「VLOGCAM ZV-E10」を、ソニーストアで触ってきたレビュー(その2)。強烈な電子手ブレ補正「アクティブモード」と、画角を思いのままにできるレンズ交換ができるメリット。


・「VLOGCAM ZV-E10」を、ソニーストアで触ってきたレビュー(その1)。APS-Cイメージセンサー搭載の一眼カメラαシリーズがコンパクトなVLOGCAMに変身。

レンズが交換できるVLOGCAMとして登場したAPS-Cイメージセンサー搭載のレンズ交換式VLOGカメラ『VLOGCAM ZV-E10』

ソニーストア 直営店に先行展示された『VLOGCAM ZV-E10』を触ってきたレビューの続き。

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●ミラーレスカメラ「VLOGCAM ZV-E10」の基本性能。


『VLOGCAM ZV-E10』は、ムービーに特化したカメラと言いつつも、基本ベースはEマウントのαシリーズと同じ。

センサーは【APS-C】サイズの有効約2420万画素“Exmor” CMOSセンサーに、画像処理エンジン「BIONZ X」とそれをサポートするフロントエンドLSIにより、高解像度と高速連写を両立

ISO感度は常用でISO100-32000拡張でISO100-51200までをカバー。

低照度のAF限界は、EV-3まで対応。


撮像エリア(=画面に見えている範囲)の約84%をカバーする425点位相差AFセンサー。(上図、緑色のの数が425コ)

位相差AFセンサーは動体への追従性、高速性に優れているので、端っこに被写体が逃げても捉え続ける。

もうひとつ、オートフォーカスの精度が高いコントラストAF425点に(上図、水色の□枠が425コ)。

イコールこの2つを組み合わせた「ファストハイブリッドAF」は、広範囲にわたって速さと正確さを兼ね備えたオートフォーカスになっているということ。

そこに、最新の画像処理エンジンBIONZ Xとフルサイズ機の動体予測アルゴリズムを合わせて、0.02秒という超高速AFが可能になっている。


<参考:α6400での機能紹介>

「リアルタイム瞳AF」は、シャッターを半押しするだけでカメラが自動的に被写体の瞳を検出できる。

瞳を検出するスピードも速く検出精度も高く、追いかける粘りっぷりも高く、フォーカスモードをAF-C/AF-Aにしておけばそのまま瞳を捕捉し続ける。


<参考:α6400での機能紹介>

メニューから[オート][右目][左目]からから自分の意志でフォーカスする瞳の左右を選べるので、確実に自分の意思を反映できる。

カスタムボタンに「右目/左目切換」を割りてておくと、ボタンを押すたびに検出する瞳を右と左に切り替えもできる。


<参考:α6400での機能紹介>

もうひとつの強烈な機能が、”被写体との距離・色・顔”に加えて、”模様(輝度)・瞳”をリアルタイムかつ高速に検出して、複雑な動きやスピードに緩急のある物体を高精度に認識して追尾しつづける「リアルタイムトラッキング」

メニュー画面から「タッチトラッキング」を選んでおいて、捉えたい被写体をみつけたらシャッターを半押しするだけで、被写体を自動的に追いかけてくれる。

人物の被写体ならリアルタイムに瞳を検出し続ける


これら「リアルタイムトラッキング」「リアルタイム瞳AF(人物)」は、静止画と動画どちらにも有効。

速い動きの被写体だとしても、ファストハイブリッドAFシステムで、正確かつ素早くピントがあうおかげで、撮影の失敗は大幅に少なくなる。

オートフォーカスをカメラにまかせてしまえるから、あとは自分は映像表現に集中するだけ。

わずらわしさから開放されて、撮影を楽しめる。

 

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●積極的に使える電子手ブレ補正。「スタンダードモード」と「アクティブモード」の違い。


動画撮りにはなくてはならない手ブレ補正

『VLOGCAM ZV-E10』は、APS-C搭載αシリーズとしては初めて電子手ブレ補正を搭載。

さらに、動画でのみ使える「アクティブモード」をオンにすると、手持ちで歩き撮りをしてもかなりブレを抑えた安定した映像を撮影できる。

この動画では、『VLOGCAM ZV-E10』の電子手ブレ補正について、「スタンダートモード」と「アクティブモード」の違いを比較。

「スタンダードモード」でもある程度のブレは補正してくれるものの、歩きながらの手持ち撮影では吸収しきれずガクガクしてしまう。

「アクティブモード」にすると、歩きながらの手持ち撮影でもかなりブレが抑えられているのがわかる。


ただし気になるのが「アクティブモード」を使ったさいの画角。

上記画像は、『VLOGCAM ZV-E10』にキットレンズE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS「SELP1650」を装着、ワイド端となる焦点距離24mm(35mm換算)で動作を撮影した場合の「スタンダードモード」の画角。(画角:83°)

シューティンググリップ「GP-VPT2BT」を使って片手で手持ちで撮影している状態。

十分に広角で背景を含めた動作が撮れる。


そしてこちらが、「アクティブモード」の画角。

全く同条件の「SELP1650」焦点距離24mm(35mm換算)で、若干撮り方は異なるけれど、画角が狭くなっているのがわかる。

被写体を向けての撮影であれば問題なさそうだけれど、自撮りして背後にある建物を紹介するという時は、ちょっと厳しいかもしれない。


一体型のデジタルカメラであれば、その性能のなかで使わないといけないけれど、『VLOGCAM ZV-E10』の最大の魅力はレンズを交換できること。

APS-Cレンズの中でも広角のE 10-18mm F4 OSS「SEL1018」を装着してみる。

このレンズは35mm換算で、焦点距離はワイド端 15mm からテレ端27mm。


「スタンダードモード」の画角すると109°。

自分を含め後ろに広大な背景を映し出せる。

これはかなり広い。


そして、「アクティブモード」の画角。

周囲がクロップされてしまったとしても、それでもE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS「SELP1650」と比べると画角は広い。

E 10-18mm F4 OSS「SEL1018」にすることで、「アクティブモード」にして積極的に歩きながらのレビューというのも随分とやりやすくなりそうだ。

 

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●VLOGCAMとしての使い勝手。


『VLOGCAM ZV-E10』のメニューは、αシリーズと基本的には同じ。

メニュー内容や操作系は共通で、既存ユーザーからすれば新たに覚えることはほとんどない。

むしろ物理ボタンのみで直感的に操作できるので、あえて開かなくてもイージーに撮影をはじめられる。


バッテリーはAPS-Cモデルのα6400α6100同じWバッテリー。

「VLOGCAM ZV-1」のバッテリーの持ちがあまりよくないことを考えると、Wバッテリーのほうがより長く撮れる。

だとしても、静止画撮影はまだしも動画撮りにもなると常時撮影し続けることになるので予備バッテリーはあったほうが良い。

モバイルバッテリーをつなげば給電も充電もできるので、長時間撮影する場合はこちらも持っていったほうが安心。


XAVC S HD:60p 50M、Wi-Fi非接続時
XAVC S 4K:24p 60M、Wi-Fi非接続時
※25℃は20℃と30℃から推測、α6400の「高」については設定はあるものの時間は確認できず。

また、メニューから、「自動電源OFF温度設定」を「高」にすることで、4K動画の5分制限を越えての撮影もできて、HD動画もより長く撮影できる。

以前にあった動画連続撮影時間の30分制限もないので、バッテリーさえ持てば長時間撮影もできる。

ただし、夏の暑いシーズンになるとボディの温度上昇も手伝って、撮影時間は短くなる可能性もある。

温度に対する耐性については、「ZV-1」よりもつよく、α6400よりも若干よわいといったところ。


本体の左側に、USB type-C端子、MicroHDMI端子、ヘッドホン端子が並ぶ。

ようやくUSB type-Cになったおかげで、5Gbpsのデータ転送や、USB充電/給電に対応するので利便性は上がっている。

3.5mmステレオミニジャックのみ別途開閉して使えるようになっており、別売の外付けアナログマイクを接続することもできる。


ウインドスクリーンの装着する「マルチインターフェースシュー」は、新たにデジタルオーディオインターフェースに対応。

周辺機器として増えてきたデジタルオーディオインターフェースに対応するマイクを装着すれば、音声をデジタル信号のままカメラに転送して、劣化のないより高音質録音もできるのが特徴。

例えば、ワイヤレスマイクロホン「ECM-W2BT」ラベリアマイクロホン「ECM-LV1」を使えば、ケーブルレスでデジタル録音といった組み合わせもできる。


活用幅として嬉しいのは、『VLOGCAM ZV-E10』をパソコンやスマートフォンにUSBで接続することで、WEBカメラとして使うこともできること。

すでに「ZV-1」にも実装されているけれど、センサーの大きさやレンズ交換によって被写界深度の浅いぼけ感のある印象的な映像を利用できるというのが『VLOGCAM ZV-E10』の醍醐味。

USBケーブル1本つなぐだけで、ライブストリーミング配信まで出来てしまうのは超便利。


<参考:フォーマット>

映像フォーマット:MJPEG
解像度:HD720 (1280×720)
フレームレート:30 fps
音声フォーマット:PCM、48 kHz、16 bit、2ch

・デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1」の映像と音声をライブ配信で活かせるアップデート!スマホとつないで、屋外の配信クオリティーが大幅に上がる、しかも最小構成。

 

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●ほか『VLOGCAM ZV-E10』の気になるところ。


オートフォーカスのスピードを、動画撮影するシーンによっては自分の意志を反映したい。

そこで役立つのが、「AFトランジション速度」「AF乗り移り感度」


<参考:α7SIIIでの機能紹介>

従来モデルでいうところの「AF駆動速度」は、高速/標準/低速の3段階、「AF被写体追従感度」は、標準/敏感の2段階しかなく表現には乏しかった。

「AFトランジション速度」は、AFの切り替わりスピードを7段階で調整。

「AF乗り移り感度」は、AFの被写体へ瞬時に切り替えたり、粘り強く追従する感度を5段階で調整。

あらかじめカスタムボタンにアサインしておけば、録画中に瞬時に設定を切り替えるといった使い方もできたりと、自分の意図したフォーカスワークで繊細な表現ができる。


ズームの範囲について、レンズの持つ「光学ズーム」に限らず、「全画素超解像ズーム」「デジタルズーム」も好みで設定可能。

仮に単焦点レンズでも、ズーム的な使い方もできる。


またズームのスピードについては設定で以下のように設定で変更できる。

・ズームレバースピード(8段階)
 撮影スタンバイ時、動画記録中それぞれ設定可能

・カスタムキーズームスピード(8段階)
 撮影スタンバイ時、動画記録中それぞれ設定可能

・リモートズームスピード
 リモコン使用時のズームスピードの「可変」「固定」を設定可能。
 「可変」の場合、リモコンのズームレバーの押し込み具合でスピードが変わる。
 「固定」の場合、撮影スタンバイ時、動画記録中それぞれ設定可能(8段階)


「ファンクションメニュー」については、動画・静止画でそれぞれ12個ずつそれぞれに登録できる。

 

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「VLOGCAM ZV-1」を使って思ったのは、自撮りをしつつ背景をたっぷり入れて撮るには24mmの焦点距離だとちょっと狭く感じてしまったこと。

F1.8という明るいレンズは良いとしても、コンパクトな一体型タイプなのでそれはなかなかかなわない部分でもあった。

『VLOGCAM ZV-E10』は、キットレンズでは同じ焦点距離だとして、レンズが交換できるというのが最大の魅力。

E 10-18mm F4 OSS「SEL1018」を装着すれば、「アクティブモード」をONにして手ブレをガッツリ抑えながらもしっかりワイドに撮れる。

「バリアングル液晶」はとっても使いやすいし、何しろ内蔵のマイク性能がめちゃくちゃ良い。

最初からウインドスクリーンを付けて風切り音を防げるし、オプションでデジタルオーディオインターフェース対応のマイクも付けられる。

音声にきちんとこだわっているというだけで、買いなんじゃないかと思うほど。


基本、メインに撮りたい被写体を画面でタッチすれば、正確かつ高速にピントを追いかけてくれるので、撮る側としては構図だとかしゃべるネタに集中できる。

加えてワンボタンで使える「背景ぼけ切り替え」や「商品レビュー用設定」が秀逸で、圧倒的に使いやすい。

α6400α6100と基本スタイルが一緒だし、静止画も動画も撮れるという事も同じではあるけれど、液晶モニターを閉じてバッグにさっと入れて持ち運べるという使い方ができるというのも良かったりする。

スマホでは絶対に越えられない動画のクオリティを上げるには、『VLOGCAM ZV-E10』は最適な1台になりそう。

 

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●画質・高音質、レンズ交換による印象的な映像を手軽に撮影・配信、「VLOGCAM ZV-E10」

 

デジタル一眼カメラ「ZV-E10」ボディ
ソニーストア販売価格:78,100 円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


デジタル一眼カメラ「ZV-E10」パワーズームレンズキット
オープン価格(市場想定価格 89,000円(税込))
ソニーストア販売価格:89,100円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

 

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● 新VLOGCAM発売記念キャンペーン


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