見た目にダマされちゃいけない、MONSTER PCの名を持つ安曇野産「VAIO Z」の真実。

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SONYから離れてVAIO㈱として2014年7月に独立して、すぐさまVAIO Pro 13/11やFit15という製品は扱われていたけれど、これはどちらかというとSONY時代のVAIOをそのまま残したという形にしかすぎなくて、待ちわびたのは、VAIO㈱となっての新しいVAIO。

Android/iOS全盛のスマートフォンやタブレット時代にすっかり入っても、痒いと ころに手の届く仕事を最大限の効率をもってしたいと思ったらWindowsの納得行くマシンが欲しかったわけで、その解がMacのハイエンドにしかなかっ たフラストレーション。

薄くて軽くあって欲しいけれど、本気で使えるハイパフォーマンスが欲しいと思うのは、自ら作り出す事に快適さを求めるWindow PCユーザーであり、VAIOユーザー。

そして、今までは”究極の”とか”最終の”という意味合いの「Z」という称号を、”Zero Philosophy”いわゆるここから改めて始まるという「Z」として、今回2つのVAIO Zが発表された。

そのひとつが、「VAIO Prototype Tablet PC」であって、超ハイパフォーマンススペックを誇るクリエイティブのためだけに作られたTabletスタイルの「VAIO Z canvas」

そしてうひとつが、今までにない快適さとスタイリッシュさを兼ね備えたモバイルPCとして登場するのがMONSTER PC 「VAIO Z」

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●極める圧倒的なレスポンス

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まず、 「VAIO Z」のCPUには28W Uプロセッサーを採用。

ここ最近のVAIOで使われていたTDP 15Wだったものから、上のクラスのTDP28W Uプロセッサーを搭載して、Core i5ですら、Ultrabookに多く採用される15WのCore i7を超えるパフォーマンスがある。

さらに、タブレットモードは通常TDPで、例えばクラムシェルで本気使いしたい時に「ハイパフォーマンスモード」にすると、cTDP機能が働いて、規定のTDP28Wのプロセッサーから、35Wにまで引き上げて、さらなるハイパフォーマンスで動作できる。

逆に静かに使いたいという場合には、「サイレントモード」にすることで、タブレット時では10W(クラムシェル時で15W)にまで制御する事もできる。

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CPU内蔵グラフィックも優秀な、「Iris Graphics」を載せていて、従来のCPU内蔵GPU「HD Graphics」よりも2倍の性能を発揮できる。

この「Iris Graphics」の性能は、ベンチマークソフト「3D MARK VANTAGE」のスコア比で、VAIO z11の外部GPUの3.22倍、VAIO Z21のメディアドックを使用した外部GPUでのパフォーマンスよりも1.33倍にもなるほど。

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その大いなるパフォーマンスを備えながら、VAIOが昔からやってきた”高密度実装技術””熱冷却設計技術”

VAIOを動作させるベースとなる基板を部品の間のギャップから配線の間の長さを究極まで狭めることで、より小さい”高密度実装基板”が出来上がる。

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今回の 「VAIO Z」にはいる基板の大きさは、10,034mm平方メートルと、VAIO Fit 13Aの15,280mm平方メートルと比べると65%も小さくなっている。

もともとODM生産で作られたVAIO Fit 13A限界が、安曇野で作られるとここまで突き詰められるということを証明している。

基板が小さくなるということは、空間に余裕が少しでも生まれるという事で、より本体を小さくスタイリッシュにという方向にむかう事も、より小さくても高速なマシンを作るという事にダイレクトに貢献してくる。

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”熱冷却設計技術”として、 「VAIO Z」には、2つの冷却ファン、ヒートパイプも、新しく一から作りなおしている。

冷却ファンは、日本電産㈱との共同開発で、HDDに使われている流体動圧軸受け技術をつかって、超薄型で、高孤立、そして高信頼性のある流体動圧軸受ファンを完成。

2基あるファンは、動作している際のノイズを抑えるために左右の羽の枚数を変えて、作られている。

ヒートパイプは、㈱フジクラとの共同開発で、独自の内部構造の薄く、高い熱運搬能力をもつ極薄型高校率ヒートパイプを載せている。

PCは熱との闘いで、ハイパフォーマンスであればあるほど、熱を伴うから、いかにこの放熱設計が大切か。加えて、ファンが回るノイズほど耳について気になるものはなくて、いかにその音を減らすか、という努力がここに見える。

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SSDもついに、第二世代のHigh speed SSDへ。

当然、SATA SSDよりも圧倒的に速いPCIeインターフェースを採用したHigh speed SSDが、VAIO Proにはいっていた第一世代から新たに第二世代になった事で約1.5倍もの高速化を実現。

この超速レスポンスはいたるところの体感スピードに影響して、Instant Goテクノロジーを採用しているので、Windowのスタンバイ状態から復帰するのに要する時間は、たったの0.3秒

ウソみたいな早さで立ち上がって、スマートフォンやタブレットと変わらない早さがある。

さらに、スタンバイ状態できになるのは、そのままバッテリーが減っていったらどうしよう?という事なんだけれども、なんとスタンバイ時でも17.9日(VAIO Pro13でも8.4日)という脅威のバッテリーライフが可能になっている。

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●軽く薄く、外に持ちだしても仕事をこなせる

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TDP 28WのCPUを載せていながらにして、 「VAIO Z」の重量は、1.34kg。

こうしてみるとあれ?あんまり軽くない?と思われるのだけれど、例えていうなら、TPD 28Wを載せているMacbook Proは1.57kgで、薄く軽いとされる1.35kgのMacbook Airに採用しているCPUはTDP15W。

という事は、単純にMacbook Airのサイズで、Macbook Proの性能を持っているとも言える。

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このパフォーマンスでも、しかもバッテリー消費が激しいと言われるWQHDのディスプレイを積んで、JEITA2.0測定条件ですら、15時間といバッテリーライフがある。

これは、今までには考えられなかった事で、WQHDディスプレイでも、新たな超集光バックライトでの省電力化するなどして、ひとつひとつのデバイスに対しての省電力化が結果としてここまでの結果になっている。

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単純に大容量バッテリーを搭載するだけではなくて、バッテリーを覆う樹脂ケースを省いたり、本体内で構造を一体化させる事で、薄さや軽さという面での貢献もしている。

比較で言うと、 「VAIO Z」は58Whを搭載しながら、VAIO Duo 11の47Whとくらべても0.75mm薄く、25g軽く、VAIO Duo 13の52.9Whとくらべても、0.4mm薄く、28g軽くなっている。

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ボディは、薄さ、軽さ、堅牢性、パフォーマンス、そして道具としての質感を成り立たせるために、アルミニウムとカーボンの組み合わせで作られている。

キーボード部分はアルミ化してパームレストと一体化して、カーボンの繊維方向とアルミ裏面の補強リブを最適化して堅牢ボディとなっていて、パームレストの端っこのカドだけもってもたわみなくがっしりとした安定感を感じられる。

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クラムシェル時に、ディスプレイをパタンと閉じて持ち運ぶ時にも、トルクヒンジの引き込みと、ガラス面とアルミ面が空気の隙間なく合わる時の、柔らかく閉まる心地よさも、全て緻密な設計の賜物。

パームレストに仕込んである磁石のおかげで、最後の閉じる瞬間の引き込みや、閉じた状態で持ち運ぶときも、不意に開いてしまう事もなくしっかりした一枚の板となる。

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手の触れる部分には、アルマイト処理されたアルミが配置されていて、キーボードはしっかりした打鍵感がありながらも、タイミング時のカシャカシャという耳障りなノイズを抑えて、かつ無音にはできない打鍵音もより心地よい音へ移行させている。

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クリックするタッチパッドも、今までクリックするとポインティングデバイスがズレてしまったとか、いまひとつ使い勝手がよくなかったパーツだったけれど、ここに、きちんと硬度の高いマイカ(雲母方岩)を1.0mmという厚みで採用したおかげで、あきらかにタッチ感が向上している。

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ディスプレイは、13.3型でありながらも待望のオーバーフルHDのWQHD

しかも、sRGBカバー率100% 面積比115%と、Macbook ProのsRGBカバー率93% 面積比93%と較べてもはるかに高品質。

ソニー時代から培ってきたトリルミナスディスプレイも、謳われてはないもののしっかりと搭載している。

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●クラムシェルとは別のタブレットスタイルとしてのプレゼンツール。

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「VAIO Z」という名を冠していながらも、フリップ機構を採用して、クラムシェルだけではなくて、タブレットとしても使える2in1スタイルを採用したのか。

このフリップ機構はソニー時代のVAIO Fit Aシリーズに採用されていたもので、じゃあ何故他の可変スタイルではダメなのか。

他社にある、回転ヒンジは、動く部分が大きくなり、しかも安定感がなくなるし、折り返しタイプになると、タブレット時に反対側にキーボードがむきだしになるといったそれぞれにデメリットが発生する。

じゃあ、VAIO Duo 11/13にあるようなサーフスライダー方式もありながら、こちらが採用されなかったのは、クラムシェルに重きをおいた場合に、ディスプレイの角度が変えられない、キーボード面に制約がでるという要素があったため。

重点は、クラムシェル型として完璧にこなせなければいけなくて、その上でタブレットとしてもストレスなく使えるとい”解”がこのフリップ機構になったのだと言う。

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タブレット=ノートのように使えるように、思ったとおりにペンで描ける事が大切。

ペン先の触れた場所と、実際に線が描かれたところがずれているとそもそもペン書きとして成り立たないので、その誤差を極限まで抑えるために、液晶とガラスの間に特殊な光学樹脂を充填するダイレクトボンディングを採用。

ペンでの筆圧カーブも調整できるようになっていて、思いついたらすぐにペンをもって書き込むといった、紙のノートと同じ使い勝手ができる。

当然、CLIP STUDIO PAINT で、絵を描くのも快適で、タブレットとして熱中して手をおいて描いていても、バックライト基板がちょうど真反対の液晶の奥側になうrので、その放熱時の熱を感じることなく集中できるというのも実はとても大切。

背面についているカメラは、ソニー製の積層型構造を採用した800万画素の”Exmor RS for PC”CMOSセンサーを搭載。

これはなにかを撮影するというよりは、ドキュメントスキャナとして紙の資料やホワイドボードに書かれている情報をカメラでスキャンしてデータとして保存するという使い方が非常に便利。

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フリップ機構になって、画面を回転させる時でも、VAIO Fit Aシリーズの場合は、一旦タブレットにしてクラムシェルに戻した時にもロックをし忘れてしまって、間違えて画面が倒れこむ可能性があったけれど、今回は自動的にロックされるので、これだけでもアクションが相当簡単になっている。

それから、ディスプレイを反転させたときの、表示させている画面の切り替え反応の速度もかなり高速化していて、細かにストレスが改善されている。

この薄いボディに内蔵されているスピーカーも本体にある空間を最大限利用して、プレゼンテーション時の大きい会場でもしっかりとした音圧で再生できる。

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●日本の技術が集結してできたVAIO

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PCというと、出来上がった部品を集めて出来上がってしまえるものだけれど、VAIOには、各ベンダーと共同開発することで専用の設計を行って出来上がったパーツがたくさん詰まっている。

挙げれば、裏面照射型CMOSセンサーはソニー㈱、ディスプレイの強化ガラスは旭硝子㈱、高演色LEDと集光BL LCDはパナソニック㈱、ブラスト加工したアルミは㈱東陽理化学研究所、流体動圧軸受ファンは日本電産㈱、薄型高効率ヒートパイプは㈱フジクラ、静音キーボードは沖電気工業㈱、UDカーボンは東レ㈱。

そうそうたる国内企業との協力で成り立っていて、そしてその設計からメイン基板の製造、組み立て、品質検査の工程にいたるまで、安曇野工場でおこなって(安曇野フィニッシュ)最終的に完成に至っている。

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フリップ機構を採用した事もあって、最初は、VAIO Fit 13Aそのまんまじゃないか!?と思ってしまう部分もあるけれど、この構成された中身を知ると、まるっきり別のVAIOだとわかる。

「VAIO Z canvas」というクリエイティブなマシンだけではなくて、こうしてモビリティできてクラムシェルで今までにない超快適な性能を手に入れて、そこから先にタブレットとペンの使い心地を体現できるのが 「VAIO Z」という事になる。

見た目だけではあまりにもわからない物凄いデキ具合をぜひとも手にしてみるべき。

 

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MONSTER PC “VAIO Z” (13.3型ワイド)
ソニーストア販売価格:189,800円(税別)~

 

・今日2月16日(月)の19時から生放送もあるよ!「VAIO meeting 2015」まで、”自由だ妄想しよう!”
・生中継アリの『VAIO meeting 2015』まで“自由だ、妄想しよう” – 週アスPLUS
・2月16日(月)のVAIOファン向けイベント「VAIO meeting 2015」を週アスがニコ生配信するよ!

VAIO Prototype Tablet PCイベント情報:VAIO.com

・「VAIO Prototype Tablet PC」トークショーに行ってきたけど、ブログ記事間に合わなくて間に合わせの感想だよ。
・「VAIO Prototype Tablet PC」、ソニーストア大阪トークショーレポート(前編)
・「VAIO Prototype Tablet PC」、ソニーストア大阪トークショーレポート(後編)

「VAIO Prototype Tablet PC」
・VAIO.com
・パーソナルコンピューターVAIO(VAIO株式会社製)

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