ソニーが基本的に好き!

サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その2)バースピーカー1本で部屋を満たす立体音響体験と、スピーカーとしてのクオリティの高さ両方に満足。


・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その1)インターフェースを確認、設置と接続・設定。バースピーカーの概念がひっくりかえる迫力と臨場感。
続き。

先代のフラッグシップモデル「HT-ST5000」からダウングレードしているんじゃないかと侮っていたらまるで違って度肝を抜かれたサウンドバー「HT-A7000」

テレビ台の上にのっけるだけという超がつくシンプルな設置方法で、「音場最適化」をすることで自分の部屋の空間を一変させる音響設定になってしまうもうこれは技術のマジックを見せられているよう。

あえてサウンドバー「HT-A7000」最大の難関を言えば、横幅 約 1300mmという長さと奥行き約 142mmの置けるスペースをテレビ台で確保できるか?ということ。

「BRAVIA XRシリーズ」でも65型以上との組み合わせを想定しているっぽい。

55インチでも設置したい!という場合は、海外で発表された「HT-A5000」が横幅1200mmサイズなのでそっちを待ってみるのも良いかもしれない。

・立体音響ホームシアターシステム『HT-A9』とサウンドバー最上位機種『HT-A7000』を発売 | ニュースリリース | ソニー

 

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●ホームシアターシステム「HT-A7000」のメニュー画面。


サウンドバー「HT-A7000」の電源をONにして、ひらいたメインメニュー。

非常にシンプルなUI(ユーザーインターフェース)。

基本、「HT-A7000」とテレビのeARC対応のHDMI入力端子につながっていると、自動で連動して切り替わるので映像コンテンツを観る限りではこのメニューを開いて確認するといったことは少ない。

「HT-A9」は、HDMI入力が1つなのに対して、「HT-A7000」HDMI入力が2つあるので、より多くの機器をつなげられるというアドバンテージがある。


ちなみに、「HDMI入力 1」、「HDMI入力 2」端子と「HDMI出力(TV(eARC/ARC))」端子は、4K 120pや8Kの伝送、HDCP2.2およびHDCP2.3、BT.2020広色域、そして、HDR(High Dynamic Range)コンテンツ伝送に対応している。


スピーカーを設置したあとに行う「音場最適化」は基本自動設定。

開始するとスピーカーから、ビコビコビコビコ、ピピピピピといった設置した部屋で測定するための音声が鳴り響く。

約1分程度で、ベストな音響設定が瞬時に終わる。

手動で自分の思ったとおりに、自分の視聴位置からスピーカーまでの距離やレベルなどを設定することもできる。

視聴位置からスピーカーまでの距離、側壁までの距離、天井までの高さを0 m~10 mの範囲で設定(0.1 mきざみ)。

[フロント][ハイト][ビームトゥイーター (左)][ビームトゥイーター (右)]の音量レベルを-6.0 dB~6.0 dBの範囲で設定できます(0.5 dBきざみ)。

ただし、実際試してみたら、結局は「音場最適化」のほうがよかったなんて場合もあるので、面倒であればまかせてしまったほうが楽かもしれない。

また、ありがちなのがサウンドバー「HT-A7000」の本体がテレビのリモコン受光部を隠してしまって、テレビのリモコンでテレビを操作が思うようにできないという罠。

高さが約 80mm程度あるので、受光部をふさいでしまうのもありがちな話。

メニューの設定から、「IRリピーター機能」を入にすると、サウンドバー「HT-A7000」が受けたテレビのリモコン信号をテレビに転送して、いつもどおりリモコン操作が快適に行える。

 

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●ホームシアターシステム「HT-A7000」で楽しむ映像コンテンツ。


あまりごちゃごちゃ書くほど難しい設定もないので、サウンドバー「HT-A7000」のみをテレビとつないで、シンプルに楽しんでみる。

※あえて別ユニットのサブウーファーやセンタースピーカーケーブルの接続はしていない。(というかこの時点では未体験。)

何かいいコンテンツないかな?と思ったら「BRAVIA XRシリーズ」には「BRAVIACORE」があった。

「BRAVIACORE」は、ソニー・ピクチャーズの豊富な映画コレクションが2年間見放題で楽しめたり、チットを使用して最新映画10本見られるというもの。

「IMAX Enhancedコレクション」には、IMAXでリマスターされた4K HDRコンテンツとDSTサウンドを収録している作品があるしちょうどいい。

ソニーといえばド定番の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を観てみた。

・「BRAVIA XRシリーズ」の新しいOS「GoogleTV」の使い勝手。ソニーピクチャーズの最新映画から名作までを、ハイクオリティで楽しめるBRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIACORE」。


屋内の建物で空気の密度感はそこにいるようだし、ビル群をぬうように飛び抜けていくシーンの風を切る音の移動感、水しぶきが覆いかぶさってくるシーンは本当に上から水を浴びるような、あの映画館で体感している感覚に随分と近づいているというか。

明らかに今までのサウンドバーの認識が吹き飛ばされる。

本体に内蔵されているサブウーファーを過小評価していたけれど、ズズンと響く重低音。

単純に爆発シーンのような派手は演出や、ビルが倒壊したり船が真っ二つになるシーンでも、包まれている感と迫力ある臨場感が味わえる。

ホームシアターシステム「HT-A9」の、映画の世界にすっぽり収まったかのような立体音響にはおよばないという前置きをしておいて、それでもちゃんと上にも左右にも後方からも音の気配を感じられたのは驚き。


You Tubeコンテンツで、ライブ映像を観ても楽しい。

元ソースは立体音響の成分をもっていないにしても、テレビのスピーカーからの音声よりも会場の声に包まれる雰囲気はぐっと増す。

けれどそれだけではなくて、音のクオリティが一段と高いことを肌で感じる。


サラウンドとは無縁の、白いスタジオで一本のマイクで歌い上げる”First Take(ファーストテイク)”を視聴。

思い入れのあるお気に入りのアーティストをチョイスできるので、普通に観るだけでも楽しいコンテンツだけれど、「HT-A7000」を通して聴く歌声と奏でる楽器のリアリティがたまらなく良い。


いやいや”First Take”はスタジオで収録した特殊な効果をかけてない2chソースだし、もしかしたらテレビでもそれくらいの音が出せてたんじゃないか?と思って、音声をテレビスピーカーに切り替えてみると、その差に愕然とする。

テレビは4K有機ELテレビ「A90Jシリーズ」だし、単独でもかなり良質な音を再現していたと認識していたのに、これは比べる次元ではない。

サウンドバーってこんなに凄かったのかと。

 

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●3Dオーディオが部屋を満たす体験と、スピーカーとしてのクオリティの高さの両方に満足。


サウンドバー「HT-A7000」は、音楽を楽しむ選択肢も非常に多い。

メニューには、Bluetooth / USB / アナログ入力 / Spotify / Chromecast built-in / Amazon Alexa / 360 Reality Audioと並ぶ。

ホームシアターシステム「HT-A9」にはなかった、USBメモリーアナログ入力といったソースの豊富さがある。


Bluetoothの接続についても特殊というか、[送信]と[受信]それぞれに対応するので使いみちもバリエーションが広がる。

デフォルトでは[受信]になっていて、Bluetoothに対応したスマホやウォークマンなどの音声を「HT-A7000」で再生して楽しめる。

他にも、例えば、離れた場所にあるテレビ(Bluetooth搭載)とつなげて、そのテレビやテレビにつながるレコーダーの音声をワイヤレス再生するといった使いみちも考えられる。

音声品質を[音質優先]の場合はLDAC / AAC / SBCから自動選択、[接続優先]の場合はSBCのみになる。

また、[送信]に切り替えれば、Bluetooth対応ヘッドホンにつないで「HT-A7000」の音を楽しむといった使いかたもできる。


スマホからBluetoothで「HT-A7000」に接続して音楽を聴くというスタンダードな聴き方もあるけれど、インターネットラジオや音楽配信サービスを利用できるChromecast built-in や音楽ストリーミングサービスが楽しめるSpotify ConnectAmazon Alexaがスマホに依存せずに聴けるというのが使い勝手が良い。

特に、「amazon music HD」を利用すれば、”360 Reality Audio”も体験できる。

果たして、”360 Reality Audio”をバースピーカーで体感できるのか?と若干疑ってしまったけれど、実際に聴いてみると間違いなく自分の頭上に周囲に音が定位している。

あっ、あそこから音が、こんどはあそこから聞こえる、といった具合に、ふんわりそんな感覚なのかな?というようなプラシーボではなくてしっかりと実感できる。

加えて、高く済んだクリアな音色も感動ポイントのひとつ。

一度味わうと、誰かに自分と同じ体験をしてほしくて自宅に招きたくなる。


オーディオコンテンツとしてみると、映像以上にまだ”360 Reality Audio”や”3Dオーディオ”の普及途中。

当然視聴メインは2chオーディオになる。

ワイヤレススピーカー「SRS-RA5000」は、”360 Reality Audio”再生については納得いくものの、2chオーディオの再生については正直残念としか言いようがなかった。

一方で「HT-A7000」は、この2chオーディオ再生がすごく良い。

バーの中にスピーカーユニットがこちらを向いているというスピーカー本来ある物理構造と、デジタルアンプ「S-Master HX」のポテンシャルと合わせて普通に音の再現性が高い。

楽曲のディティールやニュアンスを感じ取れるハイレゾ音源をたっぷり堪能できるスピーカーといった様相。


また、リモコンにある「Immersive AE(Audio Enhancement)」をONにすると、「360 Spatial Sound Mapping」と表示されて、2chオーディオが立体的な音に変わる。

この機能についても「SRS-RA5000」は、その効果をほとんど感じるに至らなかった。

それに対して、「HT-A7000」は、目の前のステレオ再生されていた楽曲が上と左右からと広がりをもった音楽として聴こえる。

”360 Reality Audio”のように飛び抜けた感動とまではいかないものの、部屋で聴いていて音で満たされる範囲がグンと広がって聴こえるのでこの状態で聴く楽しさは十分にある。

高音質ストリーミングサービス「amazon music HD」に加入していて良かったなと思える瞬間だった。

 

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ホームシアターシステム「HT-A9」は、もう存在から聞こえてくる立体音響に度肝を抜かれるギャップが凄くて、体験したらこれ以外考えられなくなっていた。

これを作った中の人は本当に凄いと思う。

その高いハードルを作ってしまったあとで、バータイプの「HT-A7000」は厳しいというか、価格差もあるし順当にその下位なのだと思っていた。

そして視聴してみたら、まさかの2度めの感動。

確かに、聴き比べれば部屋の4箇所からファントムスピーカーを作り出して立体音響を浴びる「HT-A9」には及ばないのは事実。

けれど、テレビの前にあるたった1本のバーだけで、これほどまでに立体的なサラウンドを感じられるし、本来のスピーカーとしての性能が飛び抜けている。

アンプとスピーカーを一式揃えるという高みに到達するには万人を寄せ付けないといった雰囲気まであったハイエンドオーディオの世界に、あっさりと入り込めてしまう感覚。

自分だけの問題だけではなく家庭の都合が大きく左右するため、部屋の後ろにスピーカーを置くという事が難しいケースも非常に多い。

「HT-A9」が欲しくても、目に見えない圧力で置けないという事もある。

そんな時には、サウンドバー「HT-A7000」ならテレビ台の上というお目溢しをもらえる場所に設置できる。

そして何度も言うように、バー一本だけで映画もゲームも音楽もすべてのコンテンツ体験の満足度がものすごく高い。

さらに素敵なのは、時間が経過してもっと臨場感ある世界を極めたい!という欲求が芽生えたとき、サブウーファーやリアスピーカーを足せるというさらなる高みに連れて行ってくれるオプションパーツまで用意されいるところにもある。

 


サウンドバーフラッグシップモデルがモデルチェンジ 『HT-A7000』が実現する進化したサラウンドサウンド

 

 

 

 

 

<ホームシアターシステムレビュー>

音に包まれる没入感に感動!ホームシアターシステム「HT-A9」


・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その1)。適当に設置した4つのスピーカーで、まさかの音に包まれる没入感が凄かった。
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その2)。「BRAVIA XRシリーズ」にS-センタースピーカーを接続、サブウーファーも追加して本気モードで視聴。これは自宅でできる最高の体験。

サラウンドとクオリティ異常に高い満足感サウンドバー「HT-A7000」


・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その1)インターフェースを確認、設置と接続・設定。バースピーカーの概念がひっくりかえる迫力と臨場感。
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その2)バースピーカー1本で部屋を満たす立体音響体験と、スピーカーとしてのクオリティの高さ両方に満足。
・バッテリー内蔵型のワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」を導入。使いたいときだけ設置、サウンドバー「HT-A7000」が全方位からの音に包みこまれるような臨場感にグレードアップする!

 

<BRAVIA XR レビュー>


・HDMI.2.1 に対応した「BRAVIA XR」。4K液晶テレビ X90Jシリーズ を PlayStation5 / Xbox series X とつないで4K 120fps のゲームをプレイしてみた。
・映像と音の一体感が最高の没入感を味わえる 4K有機ELテレビ「XRJ-65A90J」。 Windows PCとつないで巨大デスクトップPC化、4K 120fps の表示方法とそのなめらかさを検証してみる。
・「BRAVIA XRシリーズ」の新しいOS「GoogleTV」の使い勝手。ソニーピクチャーズの最新映画から名作までを、ハイクオリティで楽しめるBRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIACORE」。
・「BRAVIA XRシリーズ」 4K液晶テレビのフラッグシップモデル「XRJ-75X95J」。 映り込みを劇的に抑えたエックスアンチリフレクションと音に包まれる臨場感を、コンテンツありきで楽しんでみた。

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●ホームシアターシステム、サウンドバー関連商品


ホームシアターシステム「HT-A9」
ソニーストア販売価格:253,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


サウンドバー「HT-A7000」
ソニーストア販売価格:176,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

 


サブウーファー「SA-SW5」
ソニーストア販売価格:93,500 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

深みのある圧倒的な重低音を楽しめるサブウーファー(300w)

 


サブウーファー「SA-SW3」
ソニーストア販売価格:52,800 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

より深みのある豊かな低音を楽しめるサブウーファー(200w)


リアスピーカー「SA-RS5」
ソニーストア販売価格:74,800 円 (税込)
2022年5月21日発売予定
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


リアスピーカー「SA-RS3S」
ソニーストア販売価格:52,800 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

リアルサラウンドを楽しめるリアスピーカー(50w×2)

サウンドバー「HT-A7000」

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