて静かな音。

子気味の良いシャッター音ではないので、人によっては物足りない?押し甲斐のない?というような不満もあるかもしれない。

けれど、音が静かということはそれだけシャッターショックによるブレに直結する振動が皆無ということでこれはプラスでしかない。

しかも、周囲に迷惑をかけてしまうようなシチュエーションでサイレントシャッターを使わずとも、静かにシャッターを連射できるというのもメリット。


後ダイヤルは、本体の一部からのぞいていたものから上部に配置へと変更に。

特定のいちから回せないということがなく、スムーズに操作できる。

ただしかなりアタリが柔らかいというかスルスルといった感じでもうちょっとクリック感があっても良かったんじゃと思える。

露出ダイヤルにロックボタンが追加。

押すたびににロックまたはロック解除という機構で不意の動作を防ぎたい場合には便利。


頻繁に使うであろうAF-ONボタンは、その形状を平たく大きくして、クリック感と配置を調整。

カスタムキーから頻繁に使うであろう機能を割り当てておくと、確実かつ瞬時に押せる。


マルチセレクターも、まるまる形状を変更。

面の質感を変更してボタン操作性を強化して、8方向に押したときの応答性もよくなっていて確実にコントロールできるようになった。

逆にα7III に戻って触るとマルチセレクターのボタンがチクチクささるので、テクスチャになったマルチセレクターのほうが操作性は上がる。


他のボタン類にしても、ボディから一段飛び出している形状にかわってしっかりと押し心地のあるボタン

背面に配置してあるボタン類は、その配置や形状の違いもあって、ファインダーをのぞいたままでも直感的に操作できる。

ただし、ボタンの飛び出し量が多いせいか、見た目にちょっとチープに感じるところもある。


マルチインターフェースシューは、見た目変わってないけれど新たにデジタルオーディオインターフェースを追加。

新しく発売されるショットガンマイクロホン「ECM-B1M」XLRアダプターキット「XLR-K3M」を使うと、音声をデジタル信号のままにカメラに伝送して劣化の少ない高音質な録音が可能になる。

後日試してみる予定。

ちなみに背面にあるα7RIVロゴについては、ボディ形状が変わったこともあって背面から上の面に変更になっている。

・α7RIV 専用の周辺機器として、縦位置グリップ「VG-C4EM」、ショットガンマイクロホン「ECM-B1M」を9月6日に、XLRアダプターキット「XLR-K3M」を10月下旬に発売。

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●改善されたインターフェースとより防塵防滴性を重視したボディまわり。


トップカバー、フロントカバー、内部フレーム、リアカバーに軽量で高剛性のマグネシウム合金を採用。

カメラの堅牢性をもたせつつ軽量性を維持。

そして、α7III シリーズと比較して、より高い防塵・防滴に配慮した構造になっている。

レンズマウント部分の剛性はそのままに、レンズロックボタンの形状が変更されたり、マウント周囲にクッションを追加してレンズを装着していても、ゴミや水滴といった侵入を防止。


インターフェースについては、α7III シリーズから大きく改善。

メモリーカードスロットの開閉部については、ロックレバー式のヒンジ軸から二重フタ構造のスライド機構に変更。

横にスライドしてガッチリとはめる方式となっていて、もちろん不意に開いてしまうこともなく、不意に水が入ってしまったりすることもない。


メモリーカードのデュアルスロットは、ついにメモリースティック対応をやめて、SDカードのみとなってスロット1/スロット2どちらも書き込み時間を短縮できるUHS-II対応に。

SDカードの向きは背面を向けて入れるという仕様は変わっていないけれど、物理的に差し込むスロット1が上、スロット2が下とわかりやすくなった。

しかも、メニュー画面上でも上下の整合性がとれている。

ちなみに、従来モデルと併用して使っていて混乱してしまう!といったことが回避できるように、設定で上下の変更もできるようになっている。

 
左側面の端子は、シンクロターミナル、マイク端子、ヘッドホン端子、HDMIマイクロ端子、USB Type-C端子、マルチ/マイクロUSB端子というのはα7RIIIと共通。

USB Type-C端子は、SuperSpeed USB(USB 3.2 Gen 1)対応 となったことで、大容量のファイルもより高速転送できる。


α7RIVでは、端子の開閉フタが改良されパッキンがついたうえに、端子部の周囲に段差がつくなどして防塵防滴性を高めている。

そしてなんといってもも端子カバーが一定方向に開く仕様に変更。

カバーを開けると、ブラブラと下方向に下がって端子を塞ぐ、α7III シリーズ

特にいちばん下にあるmicroUSB端子は、開いた端子カバーが本体と床面にひっかかったり逃げ道がなくてケーブルがさしにくかったりとストレスMAXだっただけに圧倒的に使い勝手がよくなった。

 
バッテリーは、大容量2280mAhのインフォリチウム機能対応の高容量リチャージャブルバッテリーパック「NP-FZ100」

α7RIV ・・・ Zシリーズバッテリー「NP-FZ100」
静止画撮影可能枚数 : ファインダー使用時:約 530 枚、液晶モニター使用時:約 670 枚
実動画撮影時 : ファインダー使用時:約 90 分、液晶モニター使用時:約 105 分
連続動画撮影時 : ファインダー使用時:約 160 分、液晶モニター使用時:約 170 分

α7RIII ・・・ Zシリーズバッテリー「NP-FZ100」
静止画撮影可能枚数 : ファインダー使用時:約 530 枚、液晶モニター使用時:約 650 枚
実動画撮影時 : ファインダー使用時:約 100 分、液晶モニター使用時:約 115 分
連続動画撮影時 : ファインダー使用時:約 180 分、液晶モニター使用時:約 190 分

α7RIVは6100万画素と高画素化したにもかかわらず、α7RIIIと同じバッテリー駆動時間をほぼ保っているのがミソ。

高画素が足をひっぱらない。


縦位置グリップを装着するときに外すことになる底フタは、α7III シリーズはスライド式のスイッチだったものから、α7RIVでは開閉する根本の軸となる部分がバネスイッチに変更。

付け外しは以前のほうがやりやすかったけれど、これは水やホコリの侵入経路を防ぐための措置。


バッテリーカバーにシーリング構造が採用されて、今までにあった電源コードを逃がすためにあった小さな四角いラバーの逃し口もなくして、防滴防塵を優先している。

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パッとみた感覚だとグリップが大きくなっただけかと思いきや、外回りのハードウェア部分だけでもα7III シリーズから大きく変わったところが随所にみられるα7RIV

ただし正直なところ、画素数の大きいことにあわせて、ボディが巨大化したことで、オーバースペック感を感じはじめるラインにきていることも否めないのは確かで、そういった場合にはまだ余裕でα7RIIIがベストな選択肢になる場合も多々ある。

それを踏まえて。

まだ使用回数は少ないけれど、操作系のフィーリングはかなりよくなっていて、今までの何でやねん!というツッコミどころは随所に改善されていて納得。

使えば使うほどにこっちに慣れてしまうと、α7III シリーズを使ったときのギャップが物凄いことになってくる。

GMasterを代表する大型レンズを装着した状態でのα7RIVの取り回しは、圧倒的に楽になった。

最初は外観レビューでお茶を濁してしまったけれど、次期フルサイズのボディは全てα7RIVに準拠すると思われるので細かくチェックしてみた。

また使い込みつつ次回レビューへ続く。

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α7RIVをソニーストアで触ってきたレビューの動画(1時間31分~)>
2019年9月7日(土)ライブ配信の録画。

・「IFA2019でXperia 5やウォークマン発表、α7RIVレビュー、α6600とレンズをソニーストアで触ってきた感想 etc」”ソニーが基本的に好き。Live”(2019年9月7日配信)

α7RIVをソニーストアで触ってきたレビューの動画(21分~)>
2019年7月20日(土)ライブ配信の録画。

・「α7R IV をソニーストアで触ってきたレビュー、VAIO SX12&勝色モデルお披露目 etc」”ソニーが基本的に好き。Live”(2019年7月20日配信)

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●有効6100万画素の超高解像度と高画質を持つα7R IV


『α7RIV』 ボディ ILCE-7RM4
ソニーストア販売価格:399,000円+税
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


●αあんしんプログラム
αオーナー向けの「あんしん・快適な」サービス
「レンズ長期保証優待」、「αメンテナンス最大50%OFF」、「下取りサービス増額

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●はじめてソニーストアを利用するときも先にMy Sony ID登録しよう

まだ一度もソニーストアを利用したことがないという場合でも、My Sony IDを新規登録すると、すぐに利用できるソニーストア割引クーポン(10%OFF)をもらうこともできる。

その後、お買い物条件に応じて年に2回オイシイクーポンがもらえるので、ぜひ利用しよう。

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
 ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。 
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 札幌 
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 名古屋 
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 大阪 
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階 
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ソニーストア 福岡天神 
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS 
営業時間:11:00~20:00

 

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