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45nmプロセスCore 2 Quadを搭載できる「VAIO typeR master」


VAIO typeR masterの2008年夏モデル。
Rmaster(RM型番)までも6代目となる。

「VAIO type R master」
VGC-RM95US・95S 【VAIOオーナーメイドモデル】
ソニースタイル販売価格:116,800円(税込)~

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基本ハードウェアに大きな変更になってなくて
マザーボードは、従来と同じで「インテル P35 Express チップセット」。

対応FSBは1333MHz、
ICH9Rに対応してRAIDが組めるのが特徴。

【CPU】

今回一番の目玉といえるのがCPU。

45nmプロセスのデュアルコア
E8500(3.16GHz)、E8400(3GHz)、E8200(2.66GHz)
に加えて、
45nmプロセスのクアッドコア
QX9650(3GHz)、Q9550(2.83GHz)、Q9450(2.66GHz)、Q9550(2.50GHz)、

合計7種類のCPUを選択できるようになった。

ただ、
何にでもクアッドコアが有利というわけでもなくて、
アプリケーションや使い方によっては
高クロックのデュアルコアのほうがパフォーマンスが高い場合もあるので
対費用効果の見極めが肝。

・45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その1)
・45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その2)
・45nm版デュアルコアと45nm版クアッドコア比較(その3)

【メモリ】

使用メモリーはDDR2 800で
メモリーバスは800MHz。

DDR2のメモリーは市場では価格が下落しまくってるので
自力で1GBx4枚挿しにしてみるのもアリ。

とはいえ、
相性問題もあって
規格のあってるメモリーをハメても動作しない事もあるし、
仮に動いたとしても特定のアプリに支障をきたす可能性もある。
安心を買うならカスタマイズで増設したほうがいい。

【ハードディスク】

HDDは、メインユニットの前面部分に4基と
本体内部に用意されたシャドウベイ2基分を利用して
HDDを最大6基まで搭載する事ができる。

エントリーのHDDとして
250GBから320GBに移行。

最大搭載量は
1TBx6基の6TBまで載せる事も可能になった。

さすがにここまでやると
発熱がかなり気になるけど大丈夫なんだろうか?

RAID設定は、
2基のHDDにデータを分散して記録して高速化する「RAID 0」と
ミラーリングの「RAID 1」に加えて
4基のHDDを使って、
ストライピングとミラーリングを同時にする「RAID 10」や
3基のHDDを使って、
データを振り分けてデータ復元に重きを置いた「RAID 5」の
4種類のRAID設定を自分で構築する事もできる。

全体的にスペックが押し上げられてくると
最後に足をひっぱってくるのがこのストレージ部分。

それを確実に補ってくれるのが
RAID0なので、処理速度重視ならRAID0がオススメ。

・VAIO typeR masterに最大で6基のHDDを増設。

【グラフィックアクセラレーター】
グラフィックアクセラレーターは、用途に応じて3種類。


NVIDIA GeForce 8500 GT GPU


NVIDIA GeForce 8600 GTS GPU

DirectX 10をサポート。
ハードウェア・アクセラレーションを搭載していて「PureVideo」に対応。
ビデオ色彩補正をして色質を補正したり
CPUに代わって、グラフィックボードが処理を肩代わりしてくれるので
ブルーレイディスクのような高ビットレートの動画の再生の負担を軽くできる。


CADやデジタルコンテンツクリエーション(DCC)などの
プロ用の3Dアプリケーションに最適なグラフィックボード。

「HDCP」に未対応のため
著作権保護されたデジタル放送やブルーレイを
PCディスプレイで再生できなかったり
DirectX 10をサポートしてないので
ゲームをする上でも最良のクオリティにならない点に注意。

今回、グラフィックボードの変更はなし。
だんだん今さら感たっぷりのグラボのラインアップになってきて、
最近の処理の重いゲームをするにはどれも力不足な感じは否めない。

自力で変更できる人は、
グラフィックボードを変更してみたほうがいいかも?

試した限りでは以下グラボは搭載可能。
・NVIDIA GeForce Go 8600 GTS
・NVIDIA GeForce 9600 GT

GeForce 9800GTXは不可。

・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(交換作業編)
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる(ベンチマーク編)
・VAIO typeR masterに9600GTのグラボを載せてみる。
・VAIO typeR masterにハイエンドグラボ「GeForce 9800GTX」は載せられないのか?

【ドライブ】

ブルーレイディスクドライブ。

これもまた、単体ドライブが市場でかなり安くなってきてて
後から増設してもいいくらいになってきたのも事実。

ただし、BDドライブを初期の段階で載せていないと
BD関連のVAIOアプリが削られてしまうので、
全体的な事を考えると少し割高でもアプリ込みの値段だと思って
カスタマイズで搭載したほうが賢明なのかもしれない。

【テレビチューナー】

デジタルチューナーに関しても
ついに単体販売が始まった事もあって、
無理に最初から付ける意味が薄れてきつつある。

このVAIO typeRmasterに搭載されてるチューナーも
ピクセラの地上/BS/110度CSデジタルチューナーっぽいし。


アナログチューナー、もしくはデジ&アナ選択時の
「MPEGハードウェアエンコーダーボード」だけは
後から入手が不可能。

アナログソースのエンコードだとか
HDVハンディカムからの取り込みにこのボードは重要なので
そういった編集メインの場合には付け忘れがないように。

【アプリケーション】

「Adobe Photoshop Lightroom」に
新規に、デジタル一眼レフカメラ“αシリーズ”で
撮影したRAWデータを現像する最に、
その“αシリーズ”の絵作りに近い画像で出力できるように
パラメータプリセットが用意される。

また、
プリインストールされたVAIO独自のソフトウェアが
より使い勝手の向上のためにアップグレード。

「VAIO Media plus」
「VAIO MusicBox」
「VAIO Movie Story」
「Click to Disc」
「VAIO Content Exporter」
「Picture Motion Browser」

【ディスプレイ】

HDCPに対応して色純度が非常に高い(NTSC比約92%)
24型ワイド液晶ディスプレイを選択可能。

解像度は1920x1200と
非常に高精細で、作業もしやすくて
ハイビジョンコンテンツもドットバイドットで表示できる。

当初は高価だった24型ディスプレイも随分と買いやすい価格になってきて
VAIOオーナーメードでは
2台目のディスプレイとして選択した場合に限っては、
さらに安価に追加できる。

「VGP-D24WD1」1台目:99,000円(税込)
「VGP-D24WD1」2台目:85,000円(税込)

・24型液晶ディスプレイ[VGP-D24WD1]のファーストインプレ。
・24型液晶ディスプレイ[VGP-D24WD1]とPS3を接続(PS3ゲーム編)
・「VGP-D24WD1」とPS3をHDMIで接続した時の白浮きを修正。
・24型液晶ディスプレイ[VGP-D24WD1]とPS3を接続(BD再生編)
・24型液晶ディスプレイ[VGP-D24WD1]とBDレコーダーを接続

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今回のモデルチェンジは前モデルから期間が短い事もあって
基本的な中身は変わらず
45nmプロセスのクアッドコアが追加された程度。

できれば、
ハイエンドのグラフィックボードを
搭載して欲しかったけれど、
たぶん今の筐体に物理的に入らないとかそういう問題なんだろう。

Windows Vistaに最初からSP1がプリインストール、
VAIOアプリが軒並みグレードアップした事もあって
ソフト面で強化された面が大きい。

ノートPCが主力になったとはいえ、
最高のパフォーマンスを引き出せるフラッグシップVAIOには変わりなく
後からのメンテナンス性を考えると
まだまだ魅力なデスクトップVIAOではある。

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