持ち運びやすいサイズそのままにより生産性がアップしたモバイルPC「VAIO SX12」レビュー(その1)19mmキーピッチのキーボードの快適さとUSB type-Cの拡張性。


ここ数年足踏みをしていたモバイルPCのVAIO S11もようやく一皮むけたフルモデルチェンジをはたして、VAIO SX12として登場。

VAIO S13VAIO SX14へと変わった時点でなんとなく予想はしていたけれど、VAIO SX12は軽さと持ち運びやすさというアドバンテージを持ったまま、VAIO S11の位置する”サブノートPC”ではなくてモバイルでの主力となる”スタンダードPC”となっている。

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●モバイルPCという持ち運びやすさを維持したまま、13インチクラスのスタンダードPCの快適さを備えた「VAIO SX12」


 今回レビューするのはVAIO SX12の中でも、ハイスペックに盛ったモデルにのみ選択できる「VAIO® SX12 | ALL BLACK EDITION」

Core™ i7-8565U プロセッサー、メモリー8GB以上、第三世代 ハイスピードプロSSD(NVMe)という高性能パーツのみで構成されたモデルとなる。

パッケージについても、通常モデルと違い茶色いボール紙の梱包ではなくブラック仕様になった特別な化粧箱で、VAIOロゴも本体と同じく黒く。

取り出した中身の構成は、VAIO SX12本体とACアダプターと電源コード、ブラックのクロス、スタートガイド(取扱説明書)、安曇野FINISHの証書、保証書。

カスタマイズオプションとして、Microsoft OfficeやLTE用のSIMガイドなどが付属する場合もある。


VAIO SX12をパッと見た感じではおそらくVAIO S11との違いがわからないほどにデザインは共通。

ディスプレイを閉じた状態での外形寸法は、VAIO S11よりも幅4.4mm、奥行き7.7mm、高さ0.7mm(最厚部0.1mm)ほど大きくなっているので厳密には少しフットプリントは大きくなっている。

VAIO SX12
外形寸法 : 約 幅287.8 mm × 奥行203.2 mm x 高さ15.7mm(最厚部18.0 mm)
本体重量 : 888g~897g

 VAIO S11
外形寸法 : 約 幅283.4 mm × 奥行195.5 mm x 高さ15mm(最厚部17.9 mm)
本体重量 : 840g~870g

実運用ではほぼわからないサイズ感を維持していて、カバンやバッグのサイズを選ばずに収納できる。

これはVAIO S13VAIO SX14にはないアドバンテージ。


ディスプレイを開くと、やはり狭ベゼルになったディスプレイ。

いつも一番観続けるのはディスプレイであって、VAIO S11のぶっといベゼルの野暮ったい感じが払拭されていて、これだけでも共通デザインであれまるで受ける印象が違う。

しかも、900gを切る軽さは片手で端っこをつかんで持ち上げても、なんの躊躇もなくヒョイっと持ち上がる感覚が良い。


VAIO SX12のディスプレイ解像度はフルHD(1920x1080)のみ。

正直なところ、どうしてここまでやっておきながらVAIO ZのWQHD(2560 x 1440)あたりの超高解像度なディスプレイをカスタマイズで用意してくれなかったのかと突っ込みたかったところ。

12.5型の画面サイズにVAIO SX14の4Kディスプレイとまでは言わないものの、フルHDよりも高精細ディスプレイでもうちょっと作業効率をアップさせたいというのも本音ではある。

他のスペックとしては、視野角は上下左右ともに85°の広視野角で、映り込みをおさえた低反射コート液晶なので光源が入りこんでくるところでギラつかないタイプ。

ちなみに左右のベゼルが極細なのに対して上部のベゼルがに一定の幅があるのは、IEEE802.11acMU-MIMOに対応したWi-FiLTEといったアンテナを搭載しているため。

本体内なんて電波ノイズの干渉で使い物にならないので、実質より高い位置にアンテナを搭載するのは正解なので、ここはデザインよりも実用性優先で正解。


天板には、モバイルVAIOの伝統としてカーボン素材を採用。

東レ社製のUDカーボンを採用して、マグネシウム合金と同等の強度を保たせたとして、約30%軽量化させることができる。

通常モデルのブラックでは、VAIOロゴとオーナメントはシルバーになっていて、そこがアクセントになっていたものが、「ALL BLACK EDITION」は、ヒンジ部分のオーナメントもヘアライン加工を施したブラックカラーとなり、背面にある光沢ブラック仕上げVAIOロゴを初めて黒に。

「ALL BLACK EDITION」は、同じブラックカラーでも、その2つのパーツを漆黒に染め抜いたおかげで全体のカラー質感の違いがでてくる。

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●Windows PCの作業効率に大きく影響するキーボードの使い心地をメインノートPCクラスに。


ディスプレイを開くと、本体が奥側から手前のパームレストにかけてナナメに傾斜してパームレストは机と段差がほぼなくなるので、手の平が机にかかっても自然に構えてタイピングできるスタイルは従来どおり。

特にWindows PCを主力として使ってきたユーザーにとっては、頭にイメージした文章をタイプしてテキスト化するキータイプは超重要。

キーボード面は㈱東陽理化学研究所製の1枚のフラットアルミパームレスト。

余計な凹凸のない見た目や手触りの良さだけでなくキーボードの剛性アップに貢献して、アルマイト染色しているので、耐久性も高く塗装も剥げにくい。


キーは、一つ一つのキートップが独立したアイソレーションキーボードで、キーピッチ(キートップの真ん中とその隣のキートップの真ん中までの距離)は19mm

11.6インチクラスのサブノートPCというジャンルでは長らくキーピッチは約17mmが当たり前だった。

キーピッチ19mmのフルサイズキーボードになるとそれはもはや大きめのノートPCを使っているかのようなインパクト。

タイピングスピードが上がるだけでなくて、タイプミスが大幅に減る。

PCパフォーマンス云々以前に、思い通りに入力できることの効率の上がり方は凄い。

一度、VAIO SX12を使うと、もう17mmのキーピッチの扱いづらさが顕著になってしまうほど。


キーをおした時の沈み込み(キーストローク)もしっかりあるので、きちんと指で押している感触を感じながらタイピングできる。

剛性感があるおかげで力強くたたいてもボディまで一緒に沈み込む気持ち悪さもない。

新幹線や飛行機の中、カフェなど、静まり返った場所でキーボードを叩く耳障りな音を響かせるわけにはいかないといったシチュエーションでも、静音設計で作られているためタイピングがとても静か。

キートップにフッ素を含むUV硬化塗料されているおかげで、キータイプしているうちについてしまうキートップの指紋のテカりも随分と目立たなくなった。

バックライトも備えていて、周りを暗くしてプレゼンをする時、飛行機やホテルといった光量が足りないシーンでも照度センサーが自動的に感知してキートップが光るギミックがある。

ちなみに、キーボードは、「日本語配列」と「英字配列」から選択可能。


VAIO SX12の画面にタッチパネルは搭載されないので、操作するとしたらマウスを別途用意するかタッチパッド。

タッチパッドは手のひらが不意にあたっておきる誤動作もなく、指の追従性も感度も良いのでストレスなくコントロールできる。

左右のクリックボタンは物理ボタンとしてあるので、確実に押せる感があるのはクラシックながらも効率という意味ではやはり必須。

右クリックする時にイラっとすることもない。

オマケに便利なところとしてパームレスト右にある指紋認証を備えて、指をおくだけで一瞬でログインできる「windows Hello対応の指紋認証機能」がなかなか快適。

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●モバイルの使い勝手を極める、充実の端子類とUSB typeCの拡張性、モバイルネットワーク対応。

 
VAIO SX12に備わる端子類は非常に豊富。

本体右側に、SDメモリーカードスロット、USB 10Gbps(USB 3.1) port 給電機能付き端子USB type-C端子、HDMI端子、有線LAN端子、VGA端子。

本体左側に、電源端子、セキュリティロックスロット、USB3.0端子x2、ヘッドセット対応ヘッドホン端子。

最近のトレンドとして端子を減らす傾向にあるなか、本体から直接有線LANやVGA端子を含めたレガシーなケーブルを直刺しできる希少なモデル。

個人ユースであればいらないよという場合でも、法人で採用されるにはそういった端子類が直接接続できることが必須案件になっている場合もまだまだある。

最初いらないと思っていても、突然必要なんて場合にそこにあるのとないのとでは大違い。


USB type-C端子は、Thunderbolt3対応ではないものの、USB3.1、ディスプレイポート、パワーデリバリーに対応。

USB-Cハブを用意すれば、ディスプレイや、有線キーボード、マウス、プリンター、電源確保用のUSBケーブルなどを一括して接続することで、仕事場や自宅にいるときはデスクトップPCのように使い、1本のUSB type-Cケーブルを抜いてすぐに外に持ち出すといった使い方もできる。

<参考>
Anker 7-in-1 プレミアム USB-Cハブ (100WPD出力対応)
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ


端子類が揃っていることを考えると一番便利なのは、Power Delivery 対応USB type-C端子から電源供給できるということかもしれない。

VAIO SX12に付属のACアダプターも十分コンパクトになってはいるし、1時間充電でも最大約11時間分の充電ができる急速充電もあれば充電用のUSB A端子を備えているのでこれはこれで便利。

がしかし、ガジェット類の多さにあわせてスマホやカメラと共通のUSBからの電源供給を共通化できるなら携行する荷物をダイエットできる。

しかも最近のコンパクトさと充電パワーは眼を見張るものがある。

<参考>
・Anker PowerPort III mini (PD対応 30W USB-C 急速充電器)
・Anker PowerPort Atom III 60W(PD対応 60W USB-C 急速充電器)
・Anker PowerPort Atom III (Two Ports) (PD対応 60W 2ポートUSB-A & USB-C 急速充電器)


また、「5Vアシスト充電」に対応しているのも地味に便利。

充電スピードは早くはないとしてもモバイルバッテリーから充電や給電できるのは強い。

今までは、本体のバッテリーがなくなってしまったらそこでアウトだったけれど、スマホと同じように給電や充電ができるというのはめちゃくちゃ心強い。

<参考>
・Anker PowerCore 10000 PD(10000mAh PD対応最小最軽量 大容量 モバイルバッテリー)


SIMフリーLTEを搭載できてどこでも通信できる、外でモバイル通信できるというのは今や外せない要素である。

どんなにハイパフォーマンスでもスタイリッシュでも、LTEが搭載できないモバイルPCの利便性はないに等しいといっても過言じゃない。

底面にあるフタを開くと、SIMカードを差し込む式のSIMスロットがある。

形状は、Micro SIM用なので、もしもnanoSIMを使いたい場合はアダプターが必須になることと、取扱には注意が必要。

LTEの対応バンドは(1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,20,21,25,26,28,29,30,38,39,40,41,66)と、3Gの対応バンドは(1,2,4,5,6,8,19)と非常に広い。

国内3大キャリア(NTTドコモ、au、SoftBank)に対応する広さで、CDMA2000に非対応のため3Gのみauは非対応。

キャリアアグリゲーション(CA)カテゴリー9にも対応して、理論値で下り最大450Mbps、上り50Mbpsという高速通信ができる。

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持ち運びできてかつ作業効率を考えると一般的に13インチクラスのノートPCが最適。

だとして、そのサイズ感が許容できるのであれば、14インチで4K解像度(3840×2160ドット)を載せられるVAIO SX14が圧倒的に快適。

Windows PCで仕事をするさいのディスプレイの広さによるマルチタスクの効率アップは結果無駄な時間を減らせることにも直結する。

その一方で、荷物の物量や持ち運びするサイズとしてより小さい方が良いという場合なら断然VAIO SX12である。

フットプリント(面積)が小さくなるだけで荷物の減った感はものすごくて、あわせてキーピッチ19mmの快適さは十分に13インチクラスのノートPCから乗り換えても支障を感じることはない。

USB type-Cの拡張性と電源供給の便利さもあわせて、もしも長らくノートPCを使っていたとしたら買い換える価値はかなり大きい。

その2に続く。

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●新スタンダードモバイル「VAIO SX12」


新スタンダードモバイル「VAIO SX12」
ソニーストア販売価格:119,800円+税~
カラー:ブラック・シルバー・ピンク・ブラウン

VAIO SX12のカラバリは、ブラックとシルバーに加えて、液晶天板とパームレストをブラウンカラーに、背面のVAIOロゴとオーナメントになゴールドメッキを施した、定番カラーと違った華やかのあるブラウンが選べる。

VAIO® SX12 | ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:201,800円+税~

・無駄な空間のない性能を凝縮。今までの13インチクラスのノートPCに取って代わる新スタンダードモバイル「VAIO SX12」。


VAIO® SX12 | 勝色特別仕様(台数限定)
ソニーストア販売価格:216,800円+税~

・VAIO5周年記念モデル、VAIO SX12 / SX14に「VAIO 5th Annieversary 勝色特別仕様カラー」数量限定で登場。


VAIO SX12発売記念キャンペーン

VAIO SX12に関するアンケートに答えると、ソニーストアでVAIO SX12購入時に利用できる「5%OFF」クーポンをプレゼント!


VAIO5周年記念として、期間中にVAIO SX12を購入すると1万円キャッシュバック。

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
 ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00

ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:12:00~20:00

・ソニー製品をカシコク買い替えよう!!ストア下取りサービス
・長野県安曇野にある「VAIOの里」と呼ばれるVAIO本社で工場見学してきたよ。
ダマされちゃいけない、MONSTER PCの名を持つ安曇野産「VAIO Z」の真実。
・「My Sony Club」と「週アス(3/3号)」に、新VAIO Zの開発秘話たっぷり。

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