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VAIO typeS(SZ95US)フルスペックのベンチマークテスト!


VAIO typeSプレミアムバージョン2008年春モデルの
ベンチマークテストをしてみた。

試したのは以下の機体。

<VGN-SZ95USのスペック>
OS:Windows Vista Ultimate
CPU:インテル Core 2 Duo T9500 (2.60GHz)
メモリー:2GB(DDR2 667/2GBx1)
HDD:ハイブリッドHDD 約160GB
チップセット:モバイル Intel GM965 Express
グラフィックボード:
SPEED・・・NVIDIA GeForce 8400M GS GPU
STAMINA・・モバイルIntel GMA X3100


前回(SZ94モデル)とは、
チップセット、グラフィックボードまわりはすべて同じで、
CPUだけが、
45nmプロセスを採用した新世代CPUの
最上位「インテル Core 2 Duo T9500 (2.60GHz)」になってるので
ココがどれだけのパフォーマンスを示すかという事にもなる。

・新世代Core 2 Duoプロセッサーの底力


また、
VAIOオーナーメードのカスタマイズ上、
今回からは、
「2GBx1枚」という構成なので、
今回は、
同じ2GBでも、
このシングルチャンネルの状態と
「1GBx2枚」のデュアルチャンネルの差と、
物理上最大の4GB(2GBx2枚)での3パターンで計測してみた。

・VAIO typeS[SZシリーズ]のメモリーを4GBにするとオイシイのか?

計測値は、
パフォーマンスの高い、
SPEEDモード[NVIDIA GeForce 8400M GS GPU]に、
そして、
電源プランは【高パフォーマンス】に固定。

---------------------

【パフォーマンスの評価】
Windows Vistaを快適に動作できるかどうかの
目安となる「パフォーマンスの評価」


プロセッサ:5.5
メモリ:5.1
グラフィックス:3.5
ゲーム用グラフィックス:4.6
プライマリハードディスク:4.8

プロセッサ評価は、
Core 2 Duo T9500 (2.60GHz)で5.5

2GB(2GBx1)と2GB(1GBx2)では、メモリー評価4.5
シングルチャンネルとデュアルチャンネルの差までは現れない。

4GB(2GBx2)では、メモリー評価が5.1
SZ94USを4GBにした時の4.9という評価よりも高い
という結果。

---------------------

で、ここからが
実際のベンチマークテスト。

●Vana’diel Bench3
(FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト3)

<VGN-SZ95US>
【メモリー:2GB(2GBx1):シングルチャンネル】
・低解像度モード
SCORE:7654、7617、7614  平均:7628
・高解像度モード
SCORE:4552、4515、4510  平均:4525

【メモリー:2GB(1GBx2):デュアルチャンネル】
・低解像度モード
SCORE:7753、7677、7696  平均:7708
・高解像度モード
SCORE:4600、4596、4600  平均:4598

【メモリー:4GB(2GBx2):デュアルチャンネル】
・低解像度モード
SCORE:7751、7707、7732  平均:7730
・高解像度モード
SCORE:4592、4596、4592  平均:4593

☆参考値
<VGN-SZ94US>
【メモリー:2GB(1GBx2):デュアルチャンネル】
・低解像度モード
SCORE:7114、7226、7223  平均:7245
・高解像度モード
SCORE:4256、4260、4254  平均:4256

CPUが、Core 2 Duo T9500 (2.60GHz)になっただけで
ベンチマーク結果は確実に上昇してるのがわかる。

2GBベースでの
シングルかデュアルかでは微妙に
デュアルにいい結果が。

4GBにしても、たいした成果はない。

---------------------

●CrystalMark 2004R2

CPUやメモリー、HDD、グラフィック
のパフォーマンスを計測できるベンチマークソフト。

 
<VGN-SZ95US:4GB>  <VGN-SZ94US:4GB>

SZ95USのCPU「Core 2 Duo T9500 (2.60GHz)」になると
[ALU]や[FPU]といったCPU演算どちらも
SZ94USのCPU「Core 2 Duo T7700 (2.40GHz)」よりも
さらに高い数値を計測。

特に[ALU]の数値にいたっては1.3倍と
クロック周波数だけの影響ではない上昇率が見てとれる。

また、
画像にはないけれど
それぞれメモリーを差し替えて計測。
3回中の平均値。

【メモリー:2GB(2GBx1):シングルチャンネル】
Mark:96025
MEM:11785

【メモリー:2GB(1GBx2):デュアルチャンネル】
Mark:97439
MEM:12707

【メモリー:4GB(2GBx2):デュアルチャンネル】
Mark:97967
MEM:13188

ここでも
2GBベースでの、シングルかデュアルの差が現れた。

メモリー容量が4GBになった事の上昇率は驚くほどはない。

---------------------

futuremarkのベンチマークソフト
PCMark05、3DMark05、3DMark06でも計測。

メモリーはそれぞれ差し替えて計測。
3回中の平均値を掲載。

●PCMark05 Build 1.2.0(Basic版)

CPU、メモリ、HDD、グラフィックスなどの性能を計測する
統合ベンチマークソフト。
PCMark05からマルチコア/スレッドに対応。
無償版のため、詳細スコアは不明。

<VGN-SZ95US:4GB>  <VGN-SZ94US:4GB>
  

<VGN-SZ95US>
【メモリー:2GB(2GBx1):シングルチャンネル】
System Test Suite:5092

【メモリー:2GB(1GBx2):デュアルチャンネル】
System Test Suite:5154

【メモリー:4GB(2GBx2):デュアルチャンネル】
System Test Suite:5178

☆参考値
<VGN-SZ94US>
【メモリー:4GB(2GBx2):デュアルチャンネル】
System Test Suite:4810

CrystalMark 2004R2と同様の統合型のベンチマークソフトだけど
無償版のため詳細がわからないので
あくまでもトータル数値のみ。

メモリー差も結果として出てるのかとは言い難いけど
確実にCPUだけの違いで、数値は上昇してるのは間違いない。

--------------------

●3DMark05 Build 1.2.0(Basic版)

2004年10月頃に出来た定番の3Dグラフィックベンチマークソフト。
DirectX 9、ShaderModel 2.0に対応。

<VGN-SZ95US>  
  
[Main Test Results]           
3DMark Score : 2120 3DMarks   
CPU Score : 13135 CPUMarks

☆参考値 
<VGN-SZ94US>

[Main Test Results]
3DMark Score : 2111 3DMarks
CPU Score : 11913 CPUMarks

SZ95USとSZ94USでは、
グラフィックボードが同じなので
ゲームベンチでは数値に差は出にくい。

ただ、詳細にある
CPUMarksに関してはキチっと数値の差が見てとれる。

当然ベンチ中の
すでに3DMark06があるけどデモ画面は
ところどころコマ落ちしてるのがわかる。

--------------------

●3DMark06 Build 1.1.0(Basic版)

3Dグラフィックベンチマークソフトで
2006年1月頃にできた最新版。
DirectX 9.0c、Shader Model 2.0/3.0に対応。
3DMark06は3DMark05に比べて処理が圧倒的に重い。
PCイジメソフト。

<VGN-SZ95US>  
  
[Main Test Results]
3DMark Score : 1083 3DMarks
SM 2.0 Score : 334 Marks
SM 3.0 Score : 424 Marks
CPU Score : 2313 Marks
ベンチマーク詳細データ

☆参考値 
<VGN-SZ94US>

[Main Test Results]
3DMark Score : 1032 3DMarks
SM 2.0 Score : 332 Marks
SM 3.0 Score : 391 Marks
CPU Score : 2035 Marks
ベンチマーク詳細データ

CPU Scoreだけはしっかり評価は上昇してるけど
焼け石に水。

新しいSSE4命令のパフォーマンスさえ
かすれて見えるほどの激重ソフトとだけ実感。

最新フルスペックのデスクトップPCじゃないと
たぶんデモ画面はまともに動かないだろう。。

---------------------

3DMark05、3DMark06は
テストの一環としてやってるだけなので置いといて、
FFベンチでは、
CPUだけの変更にもかかわらず
確実なベンチマークスコアの上昇が見てとれた。

CrystalMarkでも、
今まで計ってきた歴代SZシリーズ(Vista機)でも最高数値をマーク。

1年前のSZ93を計測した結果から考えると
全体的な評価は約1.4倍くらい上がっていて
いかにパフォーマンス的な進化を果たしてきたかがわかる。

本当は、
ここまできたら
SZ最高スペックのWindows XP機だったら
どんなベンチが出るか見てみたい気もするけど。。

【Search file on typeS】
【type S徹底比較】

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6件のコメント

  1. みちのくパンダ より:

    オーナーメードのカスタマイズの、
    「2GBx1枚」のシングルチャンネルという構成…
    くんこくさんの検証結果から、同じ2GBでも、
    「1GBx2枚」のデュアルチャンネルという選択も、
    残しておいて欲しかったですね。。

  2. kunkoku より:

    >みちのくパンダさん
    おそらく気を利かして、メモリーの無駄を減らすための策だったのかもしれませんが、せっかくなのでユーザー側でチョイスできると一番いいですよねw

  3. きつね より:

    カタログを見てて、最近すごく気になってしまったことがあって…
    オーナーメイドのバッテリについてなんですが、
    SZ94は「VGP-BPS10」選択で最長7.5時間、「VGP-BPS9A/B」だと最長7時間駆動。
    当然、「VGP-BPS10」の方が良いという事ですよね。
    でも、SZ95には、「VGP-BPS10」の選択肢がないようです…
    対応製品にはSZ95も載っているし、単品価格も「VGP-BPS9A/B」より「VGP-BPS10」の方が安くなっています。
    なぜ、最長駆動時間が長くてお得な「VGP-BPS10」の選択肢が削られたのでしょう…?
    不具合が起きやすいから外したとかでしょうか?
    現在SZ90使ってますが、一度バッテリが突然認識されなくなりましたし…

  4. kunkoku より:

    >きつねさん
    バッテリーのメーカー事情ってヤツでしょうかね?
    というか、
    勝手な予測ですが、普通だったら派生した型番がいっぱいある必要なんてないのに、
    こんなにたくさんあるのは
    おそらくバッテリーの製造過程というか、供給ラインに何か影響があるからだと思います。
    というのも
    去年の年末頃に、モバイル系のバッテリーのほとんどが在庫切れのような状態になってた事があって
    本体出荷にまわしたんじゃ?みたいな話がありました。
    たぶんそういったからみで
    今のような変則的なバッテリー選択になってるのかもしれませんね。
    えーと
    バッテリーが全く認識されなくなった場合ですけど
    買って間もなくであれば、お早めにVAIOカスタマーに相談してみるのが得策だったりします。

  5. きつね より:

    バッテリーの在庫切れありましたね。
    あれはビックリしました (・_・;)
    がんばって製造ラインを安定させてほしいですね…
    認識されなくなった件は、サポートに出すと時間もかかるので…
    ネットで調べたらバッテリーが原因というのが多かったので、自腹でバッテリー買ってしまいました (つД`)

  6. kunkoku より:

    >きつねさん
    確かにバッテリーの判定って微妙ですからねー。
    これが早ければ早いほど、VAIOカスタマーでも対応してもらえる可能性は高いんですけど、
    あまり時間が経ってると、結局待たされた挙句の果てにバッテリー買い替えってパターンも考えられますものね(汗
    消耗品という分類だけにそのへんが難しいですね。。