ソニーストアでデジタル一眼カメラ α7RIV を触ってきたレビュー(その1) 画素数番長だと思ったら大間違いだった、随所に納得の改良ポイントが山盛り。


衝撃のデジタル一眼カメラαシリーズEマウントモデルα7RIV ( ILCE-7RM4 )の発表。

その後、なぜかソニースト銀座だけ単独で7月19日(金)からα7RIVが最速展示されると知って意地でも触りたくて飛んでいき、その翌日の7月20日(土)からはソニーストア 直営店(札幌・名古屋・大阪・福岡天神)でも展示を開始されたので改めて、一番近いソニーストア福岡天神に改めてα7RIVを触ってみた。

・α(TM)史上最高の解像性能と階調性を実現、有効約6100万画素フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7R IV』発売 | プレスリリース | ソニー
・α7R IV | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
・先行展示情報(ソニーストア直営店)
・α7R III 撮影サンプル

α7RIVの進化した注目ポイントは赤文字α7RIIIと同等機能は青文字で記載しています。

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●画素数だけじゃない、カメラとしての使い勝手をさらに高める改善が随所に施されたα7R IV


α7RIVのインパクトは、有効6100万画素という超高画素にひっぱられそうになるけれど、実際に触るとそこじゃないところが随所に変わっていてその変わりっぷりにかなり驚かされたのも事実。

むしろカメラを撮影する道具としての進化を欲している人にとっては歓迎できるポイントが多数あるので、そういった従来機との違いをまず先に探ってみる。


α7RIVの本体サイズは、128.9×96.4×77.5 mm。質量は約665g(メモリーカードとバッテリー含む)。

α7RIIIの本体サイズは、126.9×95.6×62.7mm。質量は約657g(メモリーカードとバッテリー含む)。

パッと見た感じ外観上は、α7RIIα7RIIIと変わっていないように見えるので、よっぽど目のこえている相方でない限り、買い替えてもバレないかなという意味ではありがたい。(追記:と思っていたらわりと随所に違うところも多くて若干冷や汗ものかもしれない。)

いやしかし、突き詰めて比べると相当変わっていて、一眼レフカメラと呼ばれる大型機からするとコンパクトなボディと言われていた奥ゆかしさはなくなって、かなり攻撃的にその使い勝手という性能を引き上げにきているのがわかる。

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●ファインダーをのぞくと見える世界がさらにリアルに近づいた高精細な映像。


α7RIV に新たに搭載された電子ビューファインダーは、約576万画素「Ultra-XGA OLED Tru-Finder」

自発光方式で忠実な黒を再現する高コントラストの有機ELを採用しているのは今までも同じだけれど、画素数はα7RIIが236万画素、α7R IIIが約368万画素、そしてα7RIVでは約576万画素へと解像度が大幅に向上。

これは明らかにキレイ!とわかる。

以下画像は、参考までにα7RIV のファインダー内をマクロ撮影したもの。


接眼レンズには両面非球面レンズを含む4枚構成の光学系、有機ELの高輝度・高コントラストの視認性の恩恵もあってファインダー内は広々したうえでとても明るい。

高精細で自然な画像のモアレとジャギーを抑制する「高表示品質」モードにすると、有効6100万画素という超高解像度なセンサーからの情報量の高い映像をガッチリと視認できる。

撮影した映像はより精細さを確認できる。

一番シャレにならないのは、α7RIV のファインダーを見続けて慣れてしまったたあとに従来機に戻したときの画質のギャップ。

一度高精細なファインダーを知ってしまうと脳がかなりそっちに引っ張られる。

ちなみに、ファインダーのフレームレートについては、バッテリーのスタミナを優先したいときは60fps、高速に動く被写体もしっかりと追跡したいときは120fpsという使い分けもできる。


液晶モニターは、3.0型(144万ドット)背面液晶(ホワイトマジック採用)タッチパネル対応というのはα7RIIIと同等。

高精細化はしていない。

そのかわり、被写体をダイレクトに選択できるタッチフォーカス機能に加えて、ファインダーを覗きながらでもフォーカス位置を移動できるタッチパッド機能を搭載。

被写体を画面上でタッチして追従する「タッチトラッキング」に対応するのも、フルサイズミラーレスα9以外では、α7R IV が初搭載になる。

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大口径レンズも望遠レンズも安定して持ちやすさが向上したグリップ


α7RIIα7RIIIは、ボディサイズは同じで、グリップが約2.4mm深くなった。

これだけでもずいぶんと変わったと思っていたけれど、α7RIVは、α7RIIIと比べてもグリップは約3.8mm程度深くなっている。

今までは掴んだ指が余ることもあって隣のレンズに干渉していたけれど、それがないほどにしっかりと手と指をまわせる。

持ったときのこの違いは誰が持っても全く今までと違うと感じるところ。



しかもグリップの形状について、中指が凹んだ位置にあるとして残りの薬指と小指が今まで以上に指がかりする。

自分の手はかなり大きいほうだと思うけれど、グリップエクステンション「GP-X1EM」や縦位置グリップがなくても本体オンリーで全ての指がかけられる。

もちろん自分よりも大きな手のひとは小指がかからない場合もあるけれど、これは大きな変化。


 
テキストで言ってもちっとも伝わらないので、α7RIII専用のグリップエクステンション「GP-X1EM」を、あえてα7RIVに装着して撮影したものがコレ。

こんなにグリップのサイズ感は変わったというのがわかる。

大きくなればいいものではないとしても、ヘビー級なレンズを装着して撮影する人にとっては待望と言える。

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●各所に変更がみられる操作フィーリング


 
それから、ボタン類も変わっていなさそうに見えて、大改良。

グリップのある上の面(シャッターボタンのある位置)がナナメに傾斜していたものがほぼ平行に。

シャッターボタン電源スイッチ自体が前方側にナナメに傾いている。

なるほど握った感覚でトータルの持ち方が少し変化したことで、小指含めたグリップ感が上がっているのはこういった細かな変更が影響しているのだなと。

シャッターボタンを押すと極めて低振動(無振動だというと嘘ぽいので)だなとわかる連写音がする。


わかりやすいのは、後ダイヤルが、本体の一部からのぞいていたものから上部に配置されて操作しやすくなっていること。

露出ダイヤルにロックボタンが追加。

押したときだけ解除されるのではなくて、押すたびににロックまたはロック解除という機構で不意の動作を防ぎたい場合には便利。


AF-ONボタン
は、クリック感と位置を調整して、より簡単にアクセスできるように大型化。

マルチセレクターは、面の質感を変更してボタン操作性を強化したというだけあって、確実にコントロールできるようになった。

逆にα7RIIIに戻って触ると指の先が結構チクチクして痛く感じるほどで、テクスチャになったマルチセレクターは見た目以上に使いやすいと感じる。


他のボタンにしても、例えば、この「C3」、「MENU」ボタンのせり出し方をみてもわかるように、しっかりと押し心地のあるボタン

この背面に配置してあるボタン類は、配置と形状の違いも踏まえてファインダーをのぞいたままでも直感的に操作できる。

ちなみに背面にあるロゴについては、デザインが変わったこともあって背面から上の面に変更になっている。

唯一の世代の違いのアピールするロゴだけに、高揚ポイントでもある。

マルチインターフェースシューに新しくデジタルオーディオインターフェースを追加。

新しく発売されるデジタルガンマイク(ECM-B1M)XLRアダプターキット(XLR-K3M)を使うと、音声をデジタル信号のままにカメラに伝送して劣化の少ない高音質な録音が可能になる。


マルチインターフェースシューは、見た目変わってないもののデジタルオーディオインターフェースを追加。

何かっていうと新しい規格が追加されていて、9月以降に発売されるショットガンマイクロホン「ECM-B1M」XLRアダプターキット「XLR-K3M」と組み合わせると、音声をデジタル信号のままにカメラに伝送して劣化の少ない高音質な録音が可能になるというもの。

地味に良いじゃないかと思ってしまって、コレ使いたかったらα7RIVにするしかないという新モデルあるあるの罠。

・α7RIV 専用の周辺機器として、縦位置グリップ「VG-C4EM」、ショットガンマイクロホン「ECM-B1M」を9月6日に、XLRアダプターキット「XLR-K3M」を10月下旬に発売。

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●改善して欲しいところがしっかりと改善されたインターフェース


トップカバー、フロントカバー、内部フレーム、リアカバーに軽量で高剛性のマグネシウム合金を採用して、カメラの剛性と軽量性を維持しながら、ボディの耐久性をさらに高めている。

α7RIIIと比べてさらに高い防塵・防滴に配慮した構造に。

レンズマウントの周囲にクッションが追加されたようで、よりシビアな環境でも信頼性を上げてくれる。


インターフェースについては、正直不満点があった第3世代機(α7R III)。

そこはかなりしっかりと直されてきた。

メモリーカードスロットの開閉部については、ロックレバー式から二重フタ構造のスライド式に変更。

スライドして全体がしっかりとハマる方式となっていて、まさに防滴防塵の性能を高めるためだとよくわかる。

もちろん不意にバクっとあいてしまうこともない。


メモリーカードのデュアルスロットは、やっとというかようやくメモリースティック対応を切り捨てて、SDカードのみとなったことで、どちらも書き込み時間を短縮できるUHS-II対応に。

SDカードの向きは背面を向けて入れるという仕様は変わらず。


SDカードを物理的に差し込むスロット1/スロット2と、メニュー上での順番が逆さまなところもきちんと整合性がとれるようになった。

しかも、従来モデルと併用して使う場合に混同しないようにという配慮か、設定から上下の変更もできるようになっている。


左側面の端子は、α7RIIIと共通で、シンクロターミナル、マイク端子、ヘッドホン端子、HDMIマイクロ端子、USB Type-C端子、マルチ/マイクロUSB端子。

端子カバーが一定方向に開く仕様に改良。

開いてプラプラぶら下がってしまう端子カバーはストレス以外のなにものでもなかったのでこれは良い。


充電やPCとの接続で使うであろうmicroUSBを使おうとするとはずした端子カバーの逃げ場所がなくて本体と挟まるなんてこともなくなる。

しかも、端子の周囲の形状が一段くり上がり、端子カバーにパッキンがつくなどして防滴防塵性を高めているのもよくわかる。

USB Type-C端子は、SuperSpeed USB(USB 3.2 Gen 1)対応 となったことで、大容量のファイルもより高速転送できるようになったのも改良ポイント。

 
バッテリーは、大容量2280mAhのインフォリチウム機能対応の高容量リチャージャブルバッテリーパック「NP-FZ100」

α7RIV ・・・ Zシリーズバッテリー「NP-FZ100」
静止画撮影可能枚数 : ファインダー使用時:約 530 枚、液晶モニター使用時:約 670 枚
実動画撮影時 : ファインダー使用時:約 90 分、液晶モニター使用時:約 105 分
連続動画撮影時 : ファインダー使用時:約 160 分、液晶モニター使用時:約 170 分

α7RIII ・・・ Zシリーズバッテリー「NP-FZ100」
静止画撮影可能枚数 : ファインダー使用時:約 530 枚、液晶モニター使用時:約 650 枚
実動画撮影時 : ファインダー使用時:約 100 分、液晶モニター使用時:約 115 分
連続動画撮影時 : ファインダー使用時:約 180 分、液晶モニター使用時:約 190 分

α7RIVは6100万画素と高画素化したにもかかわらず、α7RIIIと同じバッテリー駆動時間をほぼ保っている。

これは実は凄いことで、たぶんに画像処理エンジンBIONZ Xなどの性能向上が影響しているのだと推測できる。


それから、縦位置グリップを装着するときに外すことになるフタ。

α7RIIIはスライド式のスイッチだったものから、α7RIVでは開閉する根本の軸となる部分がバネスイッチに変わっていて、フタの取り外しの方式がどうして変わったんだろう?と不思議だった。

それこそ初めてみたときは一瞬はずしかたわからず、これだと撮影現場での付け外しはかなり大変そうだなと思っていた。

そしたら、ここも防滴防塵のためにこういう仕様になったのではと教えてもらいなるほどと。


確かに、バッテリーカバーにシーリング構造が採用されているし、電源コードを逃がすためにあった小さな四角いラバーの逃し口も今回なくなっているのはそういうことかと。

とすると全体的に相当な防滴防塵化が進んでいるなとわかる。

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まさかのα7RIVの最大のウリである有効6100万画素という超高解像度 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーExmor Rについて全く触れてないレビュー一発目。

ただの画素数番長だと思ったら大間違いだった。

操作フィーリングが本気で良くなっていて触ればさわるほどこっちに慣れてしまうとα7RIIIですらも違和感を覚えるほどにキケン。

大型レンズを取り回す、シビアな撮影現場でのちょっとしたイライラモヤモヤの細かいところをつついて改良している感がひしひしと伝わってくるので、そっち方向の人たちが触ると非常に欲しくなるはず。

触っていてこんなに楽しくなるとは思わなかった。

一方で、いやいやそれでもオーバースペックだなと思えば、なぜだかα7RIVの存在のおかげで、リーズナブルに思えてしまうα7RIII。

このトラップにハマるとフルサイズのいいヤツが欲しくなるという不治の病にかかると思われる。

あとはこの第4世代と呼ばれるα9の後継機種とか気になる、非常に気になる。

まるで書ききれなかったので、以降レビューその2に続く。

ソニーストアの先行予約販売は、7月23日(火)10時から。

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α7RIVをソニーストアで触ってきたレビューの動画(21分~)>
2019年7月20日(土)ライブ配信の録画。

・「α7R IV をソニーストアで触ってきたレビュー、VAIO SX12&勝色モデルお披露目 etc」”ソニーが基本的に好き。Live”(2019年7月20日配信)

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●有効6100万画素の超高解像度と高画質を持つα7R IV


『α7RIV』 ボディ ILCE-7RM4
ソニーストア販売価格:399,000円+税
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

[2019年9月6日発売]


●αあんしんプログラム
αオーナー向けの「あんしん・快適な」サービス
「レンズ長期保証優待」、「αメンテナンス最大50%OFF」、「下取りサービス増額

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


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