デジタル一眼カメラ α7III レビュー(その1)実機を触りながら、α7RIIIやα9との違いを調べてみる。


衝撃のα9の登場からα7R IIIに続いて、ついに登場したα7III

α7IIIを手にしたら撮影に持っていくのはもちろんだけど、α9α7R IIIとどこが違ってどこが違わないのか全力で知りたくなるのが人の常。

どうしてもお約束として外観から比較したくなるので、開梱しながら比べてみる。

α7R IIIとの共通ポイントは赤文字α9との共通ポイントは青文字α7III独自のポイントは緑文字で掲載。

・発売直前、CP+2018ソニーブースで試してきたデジタル一眼カメラ α7IIIをレビュー。これから先、撮る思い出も記録も、妥協しない失敗しないものにするミラーレスカメラ。
・ベーシックの基準がどう考えてもおかしいα7III。α7IIからの進化点、α9、α7RIIIとの共通点や細かい相違点を比較。(追記)

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●α7IIIとα7RIIIの内容物の違いをチェックしよう。

α7III

パッケージを開封してみると、中身は、デジタル一眼カメラα7III本体と、リチャージャブルバッテリーパック「NP-FZ100」、microUSBケーブル、ACアダプター「AC-UUD12」、ショルダーストラップ(α7)、ボディキャップ、アクセサリーシューキャップ、アイピースカップ、そして取説類。

α9α7R IIIに、同梱しているバッテリーチャージャー(BC-QZ1)が入ってない。

α7R III

ちなみに、α7R IIIの中身は本体の他に、電源コード、リチャージャブルバッテリーパック「NP-FZ100」、ケーブルプロテクター、、バッテリーチャージャー「BC-QZ1」、ショルダーストラップ(α7)、ボディキャップ、アクセサリーシューキャップ、アイピースカップ、USB Type-Cケーブル、そして取説類。


ズバリ、α7R IIIα7IIIにないものは、バッテリーチャージャー「BC-QZ1」、電源コード、ケーブルプロテクター。USB Type-Cケーブル。

ケーブルプロテクターは、スタジオ撮影などでケーブルをカメラ本体に挿しっぱなしにする時に、不意に抜けるのを防ぐためのもの。

α7R IIIの本体側面にはケーブルプロテクターを装着するためのネジ穴が、α7IIIにはないので、仮にケーブルプロテクターを手に入れても装着できない点には注意。

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●α7IIIでのバッテリー充電考察。本体充電microUSBとUSB type-Cとの違いはあるのか?


ということで、α7IIIは、microUSBケーブルを経由して本体充電がデフォルトになっているのでまずは基本の充電から。

本体で充電できることは基本ありがたい事なんだけれども、microUSBを接続しているときに、外装カバーがうまく逃しきらなくていつかとれてしまうんじゃないか?という心配があるのはα9α7R IIIも同じ。

そのちょうど上にあるUSB type-Cであれば干渉しないので、別途用意してでも変えたくなる。

<microUSB端子から充電した場合>

そこで気になるのが、本体で充電する場合どの程度で充電できるかという事。

付属しているmicroUSBケーブルとACアダプター「AC-UUD12」で充電する場合の電流をチェックしてみると、1.5Aで充電している模様。

α7IIでは、0.5Aでしか充電していなかったのでそれよりも充電効率は良い。

<USB type-C端子から充電した場合>

別途用意したUSB type-Cに接続した場合も調べてみると、同じく1.5Aで充電していた事からすると、microUSBとUSB type-Cでの充電時間に差はないと思われる。

先にも書いたように、USB type-C端子の位置のほうがカバーと干渉しないということや、仮に旅行や出張で出かけたさいに手持ちのスマートフォンがUSB type-Cであれば共通して使えて荷物を少しでも減らせるというメリットもある。

<ACアダプターの差込口の違いによる電流値の違い>
 
注意するべき点としては、市販のケーブルやACアダプターを利用する場合。

ACアダプターの差込口の違いで電流値が違う場合もあれば、中には特定のケーブルやACアダプターによっては、充電途中に電流値が落ちるというトラップにハマってしまう場合もある。

特にUSB type-Cまわりで多い印象。

その場合は純正を使うか、もしくはしっかりしたACアダプターやケーブルをチョイスしよう。


とはいえ電池容量が2280mAhと大きくなった大きくなったZシリーズバッテリー「NP-FZ100」を、本体充電すると満充電にかかる時間は5時間を要してしまう。

寝ている間に充電しておこうくらいの使い方であれば全く問題ないものの、その日にすぐ使いたい場合や複数のバッテリーを使いたい場合にはさすがに本体充電だと心もとない。

その場合には、専用のリチャージャブルバッテリーチャージャー「BC-QZ1」を別途買ったほうが良い。

Zシリーズバッテリー「NP-FZ100」のバッテリーを2時間で90%を充電できる急速充電で、残り30分充電すると(全体で約150分)満充電できる。

他に、4コ同時に充電できる外付けマルチバッテリーアダプターキット「NPA-MQZ1K」という選択肢もある。

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●α7IIIとα7RIIIとの外観とシャッターフィーリングの違い。


ボディ全体は、大きく改善されたα9α7R IIIのデザインと基本同じ形状。

グリップ部は握りが深くなってかつ形状もかわって右手全体にフィットするだけでなく、大型のレンズを装着した時でも前に傾きにくくなって手首の負担が減っている。

カメラ本体の上部の右サイドには、シャッターボタン、モードダイヤル、露出補正ダイヤル、前後のダイヤル、カスタムボタン(C1、C2)。

α7III                    α7R III

外観で異なるのは、モードダイヤルが、α7R IIIでは金属の削りだしに中央ロック機構があったものが、α7IIIでは樹脂になり中央のロック機構がないこと。

モードダイヤルに登録できるポジションの数も3つと2つの違いもある。

α7III                    α7R III

そして、パッと見ただけではわからないものの、触るとわかる背面のボディの材質の違い。

α7R IIIのボディは、トップカバー、フロントカバー、内部フレーム、リヤカバー全てに軽量で剛性の高いマグネシウム合金を採用しているのに対して、α7IIIは、トップカバー、フロントカバー、内部フレームは同じくマグネシウム合金だけれど、背面パーツは強化プラスチック

あくまでも、α7R IIIα9を触りなれている人に気づくというポイントであって、α7IIからすると全く遜色のない部分でもある。

何よりも違いを感じるのは、α7IIIのシャッター音。

ずいぶんと大きくてシャッターを押したぞ感アピールが強調されていて、そのついでにショックが伝わってくる感覚もある。

シャッターボタンのストロークもα7R IIIα9に比べると深い。

α7IIIのシャッターユニットはまったく新しいものが採用されていて、α7IIのレリーズ耐久性10万回(推測)からレリーズ耐久性は20万回へ。

α7R IIIα9に採用されているものは低振動メカシャッターでレリーズ耐久性は50万回

耐久性の回数というよりも、”低振動”か否かの違いが大きくシャッター音にかかわっている事のように思える。


シャッター音自体は好みの違いもあって良いと思う人もいれば、他の機種の音のほうが好きというのもあるかもしれない。

ポートレート撮影などではハッキリ聞こえるシャッター音のほうがリズムがとりやすいというメリットもありながら、個人的には公共の場であまり音を立てたくない場所では逆にもうちょっと静かなほうが良いと思う事もある。

だからこその無音で撮影できる”サイレントシャッター”の出番!と言いたいところだけれど、室内の撮影環境によっては電子シャッターがゆえのフリッカーが発生してしまうことがあるので、悩ましい。

フリッカーレス撮影はメカシャッター時に限られる。

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●α7IIIとα7RIIIとのファインダー・液晶モニターの違い。


ファインダーの総ドット数はα7IIと同じく、約236万画素 XGA OLED Tru-Finder。

α7R IIIα9に備わっている約369万画素 Quad-VGA OLED Tru-Finderの精細さにはおよばない。

ただしファインダー倍率は、0.71から0.78倍へと大きくなっている。

<撮影時(ファインダー内をマクロレンズで撮影)>

<再生時(ファインダー内をマクロレンズで撮影)>

ファインダーを覗いてみると、ファインダー倍率0.78倍と広々は良いとして、画素の細かさは、α7R IIIα9に慣れてしまっているとその違いを感じてしまう。

例えば、マニュアルフォーカスでピントを合わせようとした場合のピントの山を掴むには、解像度の高いほうがやっぱりつかみやすい。

もちろん「ピーキング拡大」をすれば解消できる部分ではあるけれど、撮影現場でより精度を追い求めたいという場合には、α7R IIIα9のほうが有利に働く。

ただ、自発光方式の有機ELということもあって、その得意とする忠実な黒の再現性やコントラストの高さは、屋外での再生時のチェックには十分使える。

また、「ファインダーフレームレート」を「標準(60fps)」から、解像度を下げて被写体の動きをなめらかにする「高速(120fps)」に変更できるのもα7R IIIα9のみで、α7IIIにはない機能。


背面液晶は、上方向約 107°、下方向約 41°までの2軸のチルト可動式で、液晶ディスプレイをひっぱりだしているときに近づいてしまって不意にファインダーへ切り替えがおきなくなったのは良い。

タッチパネルに対応して、被写体をダイレクトに選択できるタッチフォーカス機能と、ファインダーを覗きながらでもフォーカス位置を移動できるタッチパッド機能も使える。

実際使ってると、ファインダーを覗きながら指に感触のある物理ボタン(マルチセレクター)が直感的で、タッチ操作はそこまでしないような気がしないでもない。

それよりも、メニュー画面でタッチ操作出来て欲しいのに、対応していないのは残念。


液晶ディスプレイのサイズは3.0型で、92万ドット

α7IIの122.9万ドットから下がってるじゃないかとツッコミを入れたくなる部分で、ここはどうやらホワイトマジックを採用したものではなくなったために数値上下がっているようで、実際にはα7IIの見え方とほぼ同じ。

ここもまたα7R IIIα9の3.0型(144万ドット)背面液晶と比べると低くなるところではあるものの、[高画質モード]にすることで緻密に視認することもできるので、そこでまかなっておくのも良いかも。

画質とは関係ないけれど、DISPボタン(画面表示切換)に[モニター消灯]で、背面ディスプレイを暗くすることができるので、夜間の撮影時に液晶からの光漏れ対策ができたりするのが地味に便利。

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先に登場してインパクトが凄まじかったα9を先陣に、高画素モデルでα7R IIIが続き、どちらも非常に高価なモデルだったところから、そのほぼ同じ機能まわりを持ったα7IIIがどうしてこのプライスで出せたのか。

進化させるところは進化させて、その中でボディ形状は同じままに素材を変更、ビューファインダーや液晶は従来モデルを踏襲、シャッターユニットを新規、付属パーツを厳選するなどして抑えるところは抑えたというのがα7III

超ハイスピードや超高画素で妥協を許さないならα9α7R IIIにアドバンテージがある。

それを踏まえても、α7IIシリーズのを遥かに上を飛び越える性能と機能っぷりは凄まじいので、次回は従来モデルと比べてみよう。

続く。

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●α7IIIラインナップ


『α7 III』 ボディ ILCE-7M3(E マウント)製品ページ
ソニーストア販売価格:229,880円+税
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


『α7 III』 スームレンズキット ILCE-7M3K(E マウント)製品ページ
ソニーストア販売価格:249,880円+税
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


●αあんしんプログラム
αオーナー向けの「あんしん・快適な」サービス
「レンズ長期保証優待」、「αメンテナンス最大50%OFF」、「下取りサービス増額

・α7 IIIとα7RIII 限定、カメラ本体購入時に有料長期保証つきで購入すると、「αあんしんプログラム」1年間利用料が無料に!今なら入会金も無料。
・α7IIIに使えるソニー純正周辺機器はどれ?本体と一緒に手に入れておきたいアクセサリーをチェックしよう。

・「α7RIIIがいかに凄いかを語る、CP+2018 ソニーブースレポート 他」”ソニーが基本的に好き。Live”(2018年3月3日配信)

・「α7IIIをα7RIII/α9と比較しながらレビュー」”ソニーが基本的に好き。Live”(2018年3月24日配信)

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
 ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。 
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 札幌 
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 名古屋 
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 大阪 
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階 
営業時間:11:00~20:00

ソニーストア 福岡天神 
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS 
営業時間:12:00~20:00


・カメラやレンズのソニーストア 下取サービス、「新生活 買い替え応援キャンペーン」と「αあんしんプログラム」会員限定のダブルで下取り増額キャンペーンを2018年4月16日(月)10時まで開催。


・月々の負担を限りなく抑えたいという人向けの、ソニーストアの「残価設定クレジット」。2年後に手元に残すか売却するかも選べるよ。

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