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ミッドレンジスマホ「Xperia 10 III SO-52B」レビュー。21:9 有機ELディスプレイのスリムボディ、防水防塵機能を備えてバッテリーも大容量化したスタンダードなモデル。


・ドコモオンラインショップ限定のイエローカラーの「Xperia 10 III SO-52B」とStyle Cover with Standを買ってみた。本体とケースの色合いは近く一体感のある組み合わせ。
・5G対応が嬉しいミッドレンジスマホ「Xperia 10 III SO-52B」。初期セットアップして基本性能を確認、「Xperia 5 II」や「Xperia 5」とベンチマークテスト比較をしてみる。
の続き。

「Xperia 10 III SO-52B」を使ってみたレビュー。

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●6.0インチでも持ちやすいスリムで持ちやすいボディ。


「Xperia 10 III SO-52B」は、昨年発売された「Xperia 10 II」の後継モデルで、Xperiaシリーズのミッドレンジモデルとしては初めて5G通信に対応。

上下左右のベゼル幅がより薄くなり、タテ約154m、ヨコ約68mmと、縦に長いボディのおかげでスリムで持ちやすいボディ。

背面にはガラス素材を採用して、フレームはマット調のラウンド形状。


ドコモ版「Xperia 10 III SO-52B」のイエローは、山吹色というか辛子色に近い感覚。

防水(IPX5・IPX8)や防塵(IP6X)、おサイフケータイを搭載しているけれど、ワイヤレス充電には非対応。

上部にあるNFCと下部にあるXPERIAのロゴは、ライトグレーで印刷。

そしてシルバーで際立つのが、SONYロゴとそれと同等扱いになっているキャリアロゴ。

キャリロゴが入るにしてももうちょっと控えめにできないものか。


右サイドに集約する物理キーは、ボリュームキー、指紋センサー&電源ボタン、Google アシスタントキー

Google アシスタントキーが採用されている代わりに、シャッターキーがない。

シャッターキーに慣れているだけに、利用頻度を考えても地味に不便だったりもする。

底面にはUSB type-C


本体上部には、3.5mmイヤホンジャックを搭載。

音質重視というよりも、遅延のないゲームプレイができることが有線接続のメリット。

ちなみに、ヘッドセットをイヤホンジャックに挿すと、コードをアンテナがわりにして「FMラジオアプリ」でラジオを聴くこともできる。

普段使わなくても、いざというときに役立つ時が来るかもしれない。

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●21:9のアスペクト比のディスプレイを活かす使いみち。


ディスプレイは、約6.0インチフルHD+(2520×1080) HDR対応有機ELディスプレイを搭載。

有機ELディスプレイだったり、トリルミナス®ディスプレイ for mobileや動画再生時の画質最適化機能を備えて、引き締まった黒と色の鮮やかさが際立った映像を楽しめるなど、ミッドレンジと言いながら、スマホの使い勝手に直結する基本ベースがよくなっている。

21:9のアスペクト比を活かして二画面同時表示や、動画を視聴しながらSNSの閲覧やメッセージといったマルチウィンドウの使い方が捗るスタイルはそのまま。


横スタイルで動画を観る場合、どうしても主流は16:9のものが多いため、左右に黒帯が出る。

このとき、ピンチアウトすることで、上下が少しカットされることになるけれど、画面いっぱいに拡大して視聴することもできる。

動画視聴にはこのほうが迫力が増して楽しい。

ただ、画質については同サイズで同じ有機ELディスプレイの「Xperia 5 II (XQ-AS42)」と比べると微妙に劣る。


新たに加わった便利機能が「ポップアップウィンドウ」

開いたアプリの上に、さらにもう一つのアプリを重ねて表示できる。

昔のXperiaに搭載されていたスモールアプリによく似ている。

画面が縦長になって余裕があるので活きてくる機能で、動画を観ながらTwitterをチェックしたり、メッセージを返信といった使い方が便利。


ディスプレイのサイドセンスバーをダブルタップすると、使いたいアプリや設定を予測して表示できる「サイドセンス」

サイドのタップがうまくいかない場合でも、新しく追加されたフローティング機能を使うとかんたんに呼び出しできる。

片手で持ったままの操作を増やせるという意味では有用。

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トリプルカメラはいたって普通。フラッグシップモデルと比較すると物足りない。


メインカメラには、トリプルレンズカメラを搭載。

カメラ部分はボディから少しだけせり出す。

有効画素数約1220万画素のイメージセンサーを採用した焦点距離27mmの広角レンズと、有効画素数約800万画素のイメージセンサーを採用した焦点距離16mmの超広角レと、焦点距離52mmの望遠レンズ。

レンズを切り替えて、光学2倍ズーム背景ぼけ撮影超広角撮影ができる。


「Xperia 1II/5 II 」に備わっている「Photography Pro」はプリインストールされておらず、従来タイプのカメラアプリ。

カメラUIも従来からあるXperiaと変わらずシンプルなもの。

レンズは、「x1」「x2」「x0.6」のアイコンをタップしてレンズを切り替え。

「x1」・・・焦点距離 27mm F1.8 有効画素数約1200万画素 1/2.8″ Exmor RS™ for mobile センサー
「x2」・・・焦点距離 54mm F2.4 有効画素数約800万画素 1/4″センサー
「x0.6」・・・焦点距離 16mm F2.2 有効画素数約800万画素 1/4″センサー

アイコンを指で上下にスライドすると、「x0.6」から最大で「x10」までシームレスにズーム倍率を変化させられる。

実際にカメラ機能を使ってみた。

すると、タップで焦点距離の切り替えが若干もっさりで、素早く撮りたい構図にしたくても被写体が待ってくれない状況だとストレス。

スマホカメラの利点は撮りたい瞬間に撮れる事にあるのでそこが遅れるのは痛い。

音量の物理キーがズームに連動するのは便利。

ただし、ボタン操作で好みの「x1」や「x2」に合わせようとしても微妙に通り過ぎて「x2.1」とかになるので万能ではない感じ。

また、カメラキーがないので、アングルをつけて撮っているときにブラインドでシャッターをきりにくくてコレもちょっと不便に感じる。

撮った画像(サイズは縮小)をみると、レンズごとに色味が変わってしまっているのも気になる。


逆光時には、明暗を自動で判断して白飛びや黒つぶれが少ない画像にしてくれる「オートHDR」(オンオフ可)。

「オートHDR」が適用されてない場合だと、手前の建物の影はほぼ真っ暗状態だったので、失敗写真を防いでくれるという意味では有効かもしれない。

ちなみに画角として選べるのは4:3、16:9、1:1、21:9。

「Photography Pro」に備わっている3:2はない。


こっちは、逆光の雰囲気がよかったので「オートHDR」をオフにして撮ったもの。

盛大に太陽とその周辺が白飛び。

このあたり、スマホではレンズによる絞りを活かした撮り方はできない。

こういうときはデジタル一眼カメラがあればいいなと思うシーンもまだまだある。


超広角撮影「x0.6」は、ダイナミックな画になるのでとても楽しい。

けれど周辺はかなり歪みが発生する。

設定で、レンズ補正を「歪み補正優先」にしていたとしても、端っこのほうは大きく歪むので、人物の顔がそのあたりにあると違和感のある写真になってしまう。

回避策としては、被写体を中央辺りにもってくるか、標準「x1.0」で構図を作り直して撮ったほうがいい感じに撮れたりするので臨機応変に。


それから「x2.0」の焦点距離54mmは、望遠という分類にするには無理がある。

「Xperia 1II/5 II 」であれば望遠レンズは焦点距離70mmなので、もっと容易に被写体をクローズアップできる事を知っているだけに、その差にモヤる。

デジタルズームを使えば「x10」という高い倍率で撮れるのだけれど、みるみるうちに画質が荒くなってしまうので正直実用的ではない。

このへんは痛し痒しなところがある。

そもそもミッドレンジスマホでどこまで求めるのか?という話もあるし、良いカメラ性能が欲しいなら素直に上位モデルを買ったほうが良い。

シンプルに切り替えて3つの焦点距離で撮れるよ、自動でそこそこ補正してくれるよ、くらいのスタンスで使うと気が楽。

 

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●「LDAC」も「DSEE Ultimate」も備えるオーディープレーヤーとしての価値。


一方で、オーディープレーヤーとしてのスペックは高い。

ワイヤレスでも最大転送速度990kbpsで伝送できる「LDAC」に対応しているので、ワイヤレスヘッドセット「WF-1000XM4」などと接続しても音の劣化を極力抑えたハイレゾクオリティを楽しめる。

加えて、ハイレゾ相当にアップスケーリング「DSEE Ultimate」も搭載。

ストリーミングサービスの楽曲も、いい音で楽しめるのでかなり満足度が高い。


バッテリー容量も非常に大きくて4,500mAhと大容量。

Xperia独自の充電最適化技術と、満充電に近い状態の時間を短くすることによって、電池の寿命を延ばす「いたわり充電」を利用することで、バッテリーの劣化を防いで長持ちさせられる。

 

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「Xperia 10 III SO-52B」を使ってみての挙動についてはサクサク動作しているようで、これで十分じゃないかと思える。

ただし、タップして即反応しないだとか、アプリを操作しているときのタイムラグにちょいちょい出くわすことがある。

このあたり、Xperiaのハイエンドモデルではまず起きないこと。

ゲームに試してないけれど、前回のベンチマーク結果をみても負荷の高いゲームには不向き。

また、Xperia独自の機能というかアプリがハイエンドモデルに対してかなり少ないこともあって、物足りないと感じることも否定できない。

価格を考えれば十分な機能は持っていると思うけれど、性能を重視するのであれば、「Xperia 5 II (XQ-AS42)」を検討してみる価値は十分にある。

まぁそれでも、5G通信に対応していたり、イエローの限定カラーといった魅力も大きいのも事実。

一般的には十分すぎるほどの性能を備えているので、昔のモデルから久々に機種変更するならチョイスしても良いモデルではないだろうか。

・ドコモオンラインショップ限定のイエローカラーの「Xperia 10 III SO-52B」とStyle Cover with Standを買ってみた。本体とケースの色合いは近く一体感のある組み合わせ。
・5G対応が嬉しいミッドレンジスマホ「Xperia 10 III SO-52B」。初期セットアップして基本性能を確認、「Xperia 5 II」や「Xperia 5」とベンチマークテスト比較をしてみる。
・NTTドコモ「Xperia 10 III SO-52B」に本体ソフトウェア更新。一部の製品にあった技適マークの記載内容の誤りを修正。

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「Xperia 10 III 」専用アクセサリー

 


Xperia 10 III Style Cover with Stand「XQZ-CBBT」
●ブラック/ホワイト/ブルー/ピンク
ソニーストア販売価格:3,830円(税込)

Xperia 10 III Style Cover with Stand「XQZ-CBBT」は、動画視聴などに便利な、開閉式のスタンド機構を搭載するXperia 10 III専用のカバー。

カバー表面に新たに抗菌加工を施し、ブドウ球菌など、特定の細菌の増殖を最大99.9%抑制。

落下時の強度試験、環境試験など、ソニー基準の品質基準をクリア。

Xperia 1 IIIのハンドフィットデザインを最大限に生かす、握り心地のよい素材を追求した専用背面カバー。

持ちやすさとプレミアム感を醸し出す成形を施した、純正カバーならではの本体の形状にぴったりフィットするデザイン。

防水対応(IPX5/8相当)。

・5G対応のミッドレンジスマートフォン「Xperia 10 III」。21:9 有機ELディスプレイにトリプルカメラを搭載、防水防塵機能を備えてバッテリーも大容量化。

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Xperia SIMフリーモデル


Xperiaでスマホ改革 ソニーストアが、はじめます! Xperia買うならソニーストア

 

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ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ


Xperia 5II (XS-AS42)
ソニーストア販売価格: 114,400 円(税込)
カラー:ブラック、グレー、ブルー、ピンク

Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)

24回まで分割払手数料【0円】
月々の支払い 4,700円(税込)
1回目のみ 6,300円(税込)

・Xperia 5II(XQ-AS42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

<Xperia 5 IIレビュー記事>
・[ Engadget 日本版 掲載]ソニー Xperia 5 II実機レビュー ゲーム好きに必要なものが詰まった1台
・5G対応 SIMフリー コンパクトモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」。初期セットアップと基本スペックの確認、「Xperia 5 (J9260)」とのベンチマークテスト比較。
・SIMフリーモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のSIMカードの利用方法とAPN設定。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMの便利機能。5G利用時の注意点。


Xperia PRO (XQ-AQ52)
ソニーストア販売価格:249,800(税込)

24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 10,400円(税込)
1回目のみ10,601円(税込)

・Xperia PRO(XQ-AQ52) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

<Xperia PROレビュー記事>
・ついに手にしたぞ!5Gミリ波帯対応スマートフォン「Xperia PRO」レビュー。無骨な外観を「Xperia 1 II」と比較、開封から初期セットアップまで。
・「Xperia PRO」だけが持つHDMI micro端子。カメラと接続して「外部モニター」や「ライブ配信」をしてみる。
・「Xperia PRO」を有線接続のオーディオプレーヤー化してみる。ステージモニターインナーイヤー「IER-M9/M7」や、業務用モニターヘッドホン「MDR-M1ST」と組み合わせた漢気セット。


Xperia 1 II (XQ-AT42)
ソニーストア販売価格:118,800 円(税込)
カラー:特別色フロストブラック/ホワイト/パープル
Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)

24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 4,900円(税込)
1回目のみ6,100円(税込)

・Xperia 1 II(XQ-AT42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

<Xperia 1 IIレビュー記事>
・「Xperia 1 II」に備わる「Photography Pro」の項目とメニューをすべてチェックしてみた。撮るそのときに自分の想いを反映する楽しさがあるカメラアプリ。
・ついに手にした SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」、フロストブラックの質感の高さが異常なまでのカッコよさ!
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」を初期セットアップとスペックを知るためのベンチマークテスト。メモリー(RAM)12GB、ストレージ(ROM)256GBの恩恵は大きい
・いつも持ち歩くXperiaで高音質ストリーミングを聴こう。サブスク(音楽聴き放題サービス)がハイレゾ化すると音楽ライフが一段と楽しくなる。
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」のSIMカードの利用方法とAPN設置。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMが最高に便利。5G利用時の注意点。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II (XQ-AT42) / Xperia 5 (J9260)」を買ったら、「モバイルSuica」の設定をしておこう。 Xperia 1 (J9110)は「おサイフケータイ」非対応なので注意。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II / Xperia 5」に「モバイルSuica」を設定したら、よりお得に使う方法を検討してみよう。「JRE POINT」の登録や、「ビューカード」、「楽天ペイ+楽天カード」との連携。
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II / Xperia 1 / Xperia 5」のデュアルSIMを活かす。サブ回線として、1年間無料&解約料無料の「Rakuten UN-LIMIT V」を使ってみる。


Xperia 5 (J9260)
ソニーストア販売価格:64,900 円(税込)

カラー:ブラック/グレー/ブルー/レッド
Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)

24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 2,700円(税込)
1回目のみ 2,800円(税込)

・Xperia 5(J9260) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

<参考>
・有機EL 21:9シネマディスプレイ・トリプルカメラを備えるフラッグシップモデル「Xperia 5 SO-01M」、NTTドコモより11月1日に発売。
・有機EL 21:9シネマディスプレイ・トリプルカメラを備えるフラッグシップモデル「Xperia 5 SOV41」、手軽なミッドレンジスマートフォン「Xperia 8 SOV42」、auから10月下旬以降に発売。

 

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
 ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00

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地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 名古屋
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営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 大阪
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営業時間:12:00~20:00

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