最高に心地良く楽曲が聴けるインナーイヤーレシーバー「MDR-EX1000」

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満を持して登場したSONYの
密閉型インナーイヤーレシーバーのフラッグシップモデル
「MDR-EX1000」がついに発売!

すでに「Sony Dealer Convention 2010」でも試聴済みで
その良さをある程度実感していたものの、
実際に手に入れて落ち着いてしっかり聴いてみたら
これはこれはすごく驚くほどの音の良さを体感してしまったので
そのレビューと雑感を。

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密閉型インナーイヤーレシーバー「MDR-EX1000」
希望小売価格61,950円(税込)
ソニースタイル販売価格:49,800円(税込)

原音に忠実なサウンドを外でも楽しめる“NUDE EXモニター”として
登場した4種類の密閉型ステレオイヤーレシーバーのうちの
最高峰モデルで定価ベースで6万円もするだけあって
紙ベースながらも高級感のあるしっかりしたパッケージ。

そこにMDR-EX100のイヤホン本体と
複数のイヤーピースが鎮座する。

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まず何はともあれ
その特徴的なシルエットを持つのが今回の新型イヤホンで
直径16mmの大口径ドライバーユニットでも
耳に垂直に挿入することで装着性を増した
「密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式」をとっているのは
前モデルの「MDR-EX700SL」と同じながらも、
その先に延びるハンガーと呼ばれる部分を
耳の形にそってひっかけるという
「フレキシブル・イヤー・ハンガー」を新たに採用して
大幅に装着感がアップしている。

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このハンガー部は、
プラスチック素材の「テクノロート」で出来ていて
本当に自由自在な形に曲げられるし
曲げた後にはその形をしっかりと保っていて、
どんな耳の形であれ、とてもしっかりとした装着感を味わえる。

それに
もちろん金属素材ではないから
折り曲げを何度もする事で金属疲労を起こしてポッキリ折れてしまう事もないし
とても軽いおかげで耳にかかる負担もない。

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それから今までにないメンテナンス性を誇るのが
なんとコード自体がイヤホンの本体部から取り外しができる着脱式になっているのも
非常におもしろいしとても理にかなっている。

イヤーレシーバーのネジ部分をクルクルと回すと
コードがズボっと抜けて
左右は間違えないようにコードの内部側にも
右がレッド、左がグレーに色分けされていて
シチュエーションや好みで、長さの違うコードを装着する事ができる。

最初から0.6mと1.2mのコードを付属、
単純に長さの違いと
1.2mは先がL型ステレオミニプラグになっていて、
0.6mは直線型ステレオミニプラグになっているという違いもある。

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また、このコードは
「MDR-EX1000」にのみ“7N-OFC”という
ケーブル導線に使用される銅素材の純度が99.99999%(7Nグレード)と
非常に高い無酸素銅線を採用したリッツ線になっていて
信号のロスといったものを極限にまで抑えているのも
こだわりの一つ。

そのコードを見ても一目瞭然で明らかに太いケーブルになっていて
ケーブルを触るとそのままイヤホンにノイズとしてのっかってくる事があるけれど
このコードに関しては、そういったノイズを拾う事もなくて
こういった細かい部分でもクオリティの高さを感じる。

コードのタイプは、左右の長さの同じY型となっていて
コードスライダーを上下に動かせば
コードの分岐部分の長さを調整もできる。

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一番の音の出口の主となるドライバーユニットは16mm、
このへんはうんちくになるけれど
振動板材料には「液晶ポリマーフィルム振動板」を
「MDR-Z1000」と「MDR-EX1000」のフラッグシップ2機種にのみ採用。

その特性はというと
高い剛性と広帯域にわたる高い内部損失を両立しながら
薄さと強度をもつ事で原音に忠実なサウンドが可能になったとしているところからも
この部分がコストがかかっているかが伺い知れる。

音の解像度を実現するために高いエネルギー効率を持つ
440KJ/m3高磁力ネオジウムマグネットを採用
筐体は、マグネシウム合金を使って
不要な振動を抑えつつも軽量で堅牢なボディを構成する。

これらは、全て1台1台が手作業で測定しながら
独自開発の音響調整機構による微妙な定数調整を施して
非常に高い精度で音質を管理して作られる。

「MDR-EX1000」はもちろん日本製となるので、
そのボディにはJAPANという文字が刻まれている。

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SONYは、イヤーピースに対するこだわりもハンパではない。

なんと標準で付いているものを含めて
なんと全部で10種類ものイヤーピースを付属。

音の通る内側の芯となる部分には硬いシリコン、
耳と触れる部分は柔らかくして耳への密閉度を高める
ハイブリッドイヤピースは
全体的な大きさ(経)と高さ(長さ)をそれぞれ3段階にわけて
一人ひとりの形が違う外耳道に対して
自分の耳に一番フィットするものをチョイスできる。

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これはとっても重要な部分で
せっかくドライバーまで良い音を運んできても
最後の出口の部分で劣化してしまったり
外からのノイズが漏れ入って来ら元も子もない。

イヤーピースをベストチョイスする事が
より良い音を聴くという行為につながる。

それに
今回は「ノイズアイソレーションイヤーピース」が
大きさ3種にわけで用意されている。

イヤーピースの内側に
低反撥ウレタンフォームを追加してあって
ハイブリッドイヤーピースよりもさらに
外耳道にかかる圧力を均等にして細かな凹凸にも追従させて
より耳にフィットさせる事で遮音性をさらにアップさせているのが特徴。

どうせならこのイヤーピースを常時使いにしたい。

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これだけのクオリティを持ったイヤホンだけに
持ち運びにも最新の注意をしたいという意味も込めて
オマケでかなり立派なキャリングケースが付属する。

素材には本革を採用していて、
いわゆる革特有の使い込んでいくうちに
独特の風合いが出て行くため
使っていながらも所有欲を非常に掻き立てられる。

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フタをあけて中身をみると
イヤホンを固定する台座は鮮烈な赤色で、
そこにコードを巻きつけてやれば
「フレキシブル・イヤー・ハンガー」もとても収まりよく収納できる。

最後に
スペックとしては、
感度は108dB/mW、
再生周波数帯域は3Hz~30kHz、
最大入力が200mw、インピーダンスが32Ω、
コードを含まない本体質量は8gとなる。

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ひとまず使ってみた雑感を。

まず自分が常用でこの「MDR-EX1000」を使うのは、
もっぱら“ウォークマン”Aシリーズicon「NW-A847/V」。

ヘッドホンタイプであれば、
CDプレーヤーだとかにつないで聴く事もあるけれど
やっぱりイヤホンタイプだから
持ち運びできるウォークマンなんかで聴くのがピッタリ。

それに音質の良さでは定評のあるウォークマンに
さらにソニー独自のフルデジタルアンプ「S-Master」を搭載した
Aシリーズだけにこの組み合わせが一番なんじゃないかなと。

聴く曲は、
お気に入りのCDから「X-アプリ」にリニアPCMでリッピングした曲を
ウォークマンに転送してるので、
相変わらず聴きなれた楽曲ばっかりを試聴してみた。

と、まず音がという前に
まず実感したのがイヤホンの耳への装着具合。
実際に歩きながらも聴いてみたのだけれど、
少しくらい飛び跳ねても走っても全然グラグラしない耳へのホールド感が
とてもよくて耳から抜け落ちてしまうんじゃ?という不安が全くない。

それに加えて
耳の中での密着度も高いようで外部からの音が
ただ装着しているだけなのにかなり遮音されていて
おかげでガヤガヤと騒がしい場所で音楽を聴いてみたにもかかわらず
音楽への没入できる。

音質よりも前にそもそもという部分が非常にしっかりしていて
心地良く聴ける。

まずこの部分だけでも
今まで使ってきた「MDR-EX90SP」や「MDR-EX700SL」にはなかった良さ。

それから改めて室内にもどって音楽を聴いてみると
「MDR-EX1000」は高いところから低いところまでが広々と聴こえる余裕感というか
強調されるべき音がドンと前に出てくるという雰囲気ではなくて
例えばいつも何度もしつこく聴いているアーティストの声だとか
バックコーラスの声、楽器の一つ一つそれぞれが
綺麗に脳内に伝わってくる感覚と言ったらいいのか。

あくまでもポータブルプレーヤーから出ている音を
イヤホンで聴いている中でという条件の中で
自分のような素人からするとその音の何たるかを表現するのは難しいのだけれど
今までとても気に入って使っていた「MDR-EX90SL」と「MDR-EX1000」とで
いつも聴く楽曲を聴き比べてみたのだけれど、
今までは「MDR-EX90SP」で感じていたこのくらいの曲だよねという基準が
「MDR-EX1000」で聴くと覆されてしまうというか
大げさに言えば、もっと細かなニュアンスまでが伝わってくる感動がある。

とっても気持よく聴けるイヤホンには間違いなく
ものすごく気に入ってしまって、
こんな高いイヤホンを外に持っているのは気が引けるなと思っていたけれど
これだけしっかりとした太いケーブルであれば安心して使えるし
もしも万が一断線というトラブルに遭遇しても
脱着式という点を利用して、保守部品としてケーブルを取り寄せれば
また復活させられるし
出かける時は常時このイヤホンで使いたいという衝動で一杯。

確かに高価だけど
その価値は十分にある。

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