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[ ASCII.jp x デジタル 掲載 ] 大きな進化を遂げながらもマイナス面が目立った「Xperia XZ2」


・大きな進化を遂げながらもマイナス面が目立った「Xperia XZ2」

Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く ― 第35回を掲載いただきました。

国内モデルのXperiaの歴史をたどるASCII.jpでの隔週連載の第34回目。


Xシリーズという新コンセプトを立ち上げながらも他社モデルとくらべても目新しさがないと指摘されていたところで、大きく舵をとり様々な変化をみせた2018年、「Xperia XZ2」を発売。

「Xperia XZ/Xperia XZ1」にみられる直線とカーブの織りなすLoop Surface(ループサーフェス)というデザインだったものから、、3D曲面ガラスとサイド面はメタルフレームを採用し、そこから流れるように背面にかけて起伏しているデザインと、ガラスの光沢感を兼ねたボディに。

本体サイズは、153 mm x 72 mm x 最薄部6mm~最厚部11.1 mm。質量は198g。

ただし、面の大きく膨れた形状に戸惑いを隠せなかったというのがユーザーの大多数の反応だったのは確か。


長らく続いたアスペクト比16:9のディスプレイから、タテに長くなる18:9のディスプレイ。

画面サイズも5.7インチと大きくなりつつも「Xperia XZ/XZ1」の横幅サイズはそのままに、タテ方向に画面がのびたかたち。

ベゼルレスとまではいかないものの特にサイドは狭額縁となり、手に持った時のサイズ感についても片手でしっかりと操作できるものに。

解像度は、従来のフルHD(1920x1080)からフルHD+(2160x1080)となり、縦方向の解像度が240ドット分広くなった。

ディスプレイは、高画質エンジン「X-Reality® for mobile」が進化し、HDRアップコンバートに対応したことで、たくさんの動画を豊かなコントラストと鮮やかな色調で楽しめるように。


映像やゲーム、ミュージックビデオの音をリアルタイムに解析して、ソニー独自のアルゴリズムとパワフルなアクチュエーターから、コンテンツに合わせて本体が振動する「ダイナミックバイブレーションシステム」を搭載したことも新要素。

音量とあわせて、3段階で「ダイナミックバイブレーションシステム」の効果を調整。

フロントステレオスピーカーは、歴代Xperiaとして最大音量になり、映像のサウンドにあわせて重低音を感じる振動が伝わり小さな画面からでも迫力を感じることができる。

サイド面にあった指紋認証センサーは背面に移動。


背面にあるメリットとしては、右手と左手どちらの手で本体をつかんでいても人差し指で簡単に認証解除できるものの、つかんださいに指紋認証の上にあるカメラのレンズを触ってしまうという位置的な課題が浮上。

新たにNFCとQi(チー)方式のワイヤレス充電も搭載。

Bluetooth コーデックはLDACとaptX HDに対応し、ワイヤレスヘッドホンで高音質を楽しめるというトレンドにけん引され、他社に追随するようにステレオミニプラグを廃止。

有線のヘッドホン利用については、USB type-Cからアダプターからの経由で対応。

ただし、ハイレゾ音源とノイズキャンセリング機能の両方を備えたヘッドホンが使えなくなってしまいXperiaのウリというものがトレンドによって消されていくことになる。


プロセッサーは、最新のQualcomm社製64ビット クアッドコアプロセッサー「Snapdragon™ 845」、メモリー(RAM)は4GBを搭載。

ストレージ(ROM)は64GB、外部ストレージは最大400GBのmicroSDXCに対応。

IP65/IP68相当の防水性能と防塵性能を引き続き搭載。


「Xperia XZ2」のカメラは、シングルカメラとスタンダードな構成ながら、約1,920万画素と画素数を抑えた1/2.3型のメモリー積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobileとなる「Motion Eyeカメラシステム」を搭載。

コントラストAFと像面位相差AFを組み合わせた「ハイブリッドAF」や、被写体の動きを予測して写体を捉えてブレのない撮影が可能な「先読みオートフォーカス機能」から、5軸の電子手ブレ補正のきく「インテリジェントアクティブモード」も健在。

進化点として、最大960fpsのスーパースローモーション撮影がフルHD画質にも対応。

4K動画撮影についてHLG(Hybrid Long Gamma)フォーマットの4K HDRでの撮影に対応。

HDR(ハイダイナミックレンジ)というのは、カメラが撮影できる明るい部分から暗い部分までの再現可能な幅を拡張して撮影するというもの。

「Xperia XZ2」は、シングルカメラや背面が膨れたデザインといった要素のほうが大きく目立ってしまい、ディスプレイアスペクト比の変化や、4KHDR対応、ワイヤレス充電など、性能的な要素でみれば進化した部分がいくつもみられながら、評価の低いモデルとなった不遇モデルとなった。

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<ASCII.jp x デジタルXperia執筆>
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