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デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1」に備わるマルチインターフェースシューはどこまで活用できる?手持ちにあるマイクやフラッシュ、モニターをいろいろ装着して、使えるものと使えないものを調べてみた。


・デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1」開梱レビュー。同じスタイルの「RX100シリーズ」との違いを含めハードウェア周りをチェックしよう。
の続き。

「VLOGCAM ZV-1」は、単独でしかも高いレベルでムービーもスチルも撮影をこなせるデジタルカメラ。

しかも、RX100M2以来RX100シリーズに搭載されていなかったマルチインターフェースシューの拡張性が非常に便利。

<レビュー>
・「VLOGCAM ZV-1」を、ソニーストアで触ってきたレビュー(前編)。やりたい事にあわせてボタンを押すだけで使える「背景ぼけ切り替え」と「商品レビュー用設定」がめちゃくちゃ使いやすい。
・「VLOGCAM ZV-1」を、ソニーストアで触ってきたレビュー(後編)。わずらわしいことはカメラにまかせて撮影に集中できる楽しさが。
・「VLOGCAM ZV-1」のカメラ性能はどれほどなのか?スチルカメラとしてのポテンシャルも知りたい。歴代RX100シリーズ7機種との違いや共通点を比較。

<製品情報>
・VLOGCAM ZV-1/ZV-1G | デジタルカメラ VLOGCAM | ソニー

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「VLOGCAM ZV-1」に備わるマルチインターフェースシューはどこまで活用できる?


「ZV-1」の上部にあるマルチインターフェースシューを搭載。

コンパクトデジタルカメラRX100シリーズをみても、マルチインターフェースシューを搭載したのは2013年に発売されたRX100M2以来。

なんと7年ぶり。

デジタル一眼カメラ“α”に備わっているものと同じで、マルチインターフェースシューがあると、より集音性の高いマイクや光量の大きな外部フラッシュ、クリップオンLCDモニターを装着することができる。

ただし、α7RIVα9IIに備わるデジタルオーディオインターフェースや、電子ビューファインダー「FDA-EV1MK」には非対応。

そこで手持ちにある周辺機器を装着して動作テストしてみた。

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「VLOGCAM ZV-1」に外付けフラッシュを装着。


まずは、外付けフラッシュ「HVL-F45RM」

異様なトップヘビーになってしまってアンバランスの極みみたいな状態だけれど、ちゃんと本体に連動してフラッシュが使える。

フラッシュモードは、「強制発光」、「スローシンクロ」、「後幕シンクロ」。

同様に、純正であれば、外付けフラッシュ「HVL-F60RM」「HVL-F32M」「HVL-F20M」も使える。


ただし、アテが外れたのがワイヤレスフラッシュ。

電波式ワイヤレスコマンダー「FA-WRC1M」を装着できるものの、カメラ本体と連動せず。

「ZV-1」のメニューをみても、「ワイヤレスフラッシュ」のオンオフもなく対応していないことがわかる。

ワイヤレスで多灯ライティングといった使いかたは出来ない。

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「VLOGCAM ZV-1」に外付けマイクを装着。


次に、ステレオマイクロホン「ECM-XYST1M」

「ZV-1」の上部のマルチインターフェースシューに装着するだけでマイク音声がこちらに切り替わる。


「ZV-1」には、本体の右側に、3.5mmステレオミニジャックを備えていて、一般のマイクでもアナログ入力につないで使えるようになっている。

しかしながら、「ZV-1」ステレオマイクロホン「ECM-XYST1M」は、どちらもソニー独自規格のマルチインターフェースシューに対応しているおかげで、この配線が不要。

見た目が非常にスッキイするだけでなくて、配線が1本なくなるだけで取り回しもめちゃくちゃ楽になる。

他にも、ガンズームマイクロホン「ECM-GZ1M」、やワイヤレスマイクロホン「ECM-W1M」ってのもある。


また、ステレオマイクロホン「ECM-XYST1M」は、背が高いことと前後の全長が極端に短いこともあって、広角にしてもケラレてしまうことこともない。

取り付けたマイクユニットは指で押すとゆらゆらと少しあそびがあるのはノイズ対策。

コンデンサーマイクは感度が良くて必要以上に音を拾ってしまうので、このショックマウントが振動を吸収してくれる役割がある。

 
屋外に出ると必ずといっていいほど音声に紛れる風切り音対策として、ウインドスクリーンも付属。

「ZV-1」にもしっかりしたマイク(とウインドスクリーン)があるけれど、より音声のクオリティを上げたい場合には装着する価値はある。


そしてまたもや注意点。

α7RIVα9IIに新たに追加された規格デジタルオーディオインターフェースに対応したショットガンマイクロホン「ECM-B1M」XLRアダプターキット「XLR-K3M」

これはズバリ非対応。


装着したと同時に互換性がない旨のアラートメッセージが出る。

そうか、マイク側のスイッチをデジタル接続にしてるからだめなのかと、アナログ接続に切り替えてみるもNG。

デジタルインターフェイスに対応していなくても、(アナログ接続に切り替えれば)α7III などは使えているのに、「ZV-1」では使えなかった。

共用できるとよかったのに。惜しい。残念。

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「VLOGCAM ZV-1」クリップオンLCDモニターを装着


クリップオンLCDモニター「CLM-FHD5」

付属のシューアダプターを使って、単純にマルチインターフェースシューに取り付けただけ。

「ZV-1」のMicroHDMI出力からの映像を、5インチ(1920×1080)のより大きい画面でチェックができる。

モニターだけなら比較的軽くて、前後約90度、左右約180度まで角度を変えられる。

けれどまぁ見てわかるとおりバランスはめちゃくちゃ悪くて、モニター側をささえないとちょっと怖い。


あえてメリットをあげれば、ディスプレイが大きいこと以外に、屋外で眩しくて液晶画面がみえにくい場合でも付属フードで外光を遮ってくれること。

それから拡大したい場所を選んで3倍/6倍と大きくできるので細かいチェックできたり、ピーキング機能でフォーカス面の位置やフォールスカラーやビデオレベルマーカーといった露出を細かく確認できる。

そこまでするならα使うわ、なんて言わないで。


社外品のATOMOS NINJA Vも接続してみた。

「ZV-1」のMicroHDMI出力からの映像を映し出すプラス録画できるスグレモノ。

だがしかし、ウワモノだけでバッテリー、SSD、ガイドアームを合わせると約700gにもなって余裕で本体の質量超え。

このスタイルで使うことはないというか、「ZV-1」側にもガイドアームを装着するなどして強化してやる必要があるだろうし、そろそろなんのためにやってるかがわからなくなってきた。


ちなみに、通常HDMI出力を利用すると、出力した映像が外部モニターにそのまま表示される代わりに、「ZV-1」の背面液晶は真っ暗になる。

それでも良いけど、インフォメーションまで録画されるのは困るよね。

そんなときは、「ZV-1」のメニューを開いて、「セットアップ」の「HDMI設定」から「HDMI情報表示」を切り替える。

「HDMI情報表示」を「なし」にすれば、映像情報のみをHDMIから出力できるのでATOMOS NINJA Vで生の映像をそのまま録画できる。

しかも、「ZV-1」の背面液晶にいつもどおりのオペレーション含めた表示も同時にしてくれるのでとっても便利ではある。

実用とはかけ離れてしまったけど、可能性の一つとして。

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やりすぎると明らかに重量オーバーというか巨大化しすぎるというか本末転倒っぷり甚だしいけれど、拡張できるという楽しみが「ZV-1」にあることはわかる。

動作するものとしないものもあるので注意が必要だけれど、すでに手持ちで使えそうな周辺機器を「ZV-1」と合体させて使ってみるのも面白いかもしれない。

続く。

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●デジタルカメラ「VLOGCAM ZV-1」ラインナップ


デジタルカメラ「ZV-1」
オープン価格
ソニーストア販売価格:90,819+税(税込み99,900円)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

シューティンググリップキット「ZV-1G」
オープン価格
ソニーストア販売価格:103,546円+税(税込み113,900円)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

ソニーストアでは、2020年6月2日(火) 10時より予約販売開始。

5月27日(水)より、ソニーストア直営店で展示開始。

・新商品 発売前先行体験・展示について | ソニーストアについて | ソニー

 


・UP!ME セカイにジブンをアップしよう。 Vlogのために生まれた「VLOGCAM ZV-1」登場!


・ソニーストアスタイリストの私たちもVlogやってます! | デジタルカメラ VLOGCAM | ソニー

 

・SONYのVLOG専用のコンパクトカメラのティーザー広告。2020年5月27日午前10時に国内プレスリリース。

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


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