2017年の桜の季節を、STFレンズ「SEL100F28GM」、Planar「SEL50F14Z」、Vario-Tessar「SEL1635Z」で撮ってみた。


2017年3月に降臨したEマウントのSTF(Smooth Trans Focus)レンズFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」がちょうど桜シーズンに間に合ったので、Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS「SEL1635Z」Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」と一緒に持って出かけて撮ってみた。

・2017「桜の季節」 #flickr

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●STFレンズ「SEL100F28GM」で撮る桜のある景色

DSC08172a
撮影日 : 2017/4/9
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/400 絞り値:F5.6 露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:手動

DSC08217a
撮影日 : 2017/4/9
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/400 絞り値:F5.6 露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:自動

今年は桜の開花がずいぶんと遅くて、満開になる途中に何度も雨風に吹かれてヒヤヒヤしながらも天気が回復した日に近所に桜を撮りに出かけて。

FE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」は当然焦点距離が100mmということもあってなかなかに最初はうまいぐあいにフレームにおさめられなくてかなり苦労してしまった。

FE 85mm F1.4 GM「SEL85F14GM」を使っていて慣れたつもりでも85mmと100mmでは全然違って子供たちとの距離感に戸惑いつつも、フォーカスは軽快でカスタムボタンから瞳AFで捉えてからの撮りやすさもあって慣れてくると楽しくなってくる。

DSC08679
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/125 絞り値:F5.6 露出補正:+0.3EV ISO:125 ホワイトバランス:手動

DSC08668
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/800 絞り値:F5.6 露出補正:-0.7EV ISO:100 ホワイトバランス:手動

前ボケも後ボケもSTFレンズの得意とするところで柔らかい背景がつくれたり、ザワザワする2線ぼけに悩まされないというのはとてもイイ。

それに、思っていた以上にピントのあった範囲(合焦範囲)のキレがめちゃくちゃイイ。

つい大口径レンズを使ったときの気負いというか、開放でつい撮りがちで結果被写界深度を浅くしすぎたせいでいったいどこにピントがきてて訴えたいの?みたいなボケ感に振り回されたみたいな失敗をよくすることもあるけれど、「SEL100F28GM」は開放で撮るとF2.8相当で捉えた面のシャープさが際立っていて、それでいて背景は緩やかにとけたボケ味がだせてしまって、コレだという構図でキタ!ときの爽快感ときたら。

ちょっとレンズ性能に頼りすぎだなと思わなくもないけれど、撮った後に自宅に帰って見返すのがとても楽しかった。

DSC08794a
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/320 絞り値:F8.0 露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:手動

レンズリングを「マクロ域切り換え機能」を切り替えて最短撮影距離0.57m、最大撮影倍率0.25倍の近接撮影も便利で、極端なマクロ撮影ができるわけではないとしても、背景含めたクローズアップした桜が撮れるのは嬉しい。

たまに切り替えをわすれて、通常撮影時にぜんぜんピントがあわない!と慌てることもあるけど、だいたいすぐにレンズリングの戻し忘れだと気づく。

1本で取り回しの幅が広くてSTFレンズを存分に活かせるのは美味しい。

DSC08809
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/320 絞り値:F5.6 露出補正:+0.3EV ISO:100 ホワイトバランス:手動

DSC08427
撮影日 : 2017/4/11
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/5 絞り値:F5.6 露出補正:±0.0EV ISO:3200 ホワイトバランス:手動

そして点光源をあえて撮ってみた。(画像は、それぞれ太陽と月)

「SEL100F28GM」は、点光源を背景のボケとして入れた場合、中央から周辺のほぼどの位置でもボケのなかに年輪のような模様がでてしまう「年輪ボケ」や、丸がゆがんだレモンのような形になってしまう「口径食」がほぼでることがない。

これは確かに凄い威力だなーと思いつつも、その点光源がなんとなく意図的というか作為的な雰囲気になりがちで、(特に上の画像だと太陽)あ、これはSTFレンスで撮ったねとバレバレなとことが気にかかる。

このへんは、AマウントのSTFレンズ「SAL135F28」のほうが自然だなという気がする。使い勝手は異なるし一概に単純比較はできないけれども。

DSC08306a
撮影日 : 2017/4/9
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL100F28GM」 焦点距離:100mm
シャッター速度:1/320 絞り値:F5.6 露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:自動

あと、これは個人的な腕の問題だけど、焦点距離が100mmゆえのせっかくのボケ感を活かした構図にしたくてもうまく背景にもっていけないとか、前後に移動する子どもの動きをフォローしきれないとか、望遠としては短いためにもっとぐっと引き寄せたいときに足りないなんて事があるけれど、場数と経験値を稼いで解消しろというか、当然一本の単焦点レンズでオールマイティーに使うというよりも、他のレンズと一緒に組み合わせつつここぞという時に使うと凄く楽しいレンズかなと。

・ボケ味が主役になるSTFレンズとG Masterレンズが融合したFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」、外観レビュー。
・「CP+2017」ソニーブースレポート(その1)。トロトロのボケ味と最新機能が合体したFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」

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●もはや外せないレンズ、キメ写真が撮れる「SEL50F14Z」

DSC08296
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7RM2
レンズ :  「SEL50F14Z」 焦点距離:50mm
シャッター速度:1/2500 絞り値:F1.4 露出補正:+0.3EV ISO:100 ホワイトバランス:手動

すっかりEマウントレンズでGMasterをはじめ相当にいいレンズが出揃った感はあるけれど、ここ1年で実に定番として持って行きたくなるのがPlanar T* FE 50mm F1.4 ZA (FE 50mm F1.4 ZA)「SEL50F14Z」

FE 85mm F1.4 GM「SEL85F14GM」やSTFレンズ「SEL100F28GM」を持っていって中望遠で追いかける時もあれば、「SEL50F14Z」で背景に映る情景を残しながら撮るのがとってもお気に入り。

極端な話、1本しか持っていけないのだったら「SEL50F14Z」をくっつけて行こうと思えるほど。

DSC08240a
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7RM2
レンズ :  「SEL50F14Z」 焦点距離:50mm
シャッター速度:1/4000 絞り値:F1.7 露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:自動

開放で撮ってもピント面のキモチ良いまでのシャープさ心地よくて人物が一人のときでも二人並行にならんだシーンではバッチリどっちにもスパっと解像するし、背景のボケ味も滑らかだから絞りをリングを直感的にちょいちょいコントロールしながらバシバシ撮れる。

さすがに開放で撮ると色収差が出たり、被写界深度が浅すぎて実に微妙にピントを外してたりして、これがまたカメラの背面ディスプレイでは撮っている最中に気づかなくて後からシマッター!なんてことはお約束のようにあるけれども。

DSC08635
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7RM2
レンズ :  「SEL50F14Z」 焦点距離:50mm
シャッター速度:1/100 絞り値:F1.4 露出補正:+0.3EV ISO:100 ホワイトバランス:自動

夕暮れ時、日が沈むタイミングで急いで出かけたときも、なかなかじっとしてくれない子供たちを撮るにも大口径の明るいレンズに助けられることも多くてヤミツキになる。

唯一の惜しいというか欲しかったのはフォーカスホールドボタン。

フォーカスホールドボタンに【瞳AF】、これが超絶便利で慣れてしまっただけに、他のボタンに設定してると自分の中でしっくりこなくて、そのあたりだけ「SEL50F14Z」はモヤっとする。

DSC08702
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7RM2
レンズ :  「SEL50F14Z」 焦点距離:50mm
シャッター速度:1/60 絞り値:F1.4 露出補正:+0.3EV ISO:100 ホワイトバランス:自動

基本子供撮りが中心なので、自然に動き回っていたり話しながら写真を撮れるだけ撮っていきながら、コレいいね!と思える写真が多く残せるのもこの「SEL50F14Z」なこともあって、いやいやこれがなかなかに持ち出しリストから外せないレンズだったりする。

・ビシっと決まる解像感と描写力、ポートレートからスナップまでが1本で撮りやすい、単焦点レンズ Planar T* FE 50mm F1.4 ZA 「SEL50F14Z」。

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●目に見えるモノすべて広い世界を1枚におさめる「SEL1635Z」

DSC08567a
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL1635Z」 焦点距離:35mm
シャッター速度:1/100 絞り値:F10 露出補正:-1.0EV ISO:1600 ホワイトバランス:自動

大玉ラインナップばかりの中でみるといつの間にか小さく?思えるようになったVario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS「SEL1635Z」

つい子どものクローズアップ&背景をぼかした写真を量産してしまうと、撮っている時期が違うのに何が違うの的なところに陥りやすいので、「SEL1635Z」を持っていくと面白い絵が撮れる。

Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA「SEL35F14Z」なんていいレンズがあることは重々承知しつつも、単焦点レンズがズラズラとカバンの中に並ぶと超ヘビー級な重さになることもあって、1本で35mmから超ワイドな16mmにまで振れる「SEL1635Z」を。

DSC08569a
撮影日 : 2017/4/13
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL1635Z」 焦点距離:16mm
シャッター速度:1/100 絞り値:F10 露出補正:-1.0EV ISO:100 ホワイトバランス:自動

F4通しの限界が…みたいな事もあるけれど、むしろ絞って全体にキリっとした写真として残してみたい。

余計なものが映ってしまっても、その時あった季節や風景ぜんぶをひっくるめて思い出として残せるし。

いつまでこうして撮らせてもらえるかなーなんてシミジミ思いながら撮ってたりする。

DSC08462z
撮影日 : 2017/4/11
カメラ  : SONY ILCE-7SM2
レンズ : 「SEL1635Z」 焦点距離:16mm
シャッター速度:2 絞り値:F10 露出補正:±0.0EV ISO:6400 ホワイトバランス:手動

ここは昼間に子供たちと来た同じ桜の咲く場所。

イナカなので夜も遅くなるともう誰も歩いてないし、車も通らなくて真っ暗な中で月明かりだけ。

三脚を使ってカメラを固定して撮影して長秒で撮ったりなんてのはさすがに一人じゃないと無理。楽しいといえば楽しいけど、長居すると寂しくなってしまって早々に退散してしまった記憶…。

撮った画像は、RAW現像で色を起こしたり補正して手助けして遊んでみるのも面白い。

・ダイナミックな広角からスナップまでを1本でこなせるフルサイズEマウントレンズ 「SEL1635Z」を使ってみよう。

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桜って春が来ると同時に凄く写真を撮りにいきたくなる感情にブーストがかかって、時間さえあれば子どもを連れて行こうとか、一人で夜に出かけてみようとか、不思議なチカラがあるよね。

また来年はみんな一つ年をとってどんな景色に映るのか楽しみにしておこう(゚∀゚)

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