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ズーム全域で開放絞りF2.8のAPS-C専用の大口径標準ズームレンズ E 16-55mm F2.8 G 「SEL1655G」をソニーストアで触ってきたレビュー。


APS-Cサイズの
センサーを搭載するデジタル一眼カメラα6600α6100と同じく、Eマウント専用のAPS-C対応レンズとして登場したE 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」E 70–350 mm F4.5–6.3 G OSS「SEL70350G」

すっかりG Masterレンズをはじめとするフルサイズの巨大なレンズに慣れてしまっていると、なんとAPS-Cレンズのコンパクトなこと!

ソニーストア 直営店で先行展示されているE 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」の実機をさわってきた。

・APS-C対応のデジタル一眼カメラα(TM)用Gレンズ(TM)2本を発売 | プレスリリース | ソニー

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E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」のサイズ感と使い勝手。


じつは、ソニーストア 直営店で展示されていたデジタル一眼カメラα6600にくっついていたレンズがそもそもE 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」

当たり前に触っていたけれど、E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」は、焦点距離16mmから55mm(35mm判換算24-82.5mm相当)のズーム全域で開放絞りF2.8のAPS-C専用の大口径標準ズームレンズ。

通しF2.8で大口径の標準ズームレンズって何か聞いたことあるなと思ったら、フルサイズのFE 24-70mm F2.8 GM「SEL2470GM」じゃないかと気づく。

あのヘビー級の。


FE 24-70mm F2.8 GM 「SEL2470GM」って、直径が87.6mmあって全長136mmという見た目に大きくて、886gにもなる巨大レンズ。

それと比べるものでもないと思いつつも、E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」は、直径が73mmあって全長100mmに、494g。

レンズの明るさを考えるとそれはそれはコンパクト。

焦点距離イメージ(mm):16–55 mm / 24–82.5 mm(35mm換算) 
開放絞り    : F2.8
最小絞り    : F22
レンズ構成   : 12群17枚
絞り羽根    : 9枚
円形絞り    : ○
最短撮影距離:1.09 ft/0.33 m
最大撮影倍率:0.66倍 
フィルター径 : 55mm
サイズ   : 73 x 100 mm
重量    :  494g


レンズ部は、高度非球面AA(advanced aspherical)レンズ2枚と非球面レンズ2枚を採用して、どのズーム域でも中央から画面周辺まで高い解像性能。

ED(extra-low dispersion)ガラス3枚を効果的に配置することで色収差を補正して画面周辺での色にじみを抑えて、焦点距離にかかわらずすべてのズーム域でよりシャープで高解像度な描画できるのが魅力。

ソニー独自のナノARコーティングを採用してフレア・ゴーストを抑えつつクリアで抜けの良さ。

9枚羽根の円形絞りと、ぼけ味を左右する球面収差を最適化したことでGレンズならではの美しいぼけ描写ができるのがこのレンズの魅力。


レンズ横にフォーカスホールドボタンを搭載して、カメラの設定から好みの機能を割り当てて使うこともできる。
(例:構図確認のためのグリッドライン表示や、天候や表現に合わせて色調を調整できるホワイトバランスなどを割り振ることが可能。)

撮影状況に応じて、AF/MFを瞬時に切り換えられるフォーカスモードスイッチも搭載する。

絞りリングはなし。


テレ端へズームするとレンズの全長が伸びる。

前後のズーム動作もスムーズで、かといって下にむけて延びていくことのない程度にはしっかりとした抵抗がある。

ズームのロックキーはなし。

フォーカスリングにはマニュアルフォーカス時の繊細なリング操作もレスポンスよく反応するリニア・レスポンスMFを採用している。


E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」フィルター径は62mm

フードの形状は花形バヨネット式。

α6600 / α6400 / α6100のボディに装着した場合、フードがなければレンズ経の大きさでカタカタと揺れたり傾いたりしない。

屋外での様々な環境下での過酷な使用状況を考慮して、防塵防滴に配慮した設計。

レンズ最前面への汚れが付きにくいフッ素コーティングが施されている。


35mm判換算24-82.5mmのズーム全域で開放F値2.8のレンズとは思えないほどの身軽さ。

これがコンパクトなAPS-Cのアドバンテージなのか、ボディとあわせて許容できるサイズというか身軽さは素敵。

しかもAFスピードも軽快。

Gマスターにも使われている最先端技術のXD(eXtreme Dynamic)リニアモーターが優秀なのか、フォーカスの前後移動が大きくてもAFスピードのレスポンスは良好。

しかも、フォーカス駆動時のモーター音も静か。


そして予想外に使えるのが、最短撮影距離0.33m、最大撮影倍率0.2倍の近接撮影能力。

最短撮影距離0.33mというと、およそこのくらい。

ボディのセンサー部から32cmということになるので、パッと見た感じ驚くほどよれるというわけでもない。


35mm換算のワイド端で24mmで撮影しようとするとこのくらい。

比較的小さな被写体を捉えると、背景がしっかりと含めて撮影するといったイメージ。


カメラ : α6600
レンズ : E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」 焦点距離:35mm換算 24mm
シャッター速度:1/100 絞り値:F2.8 露出補正:±0.0 ISO:100 ホワイトバランス:自動

スイーツや小物など背景の雰囲気をどう演出するかも楽しいけれど、若干ボケ量は弱くなるので背景の情報量によってはうるさくなる場合もある。


真価をはっきするのは最短撮影距離はそのままに、35mm換算のテレ端で82.5mmでの撮影。

焦点距離が長くなったことで背景の映る範囲が狭くなる。


カメラ : α6600
レンズ : E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」 焦点距離:35mm換算 82.5mm
シャッター速度:1/100 絞り値:F2.8 露出補正:±0.0 ISO:100 ホワイトバランス:自動

被写体に近いことと焦点距離が長くなることで、より被写界深度が浅くなり背景をボカして被写体を印象的に撮ることができる。

手持ちのレンズでテーブルフォトを撮りたくても近づくとピントがあわなくて撮れないなんてことはないし、最短撮影距離はそのままに自分好みの焦点距離とボケ味を楽しめる。

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風景やポートレートをはじめ、日常のスナップフォト撮影など幅広く使える35mm判換算で24mmから82.5mmのズーム域。

加えてズーム全域で開放絞りF2.8という明るい大口径レンズにもかかわらずこの軽さとサイズ感に収まるというのがめちゃくちゃ魅力。

持ち出す時点でくじけない大きさと重さに収まるということは、それだけ撮影できるチャンスが広がるということ。

AFスピードも実に速くて動作音も静かでストレスもない。

明るいレンズだということと、被写体をクローズアップした近接撮影もズームを活かした自分の表現を探れてまさにオールマイティ、これ1本あればいいでしょ!をいく王道のレンズではないかなと。

今までは、APS-Cのボディを持ったいても、レンズだけはフルサイズに対応したレンズを選んだほうが将来的にフルサイズのボディに移行してもそのまま良いんじゃないかとばかり思っていたけれど、今回触ってみて考えを改めさせられた。

せっかくのAPS-Cのボディを活かすならAPS-C専用のレンズでしょうと。

E 70–350 mm F4.5–6.3 G OSS「SEL70350G」もあわせて、機動性を重視したシステムは十分にアリだなと実感した。

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E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」E 70–350 mm F4.5–6.3 G OSS「SEL70350G」


E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」
メーカー希望小売価格:153,000円+税
ソニーストア販売価格:139,000 円+税

●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

<注意>
発売日は10月25日予定となり、10月以降発売となるため消費税は10%となる点には注意。
商品合計金額は、本体139,000円に加え消費税加算調整分を含む。

・ソニーストア定期クーポン

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●67mm径に対応するアクセサリー

0219m
MCプロテクター「VF-67MPAM」
希望小売価格8,400円+税
ソニーストア販売価格:7,880円(税別)


円偏光フィルター「VF-67CPAM2」
希望小売価格16,800円+税
ソニーストア販売価格:15,880円(税別)

E 16–55mm F2.8 G「SEL1655G」
・高解像と小型軽量を両立した大口径標準ズームレンズ E 16-55mm F2.8 G 「SEL1655G」を10月25日発売。ソニーストアでは、9月3日10時から先行予約販売開始。

E 70–350 mm F4.5–6.3 G OSS「SEL70350G」
・高解像と小型軽量を両立した大口径標準ズームレンズ E 16-55mm F2.8 G 「SEL1655G」を10月25日発売。ソニーストアでは、9月3日10時から先行予約販売開始。

<α6600>
・光学式ボディ内手ブレ補正と大容量バッテリーを搭載したコンパクト軽量APS-Cミラーレス一眼カメラ「α6600」、11月1日発売。ソニーストアでは、9月3日10時から先行予約販売開始。

<α6100>
・0.02秒の超高速AF、「リアルタイム瞳AF」や「リアルタイムトラッキング」最新機能はそのままに、396gの小型軽量なAPS-Cミラーレス一眼カメラ「α6100」、10月25日発売。ソニーストアでは、9月3日10時から先行予約販売開始。

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
 ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
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東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 札幌 
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営業時間:11:00~19:00

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名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣 
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営業時間:11:00~20:00

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