ソニーが基本的に好き!

「VAIO Z」の選択肢として追加された NVMe対応 第3世代ハイスピードSSDの性能を、各世代SSDと比較してみる。

0102d
VAIO社製「VAIO Z」は、2016年2月にモデルチェンジをした際に、NVMeに対応した第2世代ハイスピードプロSSD(PCIe Gen.3接続)を採用している。

そして2016年11月には、同じくNVMeに対応してかつ第3世代ハイスピードプロSSD(PCIe Gen.3接続)の選択が加わってさらに高速レスポンスを味わえるという事なので、以前のVAIOに搭載されたSSDの世代間でスピード差がどれくらいあるかを調べてみよう。

・ビジネスモバイルマスターピース VAIO Z

-----------------------------

●NVMe採用第3世代ハイスピードSSDの性能を各世代SSDと比較してみる。

 0106a
今回比較するストレージに関して、参考までに「VAIO S11」「VAIO S13」にも第2世代ハイスピードプロSSD(PCIe Gen.3接続)を搭載していて、「VAIO Z」はというと、NVMeに対応した第2世代ハイスピードプロSSD(PCIe Gen.3接続)を採用しているという違いがある。

また、「VAIO Z」には、今回(2016年11月)よりNVMeに対応した第3世代ハイスピードプロSSD(PCIe Gen.3接続)という選択肢が加わった。

0102a
高速性が最も必要とされるサーバーに使われることが多いNVMeという規格のいちばんの特徴は爆速なランダムアクセススピード。

そこに、第3世代ハイスピードプロSSD(PCIe Gen.3接続)となって、さらなるスピードの高速化がみこまれる。

採用されているSSDは、512GBでは、Samsung製の「MZVKW512HMJP」となっていた。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

シンプルな比較ではあるけれど、ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」を走らせて比較してみる。

「VAIO Pro 11」            「VAIO Pro 13」    
SATA SSD(Serial ATA 6 Gb/s)   第1世代ハイスピードSSD(PCIe接続) 
1215l 1216o
参考までに、SATA SSDと、第1世代のPCIe接続のハイスピード SSDのベンチマークスコアを確認。

SATA SSDとなった時点でHDDとは比較にならないほど高速化する。

加えてPCIe接続のハイスピード SSDになるとシーケンシャルリード(読み込み)が大きく高速化していた。

「VAIO Z (2015年モデル)」 
第2世代ハイスピードSSD (PCIe Gen.2(20Gb/s)接続)
1216p
また2015年に発売された初代のVAIO社製「VAIO Z」には、第2世代ハイスピードSSD (PCIe Gen.2接続)を搭載。

シーケンシャルリード(読み込み)ライト(書き込み)のスピードはさらに高速化。

「VAIO Z(2016年モデル)」 
第2世代ハイスピードSSDNVMe PCIe Gen.3(32Gb/s)接続
0130kj
2016年モデルでは、細かい事をいうと、「VAIO Z(2015年モデル)」と同じ第二世代highspeed SSDでも、「VAIO Z Canvas」「VAIO S11」「VAIO S13」PCIe Gen.3(32Gb/s)に移行して、さらにシーケンシャルリード(読み込み)ライト(書き込み)スピードが高速化している。

「VAIO Z(2016年モデル)」では、さらにNVMeに対応した第2世代ハイスピードプロSSD(PCIe Gen.3接続)になり、ランダムアクセスの読み書きスピード向上が顕著になる。

「VAIO Z(2016年モデル)」 
第3世代ハイスピードプロSSDNVMe PCIe Gen.3(32Gb/s)接続

0102c
そして第3世代ハイスピードプロSSDNVMe PCIe Gen.3(32Gb/s)接続では、シーケンシャルライト(書き込み)も向上しつつ、シーケンシャルリード(読み込み)が大幅に高速化して、ついに3GB/sを超える速度を叩き出している。

NVMeのランダムアクセス性能も発揮されていて、こ うなると、本体起動、アプリ起動、スリープからの復帰といった一連の動作だけにとどまらず、ストレージ内にあるあらゆるデータの読み書きの速度が高速化できる。

1つ1つだけをとればほんの少しのレスポンスの差にしかならなくても、日々の繰り返し作業の蓄積からすると結果的にちりも積もればで、大きな差になってくる。

-----------------------------

◆ビジネスモバイルマスターピース「VAIO Z」

0223q
VAIO Z フリップモデル / クラムシェルモデル

ビジネスマスターピース
ソニーストア販売価格:156,800円(税別)~

ソニーストアでカスタマイズするさいのチョイスしたSSDでの金額の違いは以下のとおり。

第2世代ハイスピードプロSSD
128GB・・・ ベース価格
256GB・・・ +20,000円(税別)
512GB・・・ +60,000円(税別)

第3世代ハイスピードプロSSD
128GB・・・ +5000円(税別)
256GB・・・ +25,000円(税別)
512GB・・・ +65,000円(税別)
1TB ・・・ +125,000円(税別)

128GB、246GB、512GBでは、同一の容量で世代間の価格差は5,000円。

このくらいの違いであれば、トータルの仕事量から時間を削ってくれると考えれば、第3世代ハイスピードプロSSDを選択する意味があるかもしれない。

また、1TBは第3世代ハイスピードプロSSDのみとなるので注意しよう。

・我が手にしたときの所有欲が半端じゃない新「VAIO Z」、開梱から外観レビューまで。
・強烈なパフォーマンスと超高速スピードを手に入れて、フリップ/クラムシェル2つのスタイルを持つ「VAIO Z」(前編)
・強烈なパフォーマンスと超高速スピードを手に入れて、フリップ/クラムシェル2つのスタイルを持つ「VAIO Z」(後編)
・VAIO Z初回購入者だけが手にする事のできる「Z ENGINE 基板アクセサリー」、その実物サンプル。

・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(開梱編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(外観編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(パフォーマンス編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(基本ベンチマークテスト編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(3Dグラフィックス系ベンチマーク編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(バッテリーライフ編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(過酷なバッテリーベンチマーク編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(冷却ファン音/発熱テスト編)

・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(プロローグ編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(外観と剛性、インターフェース編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ディスプレイ、LTEモデム編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(パフォーマンス編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ベンチマークテスト編)

・自社PCを今こそVAIOに!ビジネス要件を満たすハイパフォーマンスなモバイルPC「VAIO S13」
・第6世代Core H クアッドコアCPU、メモリー16GB、「SSD+HDD」デュアルドライブと、デスクトップPC並のパフォーマンスを備えた「VAIO S15」

iconicon

【TOPページへ】

人気記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)