ソニーストアで、ステージモニターのインナーイヤーステレオヘッドホン「IER-M9」と「IER-M7」を視聴してみた雑感。


もう先に「IER-Z1R」なんて超高級志向ののインナーイヤーヘッドホンが海外で先行して発表されちゃったせいで、免疫ができたのか(感覚が麻痺して)手頃な良いイヤホンでたじゃないと思ってしまったステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」

いやぶっちゃけ高いよ!と思いながら、ソニーストア福岡天神(直営店)にある実機があったので短い時間ながら視聴してみた。

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●スタジオモニターのインナーイヤーヘッドホン「IER-M9」、「IER-M7」を視聴してみよう。


ただのBAの数の違いだけかと思ったらいろいろ違っていた「IER-M9」「IER-M7」

web画像でも「IER-M9」と一発でわかるのはドライバーのハウジング部分の波打ったテクスチャくらいだろうと思っていたら、そもそもすっかりドライバーの質感が違う。

ハウジング自体がマグネシウム合金で、マットで金属独特の手触り感。

ハンガー部分から流れるヘッドホンケーブルも「IER-M9」のほうはシルク編組を採用しているので、少し明るめのグレー調にみえる。


うんちくとして、「IER-M9」は、バランスド・アーマチュア・ドライバー5基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター+スーパートゥイーター)搭載。

5つのBAで、5つの帯域を受け持つ5BA-5WAY。

「IER-M9」に備わる高域用のBAドライバーユニットは、トゥイーターの振動板にマグネシウム合金、ボイスコイルに伝送効率の高い銀コート銅線、端子部には導電性を上げる金メッキを施すといった専用のもので出来ている。


そして、まぁ今までのソニーのインナーイヤーヘッドホンにあったようでなかったような形状。

理由としては、遮音性をあげるための構造(ノイズブロック構造)で、ドライバーの前面部は完全密閉になっていて、背面部も音抜け孔以外は密閉されてるのがミソ。


一方で、着脱式のヘッドホンケーブルは、OFC(OxygenFreeCopper:無酸素銅)の表面に純銀コートを施した、二重構造の導体を採用したケーブル。

先にも書いたけど、「IER-M9」にのみヘッドホンケーブルにッチノイズを軽減するシルク編組を採用していたり、ヘッドホン側と機器側に非磁性体のメッキを施したプラグを採用していたりと、「IER-M7」とこと細かに違うところがある。


「IER-M7」
のドライバーのハウジング部はマグネシウムではなくて樹脂製。

光沢のあるブラックの塗装で覆われていて、ハウジング天面にはテクスチャもなくフラットなので結構「IER-M9」と印象が違う。

ドライバーだけの質量でみると、11gと9gなので2gほどの差。


「IER-M7」は、バランスド・アーマチュア・ドライバー4基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター)搭載。

4つのBAで、4つの帯域を受け持つ4BA-4WAY。

「IER-M9」にあるスーパーツイーターがないのは単純に超高域部分のあるなしというよりは、周波数の高いところの高音域からつらなる中音域にかかる部分までを、「スーパーツイーター、トゥイーター、フルレンジ」3つで鳴らすか、「トゥイーター、トゥイーター」の2つで鳴らすかといった感じ。


それから、目についたのがイヤーピースのはめ込み部分が「IER-M7」ではゴールドになっていたこと。

素材は違うけれど、遮音性の高いノイズブロック構造は共通。

ヘッドホンケーブルは、よくみると撚り線の芯材の流れが見える。

ちなみにドライバーとヘッドホンケーブルの接点はどの向きでもハマる。(ツメのようなもので差し込む方向が決まっているわけではない。)


イヤーピースは、「IER-M9」「IER-M7」ともにハイブリッドイヤーピースは7つ、トリプルコンフォートイヤーピースが6つの合計で13種類付属。

全部並べてみてみるとかなり壮観だったりする。

SS、S、MS、M、ML、Lサイズまでは共通で、ハイブリッドイヤーピースのほうにのみLLサイズが一つ多い。


ハイブリッドイヤーピースは、耳に触れる部分は柔らかく、音を通す管には硬い2種類の硬度のシリコンゴムに独自開発のシリコンフォーム素材を組み合わせたもので、フィットしやすくて、長時間リスニングでも疲れにくいので常用に向いてるタイプ。

トリプルコンフォートイヤーピースは、管の部分に2種類の硬いシリコンゴムを採用して、耳に触れる部分に独自開発のシリコンフォーム素材を使用しているもので、傘部分に厚みと柔らかさが同居して装着したときにより耳の中をしっかり埋める追従性がウリ。

音漏れどころか、外からの騒音の遮音性も大きく貢献するので音楽に没頭したい時には最高。

ただし、その密閉感からか聴き疲れする時もあるし、同サイズのハイブリッドイヤーピースと一緒に持ち運ぶと良い。


それから新しくなったとされるプリフォームドイヤーハンガー。

もう一番最初、ドライバーがどの向きに耳にハマってどうやってハンガーを取り回すのかに非常にとまどう。

一瞬動きがとまる。どうやってつけるのよって。

そもそも装着が適当だとまるでホールド感もないし音もいい音で聞けないのでここは結構重要だった。

 
把握してしまえばなるほどというか、ドライバーの先のピコっと尖った先端が、耳の手前したにあるくぼみと同じ方向を向くと覚えるとかんたん。

およそSONYロゴが読める位置というか、若干右上がりになる向きで、そこからハンガーを耳にひっかけて逃がすという感覚。

耳にイヤーピースがしっかりハマってドライバー位置が固定できたら、ハンガーを後ろにまわしてギュッっと追従させてやると、あら不思議それぞれにホールドされてめちゃくちゃフィット。

首をブンブンふっても落ちそうになることもないし。


装着をクリアすると、心地よい音楽リスニングの時間。

個人的に事細かに音を分解できる耳を持ち合わせていない自分での評ではあるけれども思ったところを書いてみる。

過去モデルで言うと、2010年に発売された「MDR-EX1000」がとても好みで、遮音性はあまりなかったり今思えばツッコミどころはありつつも、大口径16mmダイナミック型ドライバーユニットで心地よく聞けるモニターインナーイヤーヘッドホンとしてお気に入りだった。

その後、ハイレゾ音源というトレンドがやってきて「音源進化しました!」、「プレーヤーたるウォークマンもそれを再生できる性能持ってます!」という高音質ブーム到来。

そこで、期待するのがそれを鳴らせるイヤホンということになるのだけど、(あくまでも個人的に)どうにもしっくりくるイヤホンに出会えず。

ちょうど時期的なタイミングとして、インナーイヤーヘッドホンのドライバーとして、ダイナミック型からバランスドアーマチュアに変わってくるころで、当初これが自分の肌(耳)にあわず。

極端な言い方をするとボン・キュッ・ボンみたいな、つながり感がいまいちのような感覚が拭い去れなかった。

そんな違和感も新型が出るたびに改善、中にはダイナミック型とBAのハイブリッドもあったりといろんなイヤホンが出てきたものの、昔の思い出は美化されてしまったのか、あの時のアイツは良かったという懐古主義に自分がハマる。

オーバーヘッドタイプのヘッドホンではめちゃ良いやつがいっぱいあるので満足いっていたし、ただ夏場は暑くて付けれいられないという物理的な弊害もあったりして、そうなるとインナーイヤーのいいヤツが欲しい気持ちも沸々と持ち続けている。


そこでひさびさの5万円以上の高級タイプのインナーイヤーヘッドホンが出てくれたのが今回のタイミング。

もともとモニター系のイヤホンが好きというのもあるけれど、「MDR-EX1000」はスタジオモニターという立ち位置だったもので、今回出てきた「IER-M9」「IER-M7」はステージでボーカルの人たちがつけて使うようなステージモニターの趣向を持ったタイプ。

これがうまく日常使うにはドンピシャだったりする。

まず装着性がめちゃくちゃ良いので、フィット感から得られる音の良さという基準は軽くクリアしてくれる。

これは素直に良い。

イヤホンがズレるのを直すとか本当にイライラするし、外の音が漏れてきても集中できなくてイライラするし、自分の聴いている音が外に漏れて他の人を不快にさせるとか、外で聴くにはもうありえないことばっかりなので、コレが解消されるということがとても重要。

それから、ステージモニター的立ち入ちを持ちつつ、低音域の力強さはもとより、ボーカルにしても楽器のひとつひとつしても明瞭に聞こえるだけじゃなくて、一つの音の低域から高域までの音のつながりとか、流行りのハイレゾ音源でいうなら浸れる余韻や息遣いの感じられ方はとても良いんじゃないかなと。

短い時間での視聴ではあったものの、装着からリスニングまでうえええだめだコレはみたいな嫌悪感はまったくなく、コレをつけて音楽を聴きたいなと素直に思ったのも事実。

ただ悲しいかな超高音を聞き分けらえるほどの耳の能力は(年齢的にも)持ち合わせてなく、雰囲気で感じたものだけになるので主観でしかないけれど、今度ぜひ「IER-M9」「IER-M7」との違いを静かなところで味わってみたいと強く思った。

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ハイレゾ音源がめちゃくちゃ盛り上がっていた数年前に限って本命のイヤホンが不在でやっと出てきたと思ったら、スマホのトレンドがワイヤレスに向かっていっちゃっててモヤモヤする今日このごろ。

果たして専用のプレーヤーの価値とは?みたいな言い訳がましい哲学的な事を考えつつも、よくよく考えたら最近のウォークマンって、ステレオミニプラグというしばらく長く存在していた有線接続のスタンダードだけじゃなくて、専用の4.4mm径なんていう出口を作っちゃってバランス接続こそ志向みたいなのもあって、もうコレこそが使う理由よねと。

今こそ、ハイレゾ対応ウォークマン”ZXシリーズ”「NW-ZX300」「NW-WM1Z」「NW-WM1A」を持っているならバランス接続で納得いく常用のイヤホンとしてステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」を手に入れてみてもいいかもしれない。

いや、このイヤホンが出てきたことで、専用プレーヤーたるウォークマンで音楽をまた聴いてみよう的なテンションがダダ上がりした。

音質は自分の耳で確かめられるのでせひソニーストアで聴いてみよう。

それと自分でつけるには装着方法が怪しかったら、ソニーストアのスタッフさんにきいてみよう。装着によって全然印象違うので。

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●インナーイヤーヘッドホン「IER-M9」、「IER-M7」

 
ステレオヘッドホン「IER-M9」

ソニーストア販売価格:129,880円(税別)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


ステレオヘッドホン「IER-M7」

ソニーストア販売価格:74,880円(税別)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


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