安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(過酷なバッテリーベンチマーク編)

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・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(開梱編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(外観編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(パフォーマンス編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(基本ベンチマークテスト編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(3Dグラフィックス系ベンチマークテスト編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(バッテリーライフ編)
の続き。

前回のバッテリーのベンチマークテストで、MONSTER PC 「VAIO Z」JEITA2.0測定条件15時間駆動ってのは、ほぼニアリーイコールで長持ちなのはわかった。いやこれでベンチマークテストとしてはいいだろ、それじゃなくても1回テストするのに11時間以上もかかるとかどう考えてもつらすぎるしもうやりたくない(;´Д`)

はずだったのに、いや待てよ…、これくらいの負荷(キーストローク出力:10秒 web周回:60秒)とか、そもそも軽めのモバイルPCでも出来るくらいのことじゃないかと。

じゃ、もっとハードに使った場合のバッテリーの持ちはどうなんだろう?と気になったらもうやるしかない。

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●仕事効率とバッテリーの持ちの両方を考慮してみる。

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実際に仕事をかなり真面目にやるとどの程度かな?と思ったら、ちょうどいいことに、PCの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフト「PCMark8」のテスト内容だったら、かなり実用に近いんじゃないかと。

「PCMark8」Basic Editionの中でも、「Work」というベンチマークテストはオフィスPCを見据えたテスト。

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「Work」ベンチマークテスト内容
Web Browsing – JumglePin
Web Browsing -Amazonia
Writing
Video Chat / Video Chat playback
Video Chat / Video Chat encoding
Spredsheet

参考までに、IEを呼び出して画像のロードや検索をする2種類の「Web Browsing」、テキストエディタで2つのドキュメントを開いてコピー・カットアンドペースト・テキスト挿入・画像挿入・保存といった処理をする「Writing」、1対1・1対4でのビデオチャットを行う「Video Chat」、オープンソースの表計算ソフト”LibreOffice Calc”を使った用いた「Spredsheet」といったテストを行っている。

これを、バッテリー駆動でひたすらループして、ベンチマークスコアを測りつつ、バッテリーがなくなる(5%前後で切れるまで)までの時間と、それまでに何度実行できたか。

ただ、バッテリーライフが持てばいいというわけではなくて、これなら仕事効率もわかるだろうと。

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テストするのは、VAIO ZVAIO Pro 13VAIO Fit 15Aの3台。

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MONSTER PC “VAIO Z” 「VJZ13A1」
OS : Windows 8.1 Update 64ビット
CPU : Intel Core i7-5557U(3.1GHz) TDP 28W
メモリー : 8GB
ストレージ : 第2世代ハイスピードSSD (PCIe 20Gb/s) 約256GB
グラフィック : Iris Graphics 6100
ディスプレイ:13.3型ワイド(2560×1440)

バッテリー容量:58Wh
JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.2.0) 約15.2 – 15.5時間
JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.1.0) 約19.3 – 20.2時間

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VAIO Pro 13「SVP1321A1J」
OS : Windows 8 64ビット
CPU : Core i7-4510U(2.0GHz) TDP 15W
メモリー : 8GB
ストレージ : 第1世代ハイスピードSSD (PCIe 20Gb/s) 約256GB
グラフィック : Intel HD Graphics 4400
ディスプレイ:13.3型ワイド(1920×1080)

バッテリー容量:38Wh
JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.2.0) 約9時間
JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.1.0) 約11時間

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VAIO Fit 15A 「SVF15N1A1J」
OS : Windows 8 64ビット
CPU : Core i7-4500(1.80GHz) TDP 15W
メモリー : 8GB
ストレージ : SSD(Serial ATA 6 Gb/s) 約256GB
グラフィック : NVIDIA GeForce GT 735M(ビデオメモリー2GB)
ディスプレイ:15.5型ワイド(2880×1620)

バッテリー容量49wh
JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.2.0) メーカー未測定
JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver.1.0) 約5.5時間

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●バッテリーベンチマークソフト「BBench」とPCベンチマークソフト「PCMark8」を組み合わせて実験。

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バッテリー駆動時間は、バッテリーベンチマークソフト「BBench 1.01」で時間のみを追う。

「BBench 1.01」の設定
キーストローク出力 :オフ
web周回      :オフ

各VAIOの設定
電源プラン        : バランス
ディスプレイ輝度     :40%(自動調光はオフ)
Wi-Fi接続        :オン(同一アクセスポイント)
Bluetooth接続      :オン

バッテリー駆動時のディスプレイ消灯やスタンバイはすべて「なし」、バッテリーが切れるまで延々と動作し続けて、バッテリー残量5%になるまでで計測。

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VAIO Z「VJZ13A1」
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●バッテリー駆動 (パフォーマンス優先)
Workベンチマークスコア : 平均 3458
バッテリー駆動時間 : 5時間28分 
テスト成立回数   : 10回

●バッテリー駆動 (静かさ優先)
Workベンチマークスコア : 平均 3411
バッテリー駆動時間 : 5時間43分 
テスト成立回数   : 10回 

まず、VAIO Zの様子をみると、 「PCMark8」(Work)のテストはかなりの負荷がかかっているようで、バッテリーの持続時間は約5時間30分くらいになった。それでも、バッテリー駆動でもベンチマークのスコアはとても高くて、しかもベンチマークの処理するスピードも早いので、この間に10回もテストを行うことができた。

これくらいの仕事量をぶっ通しで行っても、バッテリーで5時間以上は使えるということがわかった。 ちなみに、この負荷テストでは「パフォーマンス優先」と「静かさ優先」では駆動時間は大きな差としては現れなかった。

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VAIO Pro 13「SVP1321A1J」
 p13z26
●バッテリー駆動 (パフォーマンス優先)
Workベンチマークスコア : 平均 2661
バッテリー駆動時間 : 4時間39分 
テスト成立回数   : 7回

●バッテリー駆動 (静かさ優先)
Workベンチマークスコア : 平均 2097
バッテリー駆動時間 : 5時間12分 
テスト成立回数   : 7回  

VAIO Pro 13では、バッテリーの持続時間は約5時間前後の持ちで、その間に行えたベンチマークテストの回数は7回。VAIO Zと比べるとベンチマークが低く見えてしまうけれど、VAIO Zのスコアが高すぎるのでVAIO Pro 13の結果はいたって良好。

ただし、バッテリーの持ち時間が、VAIO ZVAIO Pro 13とでかなり縮まっているけれど、ベンチマークを行う回数がこれだけ違うのは、それだけVAIO Zが高速に仕事(処理)をしているからという事になる。

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VAIO Fit 15A「SVF15N1A1J」
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●バッテリー駆動 (バランス)
Workベンチマークスコア : 平均 3076
バッテリー駆動時間 : 2時間56分 
テスト成立回数   : 4回

●バッテリー駆動 (省電力)
Workベンチマークスコア : 平均 2855
バッテリー駆動時間 : 3時間3分 
テスト成立回数   : 4回  

VAIO Fit 15Aには、「パフォーマンス優先」と「静かさ優先」という設定がないので、電源管理の「バランス」と「省電力」の2つでテストしてみた。バッテリー容量が49whと大きいけれど、さすがにディスプレイの大きさや外部GPUという消費デバイスが多いために長時間駆動は向いていないのは仕方がないところ。

 総じて、負荷が大きい仕事(処理)を連続して行うと、さすがにバッテリーの駆動時間はかなり短くなってくる事はわかる。

けれども、逆に考えると、28W TDPのCPUを載せてここまで処理を続けても、高いスコアを出しながら5時間以上もバッテリーが持つ余力があるVAIO Zはかなりのモンスター級だと言える。

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●超過酷な3Dグラフィックベンチマークをバッテリー駆動で回し続ける。

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もうここまで来るとやらずにいられないので、3Dベンチマークソフト「3DMark」Basic Editionを上記と同じように、バッテリーがなくなるまで動作させ続けたらどうなるかというテストもやってみる。

こうなったら単なる好奇心と意地。

DirectX 9を使用した低価格帯のタブレットやスマートフォン向けの「Ice Storm」、DirectX 10を使用したエントリー向けのノート・デスクトップPC向けの「Cloud Gate」、DirectX 11を使用したゲーミングノート・ミドルPC向けの「Sky Diver」、同じくDirectX 11を使用したGPU負荷の非常に高いゲーミングPC向け「Fire Strike」の4つのテスト。これらが一連の流れなので、終わったら記録をとってまた再スタートの繰り返し。

VAIOの条件もそれぞれ同じで、バッテリーがなくなる(5%前後で切れるまで)までの時間と、それまでに何度実行できたか。

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VAIO Z「VJZ13A1」
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●バッテリー駆動 (パフォーマンス優先)
Fire Strike : 平均 860 
Sky Diver  : 平均 3461
Cloud Gate : 平均 5775 
Ice Storm  : 平均 15520
バッテリー駆動時間 : 2時間37分 
テスト成立回数   : 5回

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●バッテリー駆動 (静かさ優先)
Fire Strike : 平均 741 
Sky Diver  : 平均 2865
Cloud Gate : 平均 4976 
Ice Storm  : 平均 15463
バッテリー駆動時間 : 3時間32分 
テスト成立回数   : 8回

さすが3Dベンチマークソフト「3DMark」だけあって、VAIO Zとはいえバッテリーの消費がマックスに激しい。そしてここでは顕著に「パフォーマンス優先」と「静かさ優先」との差が現れた。

「パフォーマンス優先」では、冷却ファンが回り続けて、約2時間半でバッテリーがなくなる早さ。そのかわりかなり高いスコアを出している。逆に、「静かさ優先」ではスコアは落ちてくるものの、1時間以上バッテリーが長く持ち3回も多くまわす事ができた。しかもしっかりとファンの音が抑えられていた。

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VAIO Pro 13「SVP1321A1J」
 p13z56
●バッテリー駆動 (パフォーマンス優先)
Fire Strike : 平均 264 
Sky Diver  : 平均 1174
Cloud Gate : 平均 2205 
Ice Storm  : 平均 17047
バッテリー駆動時間 : 2時間02分 
テスト成立回数   : 5回

p13z36
●バッテリー駆動 (静かさ優先)
Fire Strike : 平均 365 
Sky Diver  : 平均 1535
Cloud Gate : 平均 3150 
Ice Storm  : 平均 21103
バッテリー駆動時間 : 3時間43分 
テスト成立回数   : 7回

 VAIO Pro 13は、とても綺麗な一直線のバッテリーの減っていくグラフになっていて、おそらくパフォーマンスを目一杯出し続けているのでまるでゆらぎがない。そのため、バッテリーの持ち時間だけ見れば、VAIO Zとほぼ同じくらいになっているものの、特に負荷の高い3つのテストのスコアが 異常に低くなっている。ただし、一番軽いテストだけは、 VAIO Zを上回る結果を出している。

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VAIO Fit 15A「SVF15N1A1J」
fa67 
●バッテリー駆動 (高パフォーマンス)
Fire Strike : 平均 990 
Sky Diver  :     -
Cloud Gate : 平均 5036 
Ice Storm  : 平均 21580
バッテリー駆動時間 : 1時間34分 
テスト成立回数   : 

fa60
●バッテリー駆動 (バランス)
Fire Strike : 平均 981 
Sky Diver  :     
Cloud Gate : 平均 5060 
Ice Storm  : 平均 21474
バッテリー駆動時間 : 1時間33分 
テスト成立回数   : 

VAIO Fit 15Aは、「3DMark」の計測途中に”SkyDiver”で必ずエラーが起きるので参考値。電源管理の「高パフォーマンス」と「バランス」の2つのテスト結果。計測できたスコアとしては外部GPUのパワーもあって良好。ただし、バッテリーが1時間半で底をつきた。

もはやバッテリーいじめみたいなテストになったけど、まぁ結果が知れてスッキリ。 

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と、ここまでバッテリーのベンチマークテストをしておきながら言うのもアレだけど、VAIO Zを出張に一日持って行って使ってみたら、本当にバッテリーよく持つなーという漠然とした実感のほうが大きくて。

実際に使っているには屋内であれば30%でも余裕で視認できるくらいで、今回の2つの記事のテストでディスプレイ輝度は40%としていたけれど、もう少し暗くしてテストしたらバッテリーベンチスコアももうちょっと延びてたのかなと思ったり。

それに、使っている途中使わない時はパタっと閉じてスタンバイにしてたりすると、本当にバッテリーが減らなくて、結果論ではあるけれど、1泊2日でもACアダプター使わなくて持ってかなくて良かったじゃないかと思ったり。

今までだとまずこんな事なかっただけに、素で感動していて、ついTDP 28WのCPUばかりにフォーカス当ててしまうけど、バッテリーの長さは本当にすごかった。

 

 

あぁ、それとこれだけテストしてると、冷却ファンの音が、VAIO同士でも違うとかどういう状況でどう違うとかもアリアリとわかってきてしまったので、次はそのあたりを調べてみよう。

 ・見た目にダマされちゃいけない、MONSTER PCの名を持つ安曇野産「VAIO Z」の真実。
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・ものすっごい楽しかった「VAIO meeting 2015」のレポート。(新幹線の中で執筆中。)
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・「My Sony Club」と「週アス(3/3号)」に、新VAIO Zの開発秘話たっぷり。

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MONSTER PC “VAIO Z” (13.3型ワイド)
ソニーストア販売価格:189,800円(税別)~

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