ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その2)。「BRAVIA XRシリーズ」にS-センタースピーカーを接続、サブウーファーも追加して本気モードで視聴。これは自宅でできる最高の体験。


・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その1)。適当に設置した4つのスピーカーで、まさかの音に包まれる没入感が凄かった。
の続き。

前回は、ホームシアターシステム「HT-A9」の構成を知るという意味で最小構成でセットアップしてみたけれど、俄然楽しみなくなってきたので本気出す!

「BRAVIA XRシリーズ」サブウーファー「SA-SW3」と一緒に設置して全力で楽しんでみる。

・立体音響ホームシアターシステム『HT-A9』とサウンドバー最上位機種『HT-A7000』を発売 | ニュースリリース | ソニー

 

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●「BRAVIA XRシリーズ」4K有機ELテレビ(MASTERシリーズ) A90Jシリーズと接続。


まずディスプレイは、今年登場した「BRAVIA XRシリーズ」を使ってみる。

現時点でソニーの最高画質のひとつと言える4K有機ELテレビ「XRJ-65A90J」【65型】

有機ELパネル特性と入力された映像信号を横断的に分析/処理して、独自構造の有機ELパネルを採用して発光制御しているのはこのモデルだけ。

「XR Picture」との組み合わせもあって、有機ELパネルの黒の沈み込みの深さもありながら輝度の高い部分の明るさもあってコントラストの高さが突出。

真円の大型アクチュエーターと重低音を強化するアルゴリズム、認知特性プロセッサー「XR」の組み合わせで、テレビ単独でも臨場感のある音響で楽しめる。


加えて、背面のHDMI端子(HDMI 入力3/4)は、48GbpsHDMI.2.1をサポート。


4K 24p/30p/50p/60p/120p信号 (拡張フォーマット)まで対応。VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モド)に対応する。

※VRRは後日アップデート。

また、「S-センタースピーカー入力」も備えていて、これがホームシアターシステム「HT-A9」「HT-A7000」とさらなる最上の組み合わせになる。


まず、ホームシアターシステム「HT-A9」のHDMI出力端子から、「BRAVIA XRシリーズ」にあるeARC対応のHDMI入力端子(HDMI 入力3)にHDMIケーブルで接続。

このeARC対応のHDMI入力端子に接続することで、リニアPCM 5.1chや7.1ch、「ドルビーアトモス」や「DTS:X(R)」といった、音声フォーマットの伝送が可能。

テレビ側に接続した機器もすべて音声フォーマットをフルで「HT-A9」で再現できるという事になる。


そして、「BRAVIA XRシリーズ」のうちA90J、A80J、X95Jに備わる「S-センタースピーカー入力」

X90Jにはないので注意。

このS-センタースピーカー入力端子と「HT-A9」S-センタースピーカー出力端子を、付属のステレオミニプラグのケーブルで接続。

これで、「HT-A9」のセンターの成分の音声をテレビのスピーカーから出力できるようになる。


テレビ側のHDMI端子(HDMI入力3)を「HT-A9」との接続で消費しているため、BRAVIAに接続できる機器は残り3つとなる。

ただし、「HT-A9」のコントロールボックスにHDMI入力端子は、HDMI2.1をサポートして、PlayStation®54K/120pにも対応するほか、8K HDR/4K HDRのパススルーにも対応している。

これで実質4つの機器と接続できると考えて良い。

 

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●深みのある重低音を楽しむならサブウーファーを追加しよう。


低音をマシマシにしたい場合に追加できるサブウーファー。

300W「SA-SW5」と、200W「SA-SW3」の2機種が存在する。

前者が、ソニーストア販売価格で82,500 円 (税込)、後者が44,000 円 (税込)。

上位の「SA-SW5」が良いと思いつつ価格にヒヨってしまって、「SA-SW3」をチョイス。

いや、ホームシアターシステム「HT-A9」の4つのスピーカーだけでも低音は結構でていた。

そこに加えると考えれば、200Wの「SA-SW3」でもかなりの重低音が期待できるし、サイズ的にもこれくらいが設置しやすいのだと思うことにする。

コストと設置場所が許せば迷わず「SA-SW5」を選ぶべき。


ちなみに、接続するものといえば電源コードのみ。

このサブウーファーもワイヤレスなのでそれ以外の配線はフリーでレイアウトもかなり自由。

物理ボタンは、電源ボタンと手動で接続するためのリンクボタンがあるだけで特に触る必要すらない。

 

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●自由な設置と、超がつくほど簡単な設定。


65型の「BRAVIA XRシリーズ」の両サイドに左右のスピーカーを設置。

リアの2つのスピーカーについては、テレビからおよそ3メートル程度離れた後方に設置。

ただし、またもやメーカー非推奨だと言われている床置き。

本来なら壁掛けするか、テレビ台やスタンドなどにある程度の高さを確保して設置するのが理想。

こんなかなりいい加減かつありえない設置環境でもどうにかなるのがホームシアターシステム「HT-A9」の凄いところととも言える。

メニューから「音場最適化」を開始すると、4つのスピーカーからそれぞれ、ビコビコビコビコ、ピピピピピといった測定するための音声が順番に鳴り響いて、それぞれのスピーカーに内蔵されたマイクで、スピ-カー間の距離と天井までの距離を計測して部屋に合わせた音場空間を自動で生成する。

これだけでいつでも音場環境を最適化できてしまうあっけなさ。


あっサブウーファーのことを忘れてる!と思ったら、すでに「HT-A9」サブウーファー「SA-SW3」を認識。

あえて設定で気にすることは皆無。

ただし、サブウーファー「SA-SW3」には初めて接続したときにどうやらアップデートがあったようで、「HT-A9」のメニューから更新をすることで最新バージョンにできた。

ワイヤレスだろうがこのあたりもいたってスムーズ。

クオリティうんぬんの前に、設置と設定に対するハードルをこれほどまでに下げてくれることが偉大だと思える。

 

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●映画館で味わったあの感動が、自分の部屋で体験できる嬉しさ。


ホームシアターシステム「HT-A9」を実際に楽しんでみた。

一番懸念していたのは、そもそも自分の観たいコンテンツが、なかなかデモ音源のようなオブジェクトベースのフォーマット(360 Spatial Sound Mapping)ではないということ。

対応フォーマットでないコンテンツだと、ちっともその効果すら感じられないというオチはよくある話。

まず最初に視聴したのは、Prime Video にある「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」。

この時は、じつは「S-センタースピーカー入力」もつないでいなければサブウーファー「SA-SW3」もつけていない、「HT-A9」だけでの視聴体験

4体のスピーカーからの音の波面を合成して、最大12個のファントムスピーカーを生成するソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」

1998年の作品でしかもストリーミング再生という条件としてはあまり良いとは言えない…、という前情報は視聴するとほぼ吹き飛んでしまった。

確かに自分が音の中心にいて、前後左右そして上方向に音が行き来している全方位からの音に包みこまれるような臨場感。

それはイコール映画館の真ん中に座って観ているような体験に近い。

「HT-A9」だけで重低音もしっかり出ているし満足度はこの時点でかなり高い。

 
これは病みつきになる。

こうなると止まらなくなって、全力でもっと良い環境を作りたい欲求が芽生える。

ここで、「BRAVIA XRシリーズ」に「S-センタースピーカー入力」を接続。

サブウーファー「SA-SW3」も接続。

PlayStation®5「HT-A9」に接続して、Blu-ray Disc版の「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を観る。

劇場でも観たし、Blu-ray Disc版もしつこいくらい観たけど、何度でも観たいと思える作品。

始まった早々に、先の体験を軽く超えてきた。

なんと言っても、このディスクはDolby Atmos音声で収録されてる事もあって、音に包まれる空間の中にいるという言い方は陳腐すぎるほどに、自分の周囲に音が存在する感覚。

モビルスーツの移動感からビームライフルの飛び交うさなかの空中の戦闘シーンは、今までにない質量のようなものが存在するといっても言い過ぎじゃないかもしれない。

それまでの歴代ガンダムのモビルスーツ戦闘が軽く思えるといっても良いくらい。


そして例のシーン、モビルスーツ戦闘から逃れたくて必死に逃げ惑うのに、目の前でビルは倒壊するわ、ビームシャワーが降り注ぐわ、木々が燃えて行き場をなくすわで、追い込まれておしっこチビリそうな絶望感。

このあたりはサブウーファー付けた甲斐があるというかボアアアア!とか崩れ去る事も爆発音も重低音は恐怖の演出につながっている。

海面スレスレで、実弾の波状攻撃とビームライフルの一触即発のクスィーガンダム VS ペーネロペーの戦闘なんて、耳が音に引っ張られるような、鳥肌がゾワゾワと身震いする。

実のところ、戦闘シーンなんて少なくて、物語のほとんどが人間と人間が対峙するようなシーンが多いけれど、その日常に存在する音がまたリアルさを感じられて良い。アニメなのに。

BRAVIAのS-センタースピーカーにつないだメリットは、キャラクターが話すセリフが口元から聴こえるというところにある。

ビジュアルも美麗で、やたら暗所シーンが多くて映画館でよくわからないぞという部分も、細かく認識できるうえ、立体感ある音の情報が重なると没入感が加速する。(本音としては4K Ultra HDブルーレイで出してほしかった。)

これだよ、追い求めていたサラウンドは!

立派なシアタールームで贅沢かつ凄いホームシアターの体験をしたことがあるけれど、それは自宅では100%不可能だなという諦めしかなかった。

それが、こんな素人がポン置きしただけでの満足度として考えるとそれはそれは凄いとしか言いようがない。

 

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●いつも流れる楽曲が、部屋中を満たすという体験。


ホームシアターシステム「HT-A9」は、音楽を楽しむという部分も充実。

Bluetooth接続は、高音質コーデック「LDAC」を採用しているのでSBCの最大約3倍の情報量を伝送して、ウォークマンやスマートフォンからワイヤレスでも高音質なサウンド楽しめる。

また、Apple Airplay 2をはじめ、インターネットラジオや音楽配信サービスを楽しめるChromecast built-in 、音楽ストリーミングサービスSpotifyが楽しめるSpotify Connectにも対応。

一般に、シアターシステムは、映画やゲームが主で、音楽を楽しむために使うなんて事はまだあまりないかもしれない。

いやしかし、「HT-A9」こそ部屋のオーディオ環境としてベストなんじゃないかと思える。


実は以前、「SRS-RA5000」で、”360 Reality Audio”を初めて体験したときの印象は良いものではなかった。

<参考>
・部屋が音に包み込まれるワイヤレスホームスピーカー「SRS-RA5000 / SRS-RA3000」をレビュー。「360 Reality Audio」対応楽曲探しの長い道のりと、スピーカーのポテンシャルを活かす「Immersive AE」という突破口。

けれど、「HT-A9」でそのモヤモヤも吹き飛んだ。

まず、「amazon music HD」に加入しているので、スマホから”360 Reality Audio”に対応している曲を探して再生してみる。

こ、これは!?

夜の星空を見上げて音楽を聞いているような空からも音が降ってくるような感覚。

音源一つひとつに位置情報をつけて球状の空間に配置して、生演奏に囲まれているかのような没入感のある立体的な音場を体感が4つのスピーカーで体験できている。

部屋の中全体が音に包まれている感が凄い!

360 Reality Audio”として作られた音源を視聴するなら、これは文句なしに感動の領域にある。


まだまだ”360 Reality Audio”の普及に時間がかかるとして、圧倒的に多く存在する2chオーディオを聴くとどうなのか?

意外なまでに、ステレオ再生してもシアターシステムだからちょっとねという違和感もなく快適にリスニングできている。

さて問題はこれから。

「Immersive AE(Audio Enhancement)」をONにして包み込まれる音場を再現してくれるのか?

「SRS-RA5000」では、ものすごく正直に言えば、うん?そうなの?かな?程度の感想でしかなかった。

「HT-A9」ではどうだろう?


リモコンで、「Immersive AE(Audio Enhancement)」を押すと、画面上に「360 Spatial Sound Mapping」と表記され。

ステレオ感に加えて、上方向からの音を含めた立体的な音に変化。

元のソースは、あくまでも2chで、”360 Reality Audio”のように作られたものではないという前提があっても、部屋中に音が満たされた空間を楽しめる。

これなら全然問題ない。

いや十分どころかめちゃくちゃ良い!

グラスサウンドスピーカーで部屋のどこでも音楽を均等に聴こえるという体験をしてからというもの、もうこれが当たり前になっていた。

でも極端に言えば、横の広がりだけの音。

「HT-A9」では、加えて自然な高さのある音楽の空間に居るという感覚で、体験のグレードがもっと上がる。

個人的には、「Spotify」の音は軽く感じられたので、高音質ストリーミングサービス「amazon music HD」のほうがより向いているように思える。

 

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●没入感がいっそう深いものになるゲーム体験。


おまけに、ゲームも最高に楽しい。

PlayStation®5では、ステレオヘッドホンを接続した際に3Dオーディオを楽しめるというふうになっている。

そのため、ホームシアターシステムでは100%の3D体験ではないかもしれない。

けれど、「HT-A9」の自分を中心として周囲を音で囲まれることでより物語の世界に引きこまれる。

雷鳴は地響きとともに轟音を鳴らして、本気で怖い。

コントローラーを操作して視点を変えると、周囲の音もそれにあわせて前後左右に移動するのがはっきりとわかる。(感じるではくて認識できるということ。)

4K HDRの美麗ビジュアルと、振動がブルブル震える細かな表現や、弓を引く時の抵抗感を感じるハプティックフィードバック、アダプティブトリガーとあわさって、ゲームへの没入感もより深くなる。

・「ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターズカット版」発売。PS5版へアップグレードして4K BRAVIA とホームシアターシステム「HT-A9」でプレイしてみた。

 

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こんなに興奮したのは久しぶりだ。

前提として、4つのスピーカーの制約がほとんどといってないという事、これが自分の部屋に置こうかな?という敷居をとてつもなく下げている。

それを持ってしての、リビングが音で満たされる360立体音響を体験。

ヘビーユーザーからしてみれば、本格的なホームシアターと比べるならまだまだ物足りないと評してしまうのは致し方ないところ。

だがその領域にほとんどの人が踏み込むに至っていないし、そうしたいと思っていない時点で大きな隔たりがある。

ホームシアターシステム「HT-A9」が恐ろしいのは、最低限として電源を確保してなんとか4つのスピーカーを設置さえできれば、物語の世界に入り込んだ没入感を誰もが味わえる。

しかも、映画やゲームにとどまらず、日常として流れる音楽すらも、リビングルームを包み込む。

こんなに人に薦めたいと思ったアイテムは近年みつからない。

今年のベストアイテムといって良い。

ホームシアターシステム「 HT-A9 」の部屋に包まれる立体音響が凄すぎて、この感動を伝えたい!(2021年8月7日 ライブ配信の再編集)

 


ソニー独自技術「360 Spatial Sound Mapping」が実現する新360立体音響体験 次世代ホームシアターシステム『HT-A9』

 

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<BRAVIA XR レビュー>


・HDMI.2.1 に対応した「BRAVIA XR」。4K液晶テレビ X90Jシリーズ を PlayStation5 / Xbox series X とつないで4K 120fps のゲームをプレイしてみた。
・映像と音の一体感が最高の没入感を味わえる 4K有機ELテレビ「XRJ-65A90J」。 Windows PCとつないで巨大デスクトップPC化、4K 120fps の表示方法とそのなめらかさを検証してみる。
・「BRAVIA XRシリーズ」の新しいOS「GoogleTV」の使い勝手。ソニーピクチャーズの最新映画から名作までを、ハイクオリティで楽しめるBRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIACORE」。
・「BRAVIA XRシリーズ」 4K液晶テレビのフラッグシップモデル「XRJ-75X95J」。 映り込みを劇的に抑えたエックスアンチリフレクションと音に包まれる臨場感を、コンテンツありきで楽しんでみた。

 

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●ホームシアターシステム「HT-A9」、関連商品


ホームシアターシステム「HT-A9」
ソニーストア販売価格:220,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

 


サブウーファー「SA-SW5」
ソニーストア販売価格:82,500 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

深みのある圧倒的な重低音を楽しめるサブウーファー(300w)

 


サブウーファー「SA-SW3」
ソニーストア販売価格:44,000 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

より深みのある豊かな低音を楽しめるサブウーファー(200w)

 

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