ソニーの堅牢性と高速性を兼ね備えたポータブルSSD「SL-Mシリーズ」レビュー(その2)ケースを分解、SSD換装してみると、いろいろなことが判明。


前回のポータブルSSD「SL-Mシリーズ」レビューでベンチマークを実施したところ、公称値である転送速度最大1000MB/sには届かずRead 833.59MB/sWrite 588.48MB/s という微妙な結果だった。

実際に使われているSSDが何なのか?転送速度がイマイチ発揮できていない要因について確認してみよう。

・ついに日本で発売されたソニーの堅牢性と高速性を兼ね備えたポータブルSSD「SL-Mシリーズ」レビュー(その1)


<参考>
ポータブルSSD「SL-Mシリーズ」500GBモデル、「SL-MG5」のベンチマークアプリCrystalDiscmarkでのテスト結果。

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●ポータブルSSD「SL-Mシリーズ」の内部構造。

ポータブルSSD「SL-Mシリーズ」の内部構造については、製品ページに簡単な分解した構造が画像で確認できる。

この図を見ると黄色いプラスチック表面の下に、側面プレートとシリコン製コネクタプレートがネジ止めされており、内部にM.2 SSDとそれを接続する基板という、他の外付けSSDケースとそう大差ない構成となっている。

分解も比較的容易な部類と考えたので、分解してみることにする。

【CAUTION!注意!】
本体を分解して故障させると、ソニーストアの保証、メーカー保証対象外のため有償修理、もしくは修理不能となる可能性があります。
また防塵防水 IP67準拠していますが、分解することで防塵防水性能を失う可能性があります。
この記事を読んで同様の事をして、万が一生じた損害は全て自己責任となり、当方やメーカーは一切その責を負いません。

 

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●ポータブルSSD分解してみる。

まず表面の黄色いプラスチック部分を外していく。

使用したのはデザインナイフなどの細い隙間に滑り込ませやすいものを使用。

USB端子側の方が穴があり隙間から少しずつ剝がしていくのが容易でだった。

SONYロゴ側は隙間にナイフを滑り込ませテコの原理でゆっくりと外していった。アルミケース側に若干の傷がつくためこの辺りは覚悟して作業しよう。

写真で分かる通り両面テープで接着されていた。

比較的厚さがあるプレートのためゆっくりと剝がしていけば破損せずに取ることができる。

次にネジを外し、プレートを取っていく。

ネジ穴にピンセットなどを突っ込みこちらもゆっくりと引っ掛けながら少しずつ外していく。

表面側のプレートはプラスチックでできていた。

シリコン製コネクタープレートは柔らかくまたアルミフレームとの間にシーリングを行なっていたであろうシリコン片が見て取れる。

元に戻すとき防塵防水性能を気にするなら、再度シーリングを行なう必要がある。

ようやく基板が見えたものの思うように引っ張り出せなかったため、裏面のSONYロゴ側も外し逆側から押し出す形で基板を取り出した。


基板にはSSDのチップ部分(両面)と基板裏面側にサーマルパッドが貼られており、これがうまく引き出せなかった原因だと思われる。

サーマルパッドによってアルミケースに熱が伝わり放熱については特に問題なさそうに見える。

逆に基板裏面側のものはフィルムがついている状態。

こういう仕様なのか、単に剥がし忘れなのかは不明。

さて、サーマルパッドを剥がして、M.2 SSDを確認してみよう。

 

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●内部に入っていたM.2 SSD構成の確認。


内部に使用されていたM.2 SSDは、メーカー名のない組み込み向けのもの。

製品向けではなく仕様は不明のため、主要な部品をチェックしてみる。

DRAMは、SK Hynix H5AN4G8NBJR-UHC(4Gb)で512MBのようだ。

コントローラは、PHISON PS5012-E12。

NANDフラッシュは、Toshiba BiCS3 64-layer TLC NANDのTA7AG55A1V(125GB)が片面2枚ずつ(両面4枚)で合計500GBとなっている。

500GBで両面実装になっているのは少し驚いた。

見た感じ書き込み速度が落ち込むような構成でもなさそうではあるけれど、500GBという低容量ゆえうまく性能が出ていないのかもしれない。

 

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●他のSSDを使用できるか。ベンチマークの値は?


さて、気になるところとしては、別途SSDを基板に入れ替えて使えるのか?

PS5用にと用意したM.2 SSDのWD製2TB「WDS200T1XHE」を利用してみる。


WD製2TB「WDS200T1XHE」は、PCIe Gen4x4 インターフェイス、2TB 、ヒートシンク搭載タイプのSSD。

シーケンシャルリード 7000MB/s、シーケンシャルライト 5100MB/sの超高速モデル。


Type 2280のため、サイズは幅22mm×長さ80mm。

ポータブルSSD「SL-Mシリーズ」の内部基盤に備わっていたSSDと同サイズであり、装着についても非常にカンタン。

接続をもとに戻してPCと接続する。


結論からいうと、未使用からの使用であったがWindows上の「ディスクの管理」からあっさりと認識。

フォーマットとボリュームの作成を行ない外付けSSDとして接続することができた。

気になるのはこの状態でのベンチマーク結果。

それを確認してみた。


結果は上記の通り。

転送速度最大1000MB/sに近いシーケンシャルアクセスでRead 989.96MB/sWrite 1019.56MB/sと爆速。

当初の低速度の原因はやはり内蔵SSD(500GB)の影響が強かったようだ。

ランダムアクセスが低くなっているようにみえるけれど速度十分。

ポータブルSSDという用途を考えればシーケンシャルアクセスの速度が重要になると思われる。


今回は、価格が5万円前後というPCIE4.0対応の2TBを使用しており、正直なところ性能を持て余しているとも言える。

適正なSSDを使用すればもっと価格を抑えることができるはず。

また、他の残りの1TBモデル 「SL-M1」2TB モデル「SL-M2」であれば、もともと転送速度が高速な可能性もある。

500GBモデル 「SL-MG5」に、自前で用意した大容量SSDを導入するとい使い方もできるとわかった。

けれども、このSSDの価格は約2.5万円にプラスして、別途用意するSSDの価格(2TB:2.5万~3.5万、4TB:7万~10万)が加わるとなると、超高価なポータブルSSD(かつ各所の保証がなくなる)になってしまうのでキワモノチャレンジャー以外にオススメできない。

 

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●ポータブルSSD「SL-Mシリーズ」ラインナップ

 


2TB 「SL-M2」

ソニーストア販売価格:72,600円(税込)

1TB 「SL-M1」
ソニーストア販売価格:40,700円(税込)

500GB 「SL-MG5」
ソニーストア販売価格:25,300円(税込)

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