持ち歩くモバイルPCでも生産性を上げられる「VAIO SX14」レビュー(その1)高解像度の使い勝手の良さと、type-Cの拡張性がじつに快適。


「2019年初頭にVAIOを出す予定があるけれどそれはVAIO Zではない。」的な話がネットニュースに出ていて、正直あまり高くなかった今回のVAIOの期待値。

<参照>
【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】4年目にして復活したVAIOの次の一手 ~“VAIO Zの次”も示唆 – PC Watch

けれども、実際に出てきたVAIO SX14は、確かに一般的なクラムシェルPCではあるものの、今まで抱えていた不満を解消してくれている要素が明快でWindowsで仕事をしている身としては非常に魅力的なモデル。

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●見た目は変わらなくても、変化を感じとれるクラムシェルPC「VAIO SX14」



VAIO® SX14 | ALL BLACK EDITIONのパッケージは、通常モデルと違って茶色いボール紙の梱包ではなく、ブラック仕様になった特別な化粧箱。

ちゃんとVAIOロゴも黒い。


早速中身を取り出して確認。

基本構成として、VAIO SX14本体とACアダプターと電源コード、ブラックのクロス、スタートガイド(取扱説明書)、安曇野FINISHの証書、保証書。

カスタマイズとして、Microsoft OfficeやLTE用のSIMガイドなども付属。


VAIO SX14の全体像は、いたって今までのVAIOノートと変わらないというか、VAIO S11/S13とそっくりそのままのスタイル。

根本的なデザインの変化はない。

そのはずなのにちょっと今までと違うと感じるのは、13インチクラスのサイズ感で天板がカーボン天板になったことも含めて、前後の奥行きサイズがVAIO S13よりも6.1mmほど大きくなってフラットな面積が増えたことでいつもより薄さというかシャープさが際立って見えるからなのか?

 
ディスプレイを開くと、狭ベゼルになったディスプレイもあわせて、受ける印象がかなり違う。

ドストレートに言えばどうにも拭えなかったモッサリな印象がなくなっていて、基本変わってないデザインでも予想外に所有欲を満たしてくれる。

しかも、片手でもった時、頭でイメージしていた従来のVAIOの重さよりも軽くて拍子抜けするほどヒョイと持ち上がる。

なんなの良いじゃないのよと。


VAIO S13とのサイズはほとんど一緒でさんざん比較されてるので、12.5型のVAIO A12(キーボードユニット装着時)と比較。

VAIO SX14のほうがフットプリントは少し大きいけれど、厚さ(高さ)についてはほんの少し薄い。

このサイズが自分のカバンに入るかどうかが最大のハードルかもしれない。

VAIO SX14
外形寸法 : 約幅320.4mm × 高さ15.0~17.9mm × 奥行222.7mm
本体重量 :4K選択時 約1028〜1045g
      フルHD&i5/i3 約999〜1018g
      フルHD&i7 約1015〜1025g

VAIO A12(キーボードユニット装着時)
外形寸法 : 約 幅305.5mm × 高さ17mm~21.0mm x 奥行211.9mm x
本体重量 : 約 1.209kg~1.223kg

VAIO S13
外形寸法 : 約 幅320.4mm × 高さ15.0~17.9mm × 奥行216.6mm
本体重量 : 約1,070g


VAIO SX14は最軽量値は約999gだけれど、実用的なところで、4Kディスプレイを載せると最重量値1,045g

ちなみに、4Kディスプレイ搭載、Core i7、LTE搭載(SIM装着)ではかってみたところ、1,039gだった。


VAIO A12にLTEを搭載、キーボード(2ndバッテリーあり/ワイヤレス機能あり)のトータル重量は1,219g。意外と重さがある。

参考までに、VAIO Zは約1,340gもあって、実際この200g~300gにもなる重量の差はあきらかに持っただけで差を感じるほどに違うところ。

ほぼ同じくらいのサイズ感だとして、合体分離機構やディスプレイの回転機構が必要なくて、WindowsのクラムシェルPCとしてのパフォーマンスを重視したいのであれば、VAIO SX14という選択肢は大いにありうる。

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●狭ベゼルになって14インチ&4Kディスプレイを搭載した「VAIO SX14」


今までのVAIOノートは長らくベゼルが太いままで、いくら強度のためとはいえお世辞にもかっこよさには直結しなかった。

そもそも他メーカーのPCはアグレッシブなモデルが投入されているのを脇目に見ているとどうしても比較してしまう。

そこに素直に追いついたというか、VAIO SX14の画面占有率が増した14インチディスプレイは、やっとキーボードのあるベース本体側と釣り合いがとれたというべきか、マイナス要素がひとつ消えた。


そして、フルHD(1920x1080)に加えて、超高解像度の4K(3840×2160ドット)ディスプレイの選択肢。

4K(3840×2160)をそのまま解像度である100%表示だと、細かすぎて常用するのは厳しいとしても、広い作業領域はめちゃくちゃ魅力的。

フルHD(1920x1080)だと、効率よく使おうとして左右にウィンドウを並べるととたんにヨコ方向の解像度が足りなくて隠れた部分をスクロールする手間があったりして、効率よく使えなかったところが4K解像度があると解消できる。


もちろんやせ我慢して100%のドットバイドットで使うのはまずムリなので、自分の目の見える(目の疲れない)範囲で、150%や175%、200%と表示サイズを状況に応じて変えて使えば良い。

目が疲れたらとか、見えないコレとおもったら拡大してしまえばいい。

何にしても複数のウィンドウを開いて作業するなら、解像度があるほうが圧倒的に効率が良い。

まさに大は小を兼ねるである。


そして単純に、高精細ならではの写真の情報量が増えるのも良い。

高画素で撮影した写真なら、高解像度なディスプレイで見たい。

ただしVAIO SX14のディスプレイの色再現性はそこまで高くない。どうせならAdobe RGBカバー率の高いディスプレイの選択肢をもう一段階用意して欲しいところ。

おそらくはビジネス向けの立ち位置だからという理由でだと思われるけれど、クリエイター向けのVAIO Z Canvas(Adobe RGBカバー率95%)を出した実績があるのだから、正直やって欲しかった。

ないものの文句は言っても始まらないので、現状ディスプレイをみると、ぶっちゃけるとVAIO S13よりもVAIO SX14の発色は良くて、シビアな色調整が絶対的に必要でなければ一般に写真閲覧するなら申し分ない。

ちなみに、ディスプレイはノングレアでギラギラ反射する光沢タイプではない。

これは後々にでもガッツリ使ってみたいところでもある。

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●充実の端子類の装備と、USB typeCの拡張性が劇的に使い勝手を変える。

 
VAIO SX14は、非常に端子類が豊富。

本体右側に、SDメモリーカードスロット、USB 10Gbps(USB 3.1) port 給電機能付き端子USB type-C端子、HDMI端子、有線LAN端子、VGA端子。


本体左側には、前方からヘッドセット対応ヘッドホン端子、USB3.0端子x2、セキュリティロックスロット、電源端子。

最近はシンプルさを求めてまったく端子類のないノートPCがあるなか、こんなにガチガチに端子類があるのはめずらしい。

本体から直接有線LANやVGA端子を含めたレガシーなケーブルを直刺しできることが、法人向けのPCとしての案件としての最低条件にもなっていることも多くて、ここは非常に手堅い。

自分が最初いらないと思っていても、突如必要とするシーンに出くわすなんてことはよくあるし、必須とされるものを備えているということは超重要。


そして、USB3.0端子x3を減らすことなく、USB type-C端子を増設。

このUSB type-C端子は、Thunderbolt3対応ではないものの、USB3.1、ディスプレイポート、パワーデリバリーに対応しているので、実用的な拡張性があるおかげで使い勝手はめちゃくちゃ上がる。

例えば、USB-Cハブを用意して、そこにディスプレイや、有線キーボード、マウス、プリンター、電源確保用のUSBケーブルを接続しておいて疑似デスクトップ化して使いつつ、でかけたいと思えばたった1本のUSB type-Cケーブルを抜けば即持ち出せる。

この楽さたるや半端ではない。

そして単独時でも、備える端子類はいざというときに助かるというこの両輪具合が良い。

Anker 7-in-1 プレミアム USB-Cハブ (100WPD出力対応)


もうイッコ超便利なのが、「5Vアシスト充電」対応。

充電スピードは、ACアダプターほど早くはないにしても、モバイルバッテリーやスマホ用充電器から充電や給電できるのは強い。

他のスマホやカメラと共通のUSBからの電源供給スタイルが作れるので、携行する荷物をダイエットできる。

今まではだと、ACアダプターを忘れようものならバッテリーがなくなる恐怖を味わうところだけれど、スマホと同じ給電・充電方法と考えるとなんとも気持ちが楽になる。

根本の概念が変わるので、やばいくらいに便利である。

ちなみに、通常のACアダプターを携行する意義もきちんとあって、1時間充電でも最大約8時間分の急速充電ができるというメリットもある。

Anker モバイルバッテリー PowerCore 10000


VAIO S11 / S13と同じくSIMフリーLTEを搭載できて、どこでも通信できる自由度。

底面にあるフタを開いて、SIMカードを差し込む式のSIMスロット。

形状は、Micro SIM用なので、もしもnanoSIMを使いたい場合はアダプターが必須になることと、取扱には注意が必要。

VAIO ZVAIO Z CanvasもいくらハイパフォーマンスでもLTEが搭載できなかったのは不満でしかなかったので、外でモバイル通信できるというのは今や外せない要素である。

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長らくいろんな種類のVAIOノートが出てきて、おそらくスタンダードといっていいモバイルノートのサイズが13インチクラス。

ディスプレイが14インチとちょっと大きくなって4K解像度(3840×2160ドット)の作業効率が上がったり、USB type-Cの拡張性と電源供給の概念が変わったり、こんな進化があると同じノートPCでもまるっきり使い勝手が違う。

Windows PCで仕事をするとして、今までのVAIOノートと比べて単純に効率が激上がりして、結果無駄な時間を減らせることにも直結する。

最初の期待値の低さから一転して何コレいいじゃないのという、前評判の低かった映画を観たら意外なほどおもしろくてお気に入りになった感覚を味わったときに似ている。

次回は、パフォーマンス含めたさらに実用的な使い勝手をレビューしてみよう。

その2に続く。

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●大画面ハイモビリティPC「VAIO SX14」


大画面モビリティPC「VAIO SX14」

VAIO® SX14
ソニーストア販売価格:139,800円+税~

VAIO SX14のカラバリは、ブラックとシルバーに加えて、液晶天板とパームレストをブラウンカラーに、背面のVAIOロゴとオーナメントになゴールドメッキを施した、定番カラーと違った華やかのあるブラウンが選べる。


VAIO® SX14 | ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:201,800円+税~

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


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・長野県安曇野にある「VAIOの里」と呼ばれるVAIO本社で工場見学してきたよ。
ダマされちゃいけない、MONSTER PCの名を持つ安曇野産「VAIO Z」の真実。
・「My Sony Club」と「週アス(3/3号)」に、新VAIO Zの開発秘話たっぷり。

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