4K HDR と Adobe RGBカバー率100% に対応したディスプレイ、新色ホワイトカラーとなるA4フルノートPC「VAIO S15」レビュー。


A4フルノートPC「VAIO S15」に新たに、4K HDRや新色ホワイトが追加されたモデルが登場。

・15.6型ノートPC「VAIO S15・VAIO Pro PH」に新たな選択肢が追加 4K HDR対応のディスプレイ、新色ホワイトなど機能・デザイン両面でラインアップ強化

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●新たに加わった、ハイダイナミックレンジ(HDR)対応の高輝度4Kディスプレイ。


「VAIO S15」は、15.6インチ(旧モデルでは15.5インチ)ディスプレイに狭ベゼルを採用。

ディスプレイ上部のベゼルには大型のWi-Fiアンテナを載せていながらも、強度もしっかりと確保したうえで狭ベゼル。

そして、「VAIO S15」のディスプレイには、HD(1366 x 768)、フルHD(1920x1080)、4K(3840×2160ドット)に加えて、新たに4K HDR(3840×2160ドット)の選択が可能になった。


4K(3840×2160)での最大のメリットは、写真などを表示した場合の情報量が増えること。

高画素で撮影した写真や4K動画など、高精細化がすすむコンテンツもジャギーのない高解像度なディスプレイで再現できる。

複数のウィンドウを開いて作業するなど、作業領域の広さは最高に仕事効率が上がる。

新しく搭載される4K解像度ディスプレイ(3840×2160ドット)に、明るさの表現力を拡張する「HDR(ハイダイナミックレンジ)」と、Adobe RGBカバー率100%のディスプレイが加わる。

HDRは従来のSDRに比べてより広い明るさの幅を表現できて、明るい部分と暗い部分のどちらの階調も犠牲にすることなく、より自然でリアルな描写が可能。

※HDR対応コンテンツのみ。HDR 動画の再生は4K 30fpsまで。


重要なポイントは、HDRのみならずAdobe RGBカバー率100%となっていること。

プロアマ問わずフォトグラファーや写真を趣味にするユーザーとしては、せっかく撮った写真をLightroomなどで正確に調整したい。

それがようやくかなうディスプレイを選べることになる。


ちなみに、4K HDRディスプレイを選択した場合には、最新立体音響技術「Dolby Atmos」も適用される。

「Dolby Atmos」に対応した映像や音楽コンテンツを視聴するさいには、まるで音に包み込まれるようなリアルなサウンドが楽しめる。


ブラックとシルバーに加えて、新色として「ホワイト」を追加。

アルミのパームレストは、金属の質感を生かしつつ、美しさが際立つ高輝度のアルマイト仕上げ。

カラバリの選択の幅が広がった。

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●パフォーマンスと拡張性を備えた大画面モデル「VAIO S15」。


「VAIO S15」は、ソニーストア販売価格109,800円+税~と、一般向けのA4ノートPCと比べると高額となるものの、パフォーマンスの高いHプロセッサーを搭載。

メモリー最大32GBやストレージにSSDとHDDをハイブリッドで搭載できるなど超ハイパフォーマンスなPCへとカスタマイズできるのが特徴。


VAIO SX12 / VAIO SX14と同様に鋭角的なデザインとディスプレイ周辺の狭ベゼル化、一体化した一アルミ一枚板になったキーボード周辺など、数年前の「VAIO Fit 15E」のような野暮ったさを解消。


旧来のモデルと実際に閉じた状態でのサイズ比較をしてみると、フットプリントが削られたことにより見た目にも一回り小さくなっている。

新VAIO S15
外形寸法;約幅361.4mm×高さ22.0~26.0mm×奥行254.3mm 
本体質量:約2.25kg

旧VAIO S15
外形寸法;約 幅380.3 mm x 高さ25.1 mm x 奥行260.8 mm 
本体質量:約2.5kg

また、単純にスペックが向上するだけではなく拡張性を備える。

「VAIO S15」の進化したポイントをピックアップすると以下のようなものがある。

・プロセッサーには、Intel製第9世代 Core Hプロセッサー(TDP 45W)(8コア16スレッド)を搭載。
・メインメモリーに最大で大容量かつ高速対応のDDR4 最大32GBを選択可能。
・ストレージにSSDをハイブリッド HDDの選択可能。「SSD+ HDD」のデュアルドライブへのカスタマイズも可能。
・大画面高精細な4K HDR ディスプレイを選択可能。
Ultra HD ブルーレイ対応ドライブを搭載可能。
Thunderbolt™ 3対応 USB Type-C™ 搭載。
トリプルディスプレイ出力に対応。
・アルミパームレスト、打鍵感を改善したフルキーピッチ/フルサイズキーボード、テンキー搭載。
・2ボタン付き、面積を拡大したタッチパッド。
・利用頻度の高い新旧インターフェイスをフル装備。


「VAIO S15」には「ALL BLACK EDITION」も選択可能。

通常モデルのブラックでは、VAIOロゴとオーナメントはシルバーになっていて、そこがアクセントになっていたものが、「ALL BLACK EDITION」は、ヒンジ部分のオーナメントもヘアライン加工を施したブラックカラーとなり、背面にある光沢ブラック仕上げVAIOロゴを黒に。

「ALL BLACK EDITION」は、同じブラックカラーでも、その2つのパーツを漆黒に染め抜いたおかげで全体のカラー質感の違いがでてくる。

また、パッケージについても、通常モデルと違い茶色いボール紙の梱包ではなくブラック仕様になった特別な化粧箱で、VAIOロゴも本体と同じくブラックに施されている。

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●VAIO S15のプロセッサー、メモリー、ストレージ。

「VAIO S15」は、「ALL BLACK EDITION」をチョイスした場合、プロセッサーにデスクトップクラスのパフォーマンスの高さをもつIntel製第9世代Core Hプロセッサーを搭載。

TDP 45Wという発熱量の高さに加えて、最上位のCore i9-9980HK(2.4GHz/最大5.0GHz)は物理的に8つのコアをもち、実処理では16スレッドで動作する。

ただし、最上位のCore i9-9980HK(2.4GHz/最大5.0GHz)を搭載する「ALL BLACK EDITION」は非常に高価。

次いでどのカラーでも選択できるプロセッサーとなるのが、Core i7-9750H(2.6GHz/最大4.5GHz)

物理的に6つのコアをもち、実処理では12スレッドで動作する。


最新の「CINEBENCH R23」でCore i7-9750H(2.6GHz/最大4.5GHz)のベンチマークテストを計測。

マルチコアスコアが5364pts、シングルコアが1136pts。

モバイルPCであるVAIO SX12 / VAIO SX14の搭載するCore Uプロセッサー(TDP15W)と根本的に異なり、ノートPCという部類では非常にパフォーマンスが高い。


メモリーについては、DDR4 PC4-21300 最大32GBまで搭載できる。

やたらとメモリーを食うLightroom Classicや、Google Chrome、動画や画像編集やたくさんのアプリを同時使用する場合にメモリー上限に近づくストレスや半端ではなく、ノートPCでデュアルチャンネルの高速かつ大容量なメモリーが搭載できるというのは、もはやプロセッサーよりも重視したいポイント。

メモリー交換や増設について、底面からメモリーにアクセスができるようなスロットはない。

そのため自力で行おうとした場合、本体を分解するという難易度の高い作業を行わなくてはならないため、それであれば購入時に思い切って大容量メモリーを搭載しておくのが良い。


そしてストレージは、「高速なSSD」+「大容量のHDD」の両者を搭載できるデュアルドライブが可能。

SSDは、HDDではありえない高速レスポンスでストレスから解放。

リーズナブルなSSD 128GBから、超高速な「第三世代 ハイスピードSSD」1TBまで載せられる。

加えて、別途大容量かつ安価なHDDをデータ保存用として搭載もできる。

例えば、速さと容量を求めるとして、ソニーストアのパーツ選択で「第三世代ハイスピードSSD 1TB」を選択すると価格が一気に上昇。

一方で、「第三世代ハイスピードSSD 256GB」+「HDD 1TB」とカスタマイズした場合は2/3程度に抑えられる。

OSやアプリのような体感速度に大きく影響する根幹の部分(Cドライブ)を「高速なSSD」に任せて、データ保存(Dドライブ)を「大容量のHDD」へという両方の良さを活かしたカスタマイズもできる。

こうすることで、自宅に備えるA4ノートPCである「VAIO S15」をプロセッサー・メモリー・ストレージすべてにおいて最強パフォーマンスマシンとして使う事ができる。


また、通常のSSD(SATA)のベンチマーク結果も計測できたので掲載。

CrystalDiskMarkのバージョンが異なるため正確な比較データではないものの、第三世代ハイスピードSSD(PCIe)と、SSD(SATA)がどれくらい異なるのかの参考までに。


余談として、今「VAIO S15」は、プロセッサーの使用電力が増加したことにより、旧来のACアダプターとは異なるタイプになっている。

昔からVAIOノートを使っていたとして、19.5Vだから流用できると思いがちだけれど、推奨されないため混在の利用は控えよう。

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●多数の端子を装備。Thunderbolt3に対応したUSB-Cを搭載。


「VAIO S15」は、非常に端子類が豊富。

本体右側にUSB3.0端子x2、セキュリティロックスロット。

本体左側に、ヘッドセット対応ヘッドホン端子、USB type-C端子、USB3.0端子(USB充電対応)、HDMI端子、VGA端子、有線LAN端子、電源端子。

正面下にSDメモリーカードスロット。

いまでは排除されることの多いVGA端子やヘッドホン端子、有線LAN端子も直接接続できる。


そして、Thunderbolt3に対応したUSB type-C端子を搭載。

Thunderbolt 3端子(USB Type-C端子と共通)は、USB 3.1(10Gbps)をおおきく上回る40Gbpsという情報量をやりとりできる最新インターフェイス。

デスクトップPC用グラフィックカードを載せられる「外付けGPU BOX」や、高精細ディスプレイへの複数画面同時出力、Thunderbolt3接続対応のSSDによる超高速外付けストレージなどとの拡張性も広がる。

参考までに以前のデータではあるものの「CINEBENCH R15」で計測したスコアを掲載。

「Core i7-8750H」の内蔵GPUではOpenGL 51.49fpsだったものから、GIGABYTE製の「AORUS RTX 2070 Gaming Box」を接続した場合にはOpenGL 90.63 fpsをマーク。

外部GPUの圧倒的なパフォーマンスを手に入れることができる。

本体内にdGPUを搭載しない「VAIO S15」では、外付けGPUと接続して強烈にグラフィック処理の負荷のかかるゲームをヌルヌルと動作して、ゲーミングノートPCをも超える性能を発揮できる拡張性も大きなメリットと考えられる。

・基本動作確認済み 他社周辺機器情報:VAIO


ディスプレイ出力は、HDMI端子/VGA端子と、USB Type-C端子の同時出力が可能で、内蔵ディスプレイを含めると3画面同時出力が可能。

HDMI端子の 最大出力解像度は、4096×2160/24Hzまたは3840×2160/30Hz

VGA端子の最大出力解像度は1920×1200。

※HDMI端子とVGA端子の同時利用はできない。

USB Type-C端子の最大出力解像度は4096×2160/30Hzまたは3840×2160/60Hz


「VAIO S15」は、光学ドライブも搭載。

ディスプレイ解像度の向上とあわせて、「Ultra HD ブルーレイ対応の光学ドライブ」の搭載が可能。

ただし、4Kディスプレイでは、4K HDRの再生には対応しておらず、DisplayPort 1.3以降、4K対応、HDR/HDR10およびHDCP2.2対応のディスプレイを、USB Type-C端子から接続する必要がある点には注意。

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●快適なキータイピングとタッチパッド。


「VAIO S15」の本体デザインはPC使用時にキーボード奥が持ち上がるチルトアップヒンジ構造。

アルミニウム素材を採用したパームレストは、その剛性感とともに机との段差を極力抑えた、手首にかかるストレスを軽減。

モバイルPCと違って広い面積をもつキーボードを、下からささえる基盤と上にかぶさるフラットアルミパームレストで挟み込んで剛性を確保。


キーボードは、19mmフルキーピッチ/フルサイズキーボード

テンキーについては、本体のフットプリントがスリム化したこともあって16mmと若干小さくなっている。

また、「VAIOの設定」から、左右Ctrlキー/Fnキー/Caps Lockキーの入力をカスタマイズしたり、ファンクションキーによく使うアプリケーションの一発起動を登録といったこともできる。


タッチパッドは従来モデルから25%ほど面積を拡大、高精度タッチパッドなので思わない挙動に悩まされることもない。

Windows 10ジェスチャーに対応する。

左右に2分割された物理に押せるボタンもあるので、確実にクリックできる。


パームレスト右端に、Windows Hello対応の指紋認証機能を搭載できる。

センサーに指先を置くだけで瞬時にログインできたり、スリープ状態からの復帰としても使えて、思っている以上に重宝する。

使い勝手として、例えば家族それぞれの指紋を登録しておいて、指紋認証のワンアクションで、それぞれ自分のアカウントに自動ログインといった利用方法もあるので家族同士でもめんどくさがらずにセキュリティを確保できる。

また、モデルチェンジにより顔認証にも対応したため、ダブルで生体認証を利用できる。


さすがにモバイルPCではないためLTEは搭載していない。

「IEEE802.11ac」に対応したWi-Fiアンテナをディスプレイの上部に搭載して、通信の安定性を確保。

多人数でネットに繋いだときでも速度が落ちにくい「MU-MIMO」にも対応する。

他、セキュリティロック・スロットを備えていたり、セキュリティチップ(TPM)も搭載できる。

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最大限のパフォーマンスを求めようとすればデスクトップPCではあるのだけれど、それなりに設置場所を専有してしまうし、移動手段は一切もたない。

そうすると、大型ノートPCが選択肢に入る。

今回、ようやく大画面かつ作業領域を確保できる4K 解像度(3840×2160ドット)に加えてハイダイナミックレンジと待望のAdobe RGBカバー率100%の選択肢が増えた。

色域が大きく拡張されるおかげで、写真を正確な色味で表示できるので、写真編集としてやっと使い物になる。

残念ながらdGPUを内蔵までは実現していないものの、Thunderbolt3対応のUSB type-Cを備えたおかげで、ディスプレイ出力や電源供給他が使えたり「外付けGPU BOX」を拡張といった使い方もできる。

他、大容量メモリー、超高速SSDと大容量HDDのハイブリッド搭載や、Ultra HD ブルーレイ対応した光学ドライブも載せられるので、長らく使ってきたデスクトップVAIOや大きめVAIOノートに限界が来てしまったという場合には、買い換える先としてはありかもしれない。

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●“スマート”オールインワンPC「VAIO S15」


“スマート”オールインワンPC「VAIO S15」

VAIO S15
ソニーストア販売価格:109,800円+税~

VAIO S15 | ALL BLACK EDITION
ソニーストア販売価格:281,800円+税~

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


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