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[ Engadget Japanese 掲載] ソニー新旗艦スマホ「Xperia 5」実機レビュー


・ソニー新旗艦スマホ「Xperia 5」実機レビュー:Engadget日本版

「Xperia 5 」のレビューをEngadgetさんに掲載いただきました。

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●コンパクトとはいかないけれど、Xperia 1の性能をほぼそのまま受け継いた「Xperia 5」


IFA2019で発表されて、まもなく国内でもNTTドコモ、au、Softbankなど主要キャリアから発売される「Xperia 5 」

そのもうちょっとが待てず速攻手に入れられるグローバルモデルのXperia 5を海外通販サイトEtoren.comから入手してみた。

初めてXperia 5を見たとき、そのまんまXperia 1と同じじゃないかと思うくらいにはソックリ。

もちろんサイズは小さくなっているし、カラーリングも新カラーがラインナップされているけれど、ストレートでシンプルなスタイルは同じ。


Xperia 1の本体サイズは、約167㎜×72㎜× 約8.2㎜、質量は178g。
Xperia 5の本体サイズは、約158㎜×68㎜× 約8.2㎜、質量は164g。

2機種を比べると、以前のメインモデルとホニャララコンパクトみたいなサイズ感の差はないけれどm実際にXperia 5を手にするとなんとも”小さく軽く”感じる不思議。

横幅の4mmの差がここまで違うのかと思うほど。

アスペクト比21:9と上下に長いディスプレイで、Xperia 1の場合一番離れたところまで指を伸ばすには持ち位置を変えるなど必要があったけれど、Xperia 5ではそのちょっとした無理をしなくても片手持ちでも自由に使える感覚。

スペックをみると、プロセッサーは、Qualcomm社製64ビット クアッドコアプロセッサー「Snapdragon™ 855 Mobile Platform」に、メモリー(RAM)は6GB、ストレージは、グローバルモデルでは128GB。(国内キャリアから販売されるXperia 5は64GB)というところもXperia 1と全く同じ。

いつもならコンパクトモデルになると厚みが増えてしまったりスペックが下がったりするのがお約束だったのに、Xperia 5ではそのガッカリポイントがない。

決して極端に小さいモデルでないけれど、コンパクトモデルを好んでいた人にとってはかなりの吸引力を持ったモデルなんじゃないかと。


カラーリングについてもXperia 1と異なり、ブラック以外はグレー、ブルー、レッドをラインナップ。

鮮烈なカラーではなく、ブルーもレッドも非常に落ち着いた色合いをチョイスしているあたりが背面のガラスとサイドのメタル素材の反射する質の高い光沢感をうまい具合に引き立ている仕上げ。

継ぎ目には段差もなく一体感のあるフラットなボディラインは、視覚的にも手にした時の触感にしてもとても所有欲を満たしてくれる。


Xperia 5の画面は、アスペクト比21:9の約6.1インチの有機ELディスプレイ(2,520×1,080ピクセル)を搭載。

さすがにXperia 1ほどの3840×1644ピクセルという超解像度とまではいかないまでも、ここ数年フルHDで足踏みをしていたXperiaと違って、非常にきめ細かな映像を堪能できる。

しかも、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した有機ELの自発光ならではのコントラストの高さや暗いシーンの階調表現、広い色域の表現力と、BRAVIAの高画質化技術「X1™ for mobile」の合わせ技により写真や動画を観るには最良のディスプレイ。


Xperia 1同様に、画質設定を「クリエイターモード」にすることで、4K有機ELディスプレイとHDR規格、BT.2020の色域、10bit信号に対応するという映像製作者の意図を忠実に再現する画作りを楽しる。

特にNetflixを視聴するときは自動的に切り替わるので、何も意識せずにクオリティ高い動画を視聴できるのは良い。

ディスプレイの両サイドにステレオスピーカーを搭載にとどまらず、有線のヘッドホンをつなぐことで自分のまわりに音が感じられる臨場感を楽しめる立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応。

コンテンツに合わせて本体が振動する「ダイナミックバイブレーションシステム」もあわせて、目と耳と指先にまで伝わる迫力。

いつも身近にあるスマホだからこそコンテンツを楽しむ機会も一番多いはずで、そのスマホで最大限の映像と音楽を楽しめるとなるだけでも所有する価値も上がるというもの。


21:9という画面は絶対的に良いぜ!というわけではなくて、さすがにまだ圧倒的に多い16:9の動画や3:2の静止画については黒帯が表示されるのでそこは一長一短がある。

けれど21:9アスペクト比のタテ解像度が高くなった恩恵として、TwitterやInstagramなどSNSの縦スクロールでの情報量が増して圧倒的に見やすくなったことや、画面を分割して同時に2つのアプリを利用できるマルチウインドウは本気で便利。

マルチウインドウ自体は珍しい機能ではないものの、21:9の画面の長さがあってはじめて画面を分割しても一画面の作業領域が担保されて使い物になる。

2画面を使いたくなる要素として、かんたん操作で「21:9マルチウィンドウ」機能の呼び出し使い勝手に一役買っている。

Xperia 5の本体を掴んでいる状態から操作できるユーザーインターフェースとして「サイドセンス」や「マルチウインドウ」、「片手モード」といったアクションをほぼ自然に使える。

ちなみに、指紋認証センサーの位置は、元どおり本体サイド面に。

ただし、電源ボタンと指紋認証センサーが別々となっており、ここは一体化しているXperia 8やXperia Aceの快適さには一歩及ばないところ。


Xperia 5のメインカメラは本体背面の左上にトリプルカメラを搭載。

Xperia 1では上部中央に配置されているので、見た目にもいちばん変わったと思えるところ。

カメラ部分はフラットではなく若干の飛び出しがある。

あんなに前はカメラ部分を含めてフラットな背面がクールとか言ってた気がするけれども、最近はもう諦めたのかだいたいあっさり飛び出している。

まぁこのほうが作りやすい(本体を薄くしやすい)というのが理由だろうし、結局保護ケースに入れると、飛び出し部分はわからなくなるけれども。

それぞれ有効画素数約1220万画素のイメージセンサーを備えて、上から52mm F2.4 望遠レンズ、焦点距離26mm・F1.6 の標準レンズ、16mm F2.4 超広角レンズと並ぶ。

一見まったくXperia 1と同じように見えて、Xperia 5はメモリー積層型イメージセンサーではなくなってしまったため、Xperia 1で出来てるフルHD画質での960fpsのスーパースローモーション撮影が、Xperia 5ではHD画質のスローモーション(120fps)にとどまっているという違いがある。

 
Xperia 5でのちょっぴりの変更点として、超広角で撮影時の「レンズ補正(静止画)」についてわかりやすい案内が表示されるように。

Xperia 1ではデフォルトで「画質優先」となっていて、撮影時の歪みが顕著にあらわれていた。

それも超広角レンズのおもしろさではあるけれど、そうなるとXperia 1は歪みが酷いみたいなことになるので、こうしてワンポイントアドバイスをいれてユーザーにわかりやすく説明することも必要なのかと。

好みで、「画質優先」、「歪み補正優先」を選べば良い。

それから、ソニーのデジタル一眼カメラαシリーズから継承された「瞳AF」や、AF追随とAE(自動露出)追従しながら10コマ/秒の高速連写などももちろん使える。


21:9のディスプレイを活かした撮影スタイルのシネマ撮影専用機能「Cinema Pro」アプリはXperia 1で初めて備わったアプリ。

Xperia 5ではさらに細かく仕様がアップデートされている。

例えば、ホワイトバランスにロック機能が追加、フォーカスがセッティングできるようになり、音声入力のレベル調整ができるようになるなど、さらに痒い所に手が届くよう改良。

「ゲームエンハンサー」についても、着信通知を非表示にしたり、カメラキーを無効化したり、オーディオミキサー機能やボイスチェンジャーが使えるなど、さらに使い勝手がよくなっている。

いやいやこれはXperia 1にも反映して欲しい。すぐにでも。


非常に残念だったのは、Xperiaユーザーおなじみの「POBox Plus 」がなくなってしまったこと。

Xperia 1には「POBox Plus 」は普通に入っていたのに。

最初はもしかするとXperia 5のグローバルモデルだけ削除されているパターンかと思ったけれど、どうやら国内モデルのXperia 5にもXperia 8にも入っていなくて今後は入らないという噂も…。

「POBox Plus 」はGoogle Playストアからダウンロードすることもできないので実質消滅ということになる。

最近は「Google日本語入力」も賢くなってきたけれど、それでもXperiaの特徴のひとつでもあった「POBox Plus 」がなくなってしまうのは寂しい。


オマケに、Xperia 5とiPhone 11 Proを手にして比較。

言っても自分は気になるガジェットは使いたい派。

IFA2019からXperia 5が発表されてから1ヶ月以上も待たされてて、そのあいだに新しいiPhoneが発表そして即発売されるとなると買っちゃうでしょ。

ソニーモバイルのXperiaっていつも発表されてから発売までが長い。ひたすら長い。

そのあいだにテンション下がっていくひともいるだろうにと思うので、出来る限り短くして欲しいと思うのがいちユーザーとしての本音。

そもそもAndroid端末とiPhoneはOSまるっきり別なのでまったくもって別物。

直接比べるものじゃないと思いつつもだと思っているけれど、ネタとして両方を手に持ってみると、Xperia 5の横幅の短さからくる持ちやすさとタテ比率の長さからのSNSなど一度の表示領域の多さとかはなかなか良いんじゃないかなと。

まぁ縦長スタイルを「クールだぜ!」と思うか「細すぎ使いづらい!」と思うかは人それぞれ。


Xperia 5のレビューなので持ち上げているけれど、絶対的にXperia 5が最高ではない。

というのも、いつもなら最新機種を手に入れたらまっさきにメインに使うのに今回は夏に発売されたXperia 1が個人的にはとても気に入っていて、その順位が入れ替わっていない。

何度も言いうようにXperia 1Xperia 5は、サイズこそ違うもののもう殆どといっていいほど他は変わらず。

そのサイズこそ許容できるのであれば、縦持ちしたときに少しでも画面が大きく見えるXperia 1を使いたい。

あ、ポケットに入れるときとかは圧倒的にXperia 5が良かった。じゃまにならない感は良い。

それくらいにXperia 1Xperia 5に相違がなくて、手にしたときのこっちがいい!という直感で選ぶのがベターじゃないかなと。

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「Xperia 5 SO-01M」のドコモ本体価格


NTTドコモより発売される「Xperia 5 SO-01M」の発売タイミングは11月1日を予定。

「Xperia 1 SO-03L」の販売価格/支払総額は、87,912円(税込)
分割支払金2,442円(税込)×36回

24か月目に「スマホおかえしプログラム」を利用する場合は実質的な負担額は58,608円(税込)
分割支払金2,442円(税込)×24回

※「スマホおかえしプログラム」に加入した翌月を1か月目として、35か月目以内に端末を返却する必要がある。
※24か月目までに「スマホおかえしプログラム」を利用の場合、12回分のスマホ分割支払金残額が支払い不要。


ドコモオンラインショップでは期間中に、「Xperia 5 SO-01M」を購入すると、先着20,000名にXperiaオリジナル ポップソケッツ・グリップをプレゼント。

また、「Xperia 5 SO-01M」の実機はソニーストアでも展示されているので、気になればぜひ触りに行ってみよう。

・ソニーストア先行体験・展示一覧

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●「Xperia 5」専用アクセサリー


Xperia 5 Style Cover View 「SCVJ10」
●ブラック/ブルー/グレー/レッド
ソニーストア販売価格:2,580円(税別)
※10月下旬以降出荷予定

Xperia 5 Style Cover View 「SCVJ10」は、カバーを閉じたままでもタッチ操作が可能できる「Xperia 5 SO-01M」専用のカバー。

ホルダー部にはPC(ポリカーボネート)を採用して内側には柔らかなスウェード調の布地を採用。

「Xperia 5 SO-01M」本体のデザインにぴったりとフィットして持ちやすいデザイン。

防水対応(IPX5/8相当)。


Xperia 5 Style Cover 「SCBJ10」
●ブラック/ブルー/グレー/レッド
ソニーストア販売価格:2,580円(税別)
※10月下旬以降出荷予定

Xperia 5 Style Cover 「SCBJ10」は、本体にぴったりフィットする「Xperia 5 SO-01M」専用のカバー。

シンプルながらハンドフィットデザインを最大限に生かした握り心地のよい素材を採用。

防水対応(IPX5/8相当)。


Xperia 5 Style Cover Leather 「SCLJ10」
●ブラック/ブルー/グレー/レッド
ソニーストア販売価格:9,880円(税別)
※10月下旬以降出荷予定

Xperia 5 Style Cover Leather 「SCLJ10」は、カードポケット付きの「Xperia 5 SO-01M」専用の本革カバー

「クロムなめし」の本革を採用して、ホルダー部も本革の巻き込み仕様となり細部までプレミアム感を損なわない作りこみがされている。

内側には柔らかなスウェード調の布地を採用。

フリップ部に、名刺や交通系カード等を入れてもフリップが浮かないカードポケット付き。

「Xperia 5 SO-01M」本体のデザインにぴったりとフィットして持ちやすいデザイン。

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。 
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 札幌 
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 名古屋 
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣 
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 大阪 
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階 
営業時間:11:00~20:00

ソニーストア 福岡天神 
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS 
営業時間:11:00~20:00

<ASCII.jp x デジタルXperia執筆>
・ASCII毎週連載:Xperia周辺機器
・ASCII隔週連載:Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く

<Xperia 1 執筆>
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