ソニーが基本的に好き!

Ustream配信機器「Live Shell」をアプデしてHDビデオを4:3配信してみる!

icon
・Ustream配信機器「Live Shell」と、ソニー製カメラをつないで配信テストをしてみた。
・HDビデオカメラ“ハンディカム「NEX-VG20」をライブ配信用カメラとして使ってみる。
の続き。
USTREAM配信用機器「LiveShell」と、HDビデオカメラ“ハンディカム「NEX-VG20」
の組み合わせが最高にツボにハマっていてお気に入り中なところに、
何やら「LiveShell」に新ファームウェアが出たらしいのでアップデートしてみる。

-----------------------

icon
ってコレ、触るトコほとんどないけど一体どうやってアップデートするんだ?
と思ったら、LiveShellに電源コードをつないだ状態で、
(と自分は有線LANでつないでるので有線LANもつないだまま)
一度、配信を開始、そして左上の電源ボタンを押して電源を切る、だたそれだけ。

ディスプレイに新しいファームウェアのダウンロードと更新のインフォメーションが流れて
数分で終了。あっさり。

今回のファームウェアのバージョンは、3158で
内容を見ると以下のとおり。

【Firmware Rev.3158】
HDMI関連の改善
 HDMI入力に対してアスペクト比とクロップを設定できるように修正いたしました
 DVIの720×576映像を入れたときに配信できるようにいたしました
無線LAN利用時の動作の改善
 APから切断されて再接続する際の動作をより安定したものといたしました
 接続時に3回リトライするようにし、接続成功率を改善いたしました
 (エラー時はエラー表示までの時間が従来より長くなります)
配信設定の追加
 オンラインになった直後の挙動を本体UIから設定できるように修正いたしました
 自動で配信開始、配信せず停止、自動で一時停止から選択する方式です
その他の修正
 キーロックが本体操作にて解除できないことがあったため、修正いたしました
 本体UIの反応が遅くなる(鈍くなる)ことがあったため、修正いたしました

-----------------------

icon
まずは、HDMI出力のアスペクト比とクロップの設定が
思い思いに変更できるようになった事。

もともとHDビデオカメラ“ハンディカム「NEX-VG20」でも、
ハンディカム(3Dハンディカム「HDR-TD10」、HDR-PJ40V)でも、
出力した16:9のアスペクト比はそのまま狂うことなくLiveShellで配信されていたので
特に困りはしないのだけど、
“α77”などでは、アスペクト比があっていなかったりしていたので
カメラによってはアスペクト比の変更が出来るようになったのはありがたい事かもしれない。

というか、面白いのは、
「NEX-VG20」であえて4:3で配信したいと思った時に
設定を変更して配信できるようになった事。

一応、それぞれどういった画面比率の挙動を示すのかざっと載せてみる。

icon
<NEX-VG20から「HD画質」、「16:9」出力を、LiveShellの設定「16:9」として、Ustream配信を見た場合>

まず、これが「NEX-VG20」から「HD画質」、「16:9」のままで配信している状態。

icon icon
そして、画質を「STD画質」に切り替えると
ワイド切り替えに「4:3」が選択出来るようになるので、
「4:3」に切り替える。

icon icon
そうすると、NEX-VG20の液晶ディスプレイでもわかるように
4:3比率の映像として捉えられて
HDMIからも4:3のまま出力されるのだけれど、
LiveShellの従来のファームでは、アスペクト比の切り替えはなかったので
被写体がそのまんま横にビヨーンと延ばされて残念な画になってしまう。

icon
<NEX-VG20から「STD画質」、「4:3」出力を、LiveShellの設定「4:3」として、Ustream配信を見た場合>

今回の新ファームで、「自動認識」だけでなくて
「4:3」「16:9」、「4:3サイドカット」、「16:9レターボックス」から
好みで設定を決められるようになったので、
ここで、「4:3」を選べば、適性なアスペクト比(4:3)でUstreamに配信される。

本来なら「HD画質」「16:9」が正統だとは思うのだけど
あえて「STD画質」にしてアスペクト比を「4:3」にする意味はあるのか?
というと、
これが結構アリで、
もともとwebブラウザでUstreamを見る画面の『横サイズ』は固定になっていて
アスペクト比によって『縦サイズ』を変えて表示している。

icon icon
という事はどういう事かというと、
「16:9」で配信するよりも「4:3」で配信したほうが
webブラウザで視聴すると(縦方向に)大きく見えるという利点があって、
全画面にすれば話は別だけれど、
ウィンドウの中から見るにはより近くに感じられる。

それとか、頻繁に出てくる広告が画面の下側を占拠したり、
テロップを入れた時でも、「4:3」の画角だと
メイン部分を邪魔しないので、これまた結構見やすかったりして
あえて「4:3」での配信ってのもなかなか利点と楽しさが同居する。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

と、満足した矢先の話なんだけれど、
上記のやり方で、NEX-VG20から「STD画質」、「4:3」で出力して
LiveShellで「4:3」を選択して出力していると、一つ指摘されたのが、
被写体の直線部分にジャギーが現れてしまうという事。

確かに言われると、絶えずジリジリとしたノイズのようなジャギーが
ジリジリと現れていて見ているとだんだん気になって来る。

いろいろと弄ってると、
どうも「HD画質」にもどすとそれが解消するようで、
でもそうすると結局「16:9」に戻ってしまう。

icon
   <NEX-VG20から「HD画質」、「16:9」出力を、LiveShellの設定「4:3サイドカット」として、Ustream配信を見た場合>

何かいい方法がないかなー?と思っていたら、
若干変則的な方法ではあるけれど、
NEX-VG20からは「HD画質」、「16:9」で出力、
そして、LiveShellで「4:3サイドカット」を選択してみると、
今度は、16:9の映像の両端をカットしてしまうけれども
中央の部分を4:3としてUstreamに配信する事ができて、
今度は、さっきのジャギーノイズも出ていなかった。

カメラの画角がイレギュラーになるけど
こういった使い方もアリだなと。

icon
逆に、NEX-VG20から「STD画質」、「4:3」で出力したものを
LiveShellで、「16:9レターボックス」を選択すると
上下の映像をカットしてUstreamに16:9で配信も出来る。

まずやることはないだろうけれど、
仮に4:3出力のカメラを使っていたとして、
16:9での配信がしたいと思った時に有効なやり方の一つかな。

-----------------------

icon icon
それから、テロップも刷新されていて、
文字の大きさは大中小の3種、
字体は1種類だったものから
「ゴシック(細)」、「ゴシック(中)」、「ゴシック(大)」、「シネマ(字幕風)」、「手書き」、「明朝」
と選べるようになったり
文字の色、文字背景の色も
「ブラック」、「ホワイト」、「レッド」、「ピンク」、「ブルー」、「オレンジ」、「グリーン」
と選べたりして、かなりバリエーションに富んだテロップがUsteram配信に表示できるようになった。

それと、最初の頃はwebブラウザから開いた操作パネル「Dashboard」が妙に重かったり
設定を変えてもいまいち反応が鈍かったり、ちょっとイラつく事があったのだけど
そこも改善されてるようで、かなり使いやすくなった様子。

icon
ここに来て「LiveShell」がアップデートした事で
また「NEX-VG20」での配信が楽しくなりそうかなと。

Twitterボタン
最新ネタは、Twitterでつぶやき中!ID:kunkoku

iconicon

【TOPページへ】

人気記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)