外出のお供にも、部屋でじっくり聴くにも、快適にリスニングできるステレオヘッドホン「MDR-1A」

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・ハイレゾ音源も気軽に外で楽しめるインナーイヤーレシーバー「XBA-A2」
・インナーイヤーレシーバー「XBA-Z5」を使ってみた最初の雑感。
の続き。

ヘッドホンの本質を追究したヘッドホンとして登場した「MDR-1シリーズ」は、1Rから1RMk2へとマイナーチェンジを経て、今回「MDR-1A」へとモデルチェンジ。

見た目には全く変わってなさそうに見えるけれど、かなりブラッシュアップされているようなので早速使ってみよう。

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●ステレオヘッドホン「MDR-1R」から「MDR-1A」の変更点を見てみる。

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今回のヘッドホン、新シリーズはインナーイヤーレシーバーもオーバーヘッドタイプも共通して画像付きの白いパッケージが描かれていて、それを抜きとると黒い化粧箱い入っている。

フタを開けると「MDR-1A」が収まっている。

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内容物をチェックしてみよう。「MDR-1A」本体に、ヘッドホンケーブル(1.2m)と、マイク/リモコン付きのヘッドホンケーブル(1.2m)、キャリングポーチ、取説。

「MDR-1RMK2」の時にあった3mのヘッドホンケーブルはオミットされている。

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「MDR-1A」を見ると、一見本当に「MDR-1R」と変わったところがないように見える、というかデザインコンセプトをそのまま継承しているようで、さらに高音質化の方向へ向かったモデル。

振動板のハイコンプライアンス化と、軽量のSSCWボイスコイルと組み合わせて、レスポンスの早い低域から高域までを幅広く再現、結果として数値上では、「MDR-1R」の
4Hzから80,000Hzから「MDR-1A」では3Hzから100,000Hzという周波数帯域の再生が可能とされている。

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大口径の直径40mmの「HD(HighDefinition)ドライバーユニット」は、振動板材料に、MDR-Z1000、1Rに採用されている「液晶ポリマーフィルム振動板」に、アルミニウム薄膜をコーティングを施して、さらにクリアな中高音を再生を可能にしている。

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クッションから見えるドライバーユニットをみると、「MDR-1R」は肌色の液晶ポリマーの色から、 「MDR-1A」ではアルミ塗膜コーティングによりダークグレーの振動板に変わっている事がわかる。

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 ハウジングは密閉型になっていて、上部に通気孔を設けて振動板の動作を最適化することで低域のリズムを正確に再現。

 付け心地にも注力をはらわれていて、低反撥ウレタンフォームを立体的に縫製したイヤーパッドとイヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用。

 イヤーパッドは、「MDR-1R」よりも 「MDR-1A」は装着した時でいうと、後頭部の下の隙間のできやすい部分をカバーするようにクッションが大きくなっているのもわかる。

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実際に付けてみると、耳に吸い付くように柔らかくピッタリフィットして中からの音漏れも防ぐと同時に、外部からの音もかなりシャットダウンして音楽の世界に没入できる。

ヘッドホンを装着していてもハンガーの頭に触れる部分も同様に柔らかくて上下にあたる側圧も変わらず、軽くてつけ心地はかなり良好。

負荷が少なくて耳が痛くなることもなく長く聴いていられるというのも利点。

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ハウジング部は、90度ハウジングの方向が変わるスイーベル機構になっていて、横向きにしてフラットにする事ができて持ち運び時には省スペース化できるようになっている。細かい部分ではあるけれど、「MDR-1R」と 「MDR-1A」とで倒れる方向が真逆になっていた。

こうしたヘッドホンの可動部には、複数のシリコンリングを仕込んでいて、扱っていて軋んだ音がしたりカタカタと音が鳴るのもきっちりと抑えている。

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SONYの文字の入った赤いタグ付きのキャリングポーチが付属、、ヘッドホンを持ち運ぶときに傷から守れて便利。

前後の大きい面積の部分はナイロン製、内側には仕切りポケットもあって、そこにケーブルを入れておける。

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ヘッドホンからのケーブルは肩出しタイプの脱着式。

ヘッドホンケーブル(1.2m)と、「マイク/リモコン」付きのヘッドホンケーブル(1.2m)の2つが付属していて好みで使い分けもできるし、別売ケーブルを使用する事もできる。

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付属のヘッドホンケーブルは、音の劣化を抑制するために中の銅線に銀めっき加工した「銀コートOFC」を採用、ケーブルを4芯構成にすることで、左右それぞれに独立したグラウンドケーブルを用意してクロストークを低減させる。

ヘッドホンケーブルには、表面に細かい溝を入れてからみにくい構造。コードに触れてもタッチノイズで邪魔される事はない。

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もう一本付属のヘッドホンケーブルは、仕様は通常ケーブルと同じで、ケーブル途中にマルチファンクションボタンのついたユニットがくっついていて、ちょうど真裏にマイク穴がある。

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 このマルチファンクションボタンは、スマートフォンとつなぐとハンズフリー通話ができたり、音楽を聴く時の、再生や一時停止、送り戻しといった使い方もできる。

さらに、Xperia専用アプリ「SmartKey」を使うと、音量の上げ下げや着信拒否、音声検索といったカスタマイズする事も出来る。

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「SmartKey」アプリの設定画面をみると、「ミュージック」、「通話」、「保留」の3つの項目があって、そこから、ボタンを1回、2回、3回押したときにどういった動作をさせるか、(再生/一時停止やトラック、応答/通話終了や音量やミュート)を自分の好みで設定できる。

これは、なかなか便利ではあるのだけれど、なぜかXperiaに限定されていて、せっかくウォークマンZX1/FシリーズもAndroid OSなのに使えないのは非常にもったいない。せめて自社Android OSのウォークマンもインストール対象にして欲しい。

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●ステレオヘッドホン「MDR-1A」を使ってみた。

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まず「MDR-1A」の心地よさはこの装着感。ヘッドホン自体も軽いし、装着したときも耳周辺に触れたイヤーパッドは柔らかくて、内側の径もスッポリと耳が収まる。着け心地は本当に良くて、長時間聴いていても聴き疲れしないのはかなり良い感じ。

特に今回は耳の後ろあたりもしっかりまでイヤーパッドが追従してる事もあって、密閉感が高さから外部の音も随分と遮断されるし、音楽を再生するとかなり没頭できる。

もともと、モニター系のヘッドホンが好みで、「MDR-1R」以前は同じくモニターシリーズの「MDR-Z1000」を使っていたけれど、「MDR-1A」もニュートラルに聴きやすいヘッドホンで、ボンキュッボンみたいな派手さはないけど低域から高音域までの解像感のある音楽が心地よくてリラックスして聴けて、自分としてはやっぱり好み。

オーバーヘッドタイプのヘッドホンというと、基本室内で聴く用として使う事が多いけれど、これくらい軽いと外に持ち出しても悪くない。というか、そとに持ちだしてもシンプルに心地よい音が聴ける環境が作りやすいから、真夏の暑い時期は無理だとしても、秋冬春シーズンならオトモに連れていってもイイ。

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それから、室内でウォークマンとの組み合わせで移動できる良質音楽環境として使ってもいいし、HDDオーディオプレーヤーシステム「HAP-S1」のヘッドホン出力に「MDR-1A」をつなぐとこれまたかなり素敵なリスニング環境ができる。

もちろんスピーカーから聴ければそれが最良なんだけれども、なかなかスピーカーから音をある程度鳴らして聴くってのも難しい場合があるし、そんなときにはヘッドホンが重宝する。

ハイレゾ音源って本当に音っていいのかな?と疑心暗鬼なところもあったりするのだけど、この組み合わせなら、ハイレゾ音源(DSD)をネイティブ再生した音と、圧縮音源との聴き比べができて、楽曲によってはおもしろいくらいにその違いがわかる。

例えば、公開録音したDSD音源を聴くと、曲間に話す声や息継ぎから、ライブ会場の人のいる感覚のあるサワサワと生録特有の小さなざわつき、ギターの弦の音の消え際やアーティストの声の響きとか、空気感みたいなものが聴こえ伝わってくる。これが圧縮音源になると、はっきりした音は聞こえてきてるのに、さっきまであった”余韻”がなくなって全体としてノッペリした感覚になるのがわかる。

音により深い知識がある人からすれば、そんなの当たり前だろうという話で終わってしまうと思いつつも、「HAP-S1」から出力されたハイレゾ音源を「MDR-1A」が忠実に再現してくれてるからこそ聴こえてくる隅々の音であって、これだけ素直に解像した音が聴けると、別に眉間にシワをよせてコレとコレはどこがどう違うんだ?とか悩んだりせずに楽しく音楽が聴けるかなと。

てことで、外に持ち出しても、自宅でゆったり聴いても、どっちでも使えてかなーり使いやすいヘッドホン。

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