ソニーが基本的に好き!

APS-Cセンサーを搭載してレンズ交換できるHDビデオカメラ「NEX-VG10」!

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米Sonyで先行して発表されていた
レンズ交換式のビデオカメラ「NEX-VG10」を国内でも正式に発表!

・高画質で豊かな映像表現を実現 世界初レンズ交換式HDビデオカメラ“ハンディカム”
・動画撮影に、表現する喜びを 世界初レンズ交換式HDビデオカメラ「NEX-VG10」

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ビデオカメラ「NEX-VG10」が何を持って驚きを受けるかというと、
デジタル一眼カメラ「NEX-5/3」と同じ
APS-Cサイズの「“Exmor”APS HD CMOSセンサー」と
Eマウントのレンズが交換できるハイビジョンハンディカムだという事。

8月4日に説明を受けて
かつ実機に触ることもできたので
そのあたりも踏まえながら自分なりの解釈もふまえて。

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まず、「NEX-5/3」と共通となる
APS-Cサイズの「“Exmor”APS HD CMOSセンサー」を搭載。

ここが今までのビデオカメラとの概念がまるで変わってくる所で、
例えばハンディカム上位モデル「HDR-XR550V」「HDR-CX550V」の
撮像素子は、1/2.88型という大きさなのに
APS-Cサイズとなるとその19.5倍もの大きさにもなる。

これが意味するのは、
デジタル一眼レフカメラの考え方と同様に
たくさんの光を受けられる事での高感度での撮影が可能になり
そして何といっても背景をぼかした
味わいのあるボケ味を生かした撮影ができる。

画像処理エンジンは「BIONZ」、
動画撮影は、AVCHD(1,920×1,080)フルHD、出力は30P、
ビットレートは最高で24Mbps(FXモード)で
「NEX-5」の最高モード(17Mbps)よりも高く記録できる。

静止画撮影は、1,400万画素での撮影が可能で
最大7コマ/秒の連写や
「夜景モード」「人物ブレ軽減モード」といった機能も使える。

ただし、「NEX-5」との違いとして
「NEX-VG10」では、静止画撮影の際にRAW保存はできないとか
顔検出、3Dスイングパノラマというような機能は搭載されていない。

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そして、Eマウントのレンズ交換式を採用しているので、
「NEX-5/3」と同様の
Eマウントレンズを装着する事もできるし、
マウントアダプター「LA-EA1」を使えば、
デジタル一眼レフカメラαシリーズのAマウントレンズを装着する事も
サードパーティ製のアダプタを使えば
それこそどこのメーカーのレンズでも装着できてしまう。

この自由度の高さがまたこのビデオカメラの魅力で、
まさにレンズを変えて自分の思い思いの表現を
映像として残せるようになるのは撮影する側としての楽しみは大きい。

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ちなみに、本体に同梱して付属してくるのは、
Eマウントの「E18-200mm F3.5-6.3 OSS」

このレンズだけでも
動画時で32.4mmから360mmまでの光学約11倍のズームレンズとなっていて
(APS-C動画撮影では35mmの1.8倍。静止画の場合は35mmの1.5倍。)
レンズ自体に光学手ブレ補正を内蔵、
ハンディカムに搭載される動きながらの撮影に強烈に作用する
アクティブモードも搭載する。

厳密に言えば、斜め方向の手ブレにまでは対応しないため、
最新の「HDR-XR550V」「HDR-CX550V」ではなく
一つ前の「HDR-XR520V」「HDR-CX520V」と同等で
それでも、スタンダードタイプの10倍も手ブレ補正の効果の程が違ってくる。

また、Eレンズには静音設計のモーターを内蔵しているため
静かで滑らかにズーミングできるため
余計なノイズをマイクが拾ってしまう事もない。

アダプタを介して他のレンズを接続した場合には
手ブレ補正やオートフォーカスが効かなくなってしまうのは致し方ないけれど
それでも自分のレンズ資産をそのまま活用できるメリットは計り知れない。

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また、音声マイクが非常に優秀なのもこの「NEX-VG10」ならでは。

「Quad Capsule Spatial Array ステレオマイクロホン」という
4つのカプセルマイクを搭載して
そのうち左で3つから右で3つからを
非常に指向性の高いステレオ音声を収録する。

動画を記録するにあたって、
映像はもとよりも、音声のクオリティというのはかなり重要で、
ハンディカム「HDR-CX550」と比べても
指向性で100%、SN比で約6dbも向上、
リニアPCMレコーダーを搭載するのに等しいほどに高音質録音ができる。

上部のアーム部分に
「Alpha Hot Shoe」と「Universal Cold Shoe」の
2つのアクセサリー用シューを装備。

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例えば
通常のハンディカムと違って
レンズのズーミングと連動して遠くの音を拾うというギミックはなく
「Quad Capsule Spatial Array ステレオマイクロホン」の
性能は一定してマイク周辺の音声を集音する事になるので
望遠レンズを装着して
遠くにいる野鳥のさえずりを記録に残したいと思った場合には。
別売のショットガンマイクロホン「ECM-CG50」を使う事で
確実に遠くの音を収録する事ができる。

より忠実に収録音を聞き分けたい時には
ステレオヘッドホン出力端子にヘッドホンをさしてモニターする事もできる。
外部マイクようの音声入力端子も無論装備する。

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液晶ディスプレイは、アングルによって向きを変えられる可動式で
3.0インチのエクストラファイン液晶は約92.1万ドットという高精細で
TruBlackテクノロジーを採用した高コントラストを実現。
ただしタッチパネルにはなっていない。

また、外での撮影時にも確実に被写体を捉えるべく
約115.2万ドット0.43型
視野率約100%のビューファインダーも搭載していて
このビューファインダー性能は「HDR-AX2000」と同様。

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液晶ディスプレイを開いた本体側に操作部を備えていて
メニュー画面は、まさに「NEX-5/3」と同じで
ダイヤルボタンをクルクルまわして決定という使い方になる。

撮影時には、
絞り、シャッター速度、ゲイン、ホワイトバランスといった
調整が手元でコントロール可能で、
ビデオカメラならではの撮影ができる。

加えて、これも「NEX-5」に搭載している「クリエイディブスタイル」
が利用できるようになっている。

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メモリーはメモリースティックデュオとSD/SDHCメモリーカード
に対応していて
32GBで約4時間のフルHD動画を記録できる。

バッテリーは、
大容量バッテリー「NP-FV100」を本体内に装着すると
最大315分の撮影ができる。

大容量のバッテリーを付けたとしても
本体の内側に大きくスペースが取られているので
全く本体形状が出っ張る事はない。

デジタルカメラにある最大撮影時間も
29分という縛りがないので
メモリー残量の続く限り録画可能。

そして、APS-Cサイズでの動画撮影時には熱を持ってしまって
撮影を区切るという向きもあるけれど
NEX-VG10では発熱の処理も施されているため
安心して長時間撮影が行える。

APS-C撮像素子での動画撮影という意味では
「NEX-VG10」の性能は
他のデジタル一眼レフカメラの動画撮影とは比べ物にならない。

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メインの操作部は、
従来からあるハンディカムと同じでスタンダード。

親指でスイッチをカチっと上げ下げする事で電源ONのOFF、
録画ボタンで録画のスタートストップ、
MODEボタンで動画モードと静止画モードの切り替え、
静止画を撮影するには、
人差し指でPHOTOボタンを押すという
とてもシンプルかつ定番な扱いなので違和感なくは使える。

グリップ部分に
HDMI端子とUSB端子、イヤホン、電源端子などが
隠れている。

オマケに、
撮影した後の編集用ソフトとして
「Vegas Movie Studio HD Platinum 10」の
ダウンロードクーポンが付いているので、
AVCHD動画をフルで編集する事ができるようになっている。

実際、自分も今はVegas Movie Studioをメインで使っていて
慣れてしまえば非常に扱いやすいソフトなので
これが無料で使えてしまうのはとてもうれしい。

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こうやってみると
大きい撮像素子からくるボケ味のある映像が
動画として記録できるようになってきたり、
思い思いのレンズを装着して自由に撮影スタイルを変えられるようになると
コンパクトデジカメから
デジタル一眼レフカメラの存在を知ってしまった時の衝撃というか、
今までのビデオカメラの概念をひっくり返されたような気分になってしまった。

それはもちろん
全ての映像に共通してどの絵が良いという基準があるわけではないけれど、
ちょっと演出に凝ってみようと思わせられるのがこの「NEX-VG10」

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同じ撮像素子とEマウントを採用する「NEX-5」でも動画は撮れるけれども
そこはやはり高性能なマイクや細かく調整できるコントロール部、
視認しやすいビューファインダー、
そして長時間の動画撮影に耐えうるボディに仕上がっていたりと
よりハイビジョン動画を撮影するにふさわしい作りになっている。

残念ながら
USB接続でのストリーミングにはあいかわらず対応していないようで、
Ustream配信用のビデオカメラとして
USBケーブル1本で接続して利用するという事は出来ない。

ただ、
出力が30pになっているので
インターレース出力で起きる早くに動く映像に対しての
クシ状のノイズというものは発生しなくなるので
高価ではあるけれどキャプチャーボードを経由すれば
HDMI出力からハイビジョン動画を
Ustreamの配信として利用できるので、ぜひこれはチャレンジしてみたい。

“ハイビジョン動画撮影”というものは
今やサイバーショットにも標準装備されるなどして
いつの間にか当たり前に撮れる画質だと錯覚して
ハンディカムというジャンルの必要性が薄れつつあったところに、
「NEX-VG10」の登場によって
一気にこの世界に引きずり込まれてしまった。

今目の前にあるとても大切な記録を将来に残すのなら
フルHD(1920×1080)という解像度だけではなくて
忠実な色だとか、明るさ、ノイズの少なさ、ボケ味による演出も含めて
自分の思い入れのある映像を撮影できる「NEX-VG10」を使う価値はとても大きいと思える。

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【楽しい時間プレゼント】
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そして、
ソニースタイルでは、
世界初レンズ交換式HDビデオカメラ「NEX-VG10」を5名様にモニタープレゼント!
を開催中。

2010年8月19日(木)15時までに応募すれば
ビデオカメラ「NEX-VG10」が抽選で5名に当たる。

万が一はずれても
「NEX-VG10」購入時に使える
「長期保証<5年ワイド>無料クーポン」がもらえる。

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2件のコメント

  1. けいじゅ より:

    NHKの「アインシュタインの眼」っていう番組で活躍するカメラのレンズは、
    一瞬だけ見えるんでわかるんですが、Nikonレンズなんですよね。
    僕は、そのレンズがどうしても、いわゆる写真カメラ用のレンズにしか見えないんですよねww

  2. kunkoku より:

    >けいじゅさん
    なるほど!
    それを見極められるけいじゅさんがすごいw