ソニーが基本的に好き!

いつも持ち歩きたくなるフルサイズミラーレス一眼カメラ α7C レビュー(その2)α7Cは本当にコンパクトなのか?フルサイズαシリーズと比較してみる。


・いつも持ち歩きたくなるフルサイズミラーレス一眼カメラ α7C レビュー(その1)凝縮されたプロダクツを味わえる外観と使い勝手のフィーリング。
の続き。

デジタル一眼カメラαシリーズEマウントモデルα7Cって本当にコンパクトなのかい?実はデカイんじゃないの?

おそらくこれは今使っているカメラによって感じるところの違いによるものが大きいかもしれない。

と思ったら、歴代のαシリーズと個別に比べるのがわかりやすい。

デジタル一眼レフカメラ全盛のさなかに、ソニーが圧倒的コンパクトさをウリにしたミラーレスEマウントを投入したのはもう10年前。

その初代α7にはじまって、二世代目のα7II、三世代目のα7IIIと、順にα7Cと比較してみる。

・世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7C』とズームレンズ発売| プレスリリース | ソニー
・α7C | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

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●初代フルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラα7とα7C比較。


Eマウントにフルサイズセンサーを搭載した初のモデルα7α7Rが2013年10月に登場。

後の2014年6月にα7Sが登場する。

フルサイズセンサーをEマウントのボディに入れ込むというだけでも当時は驚きだった。

今みてもボディは非常にコンパクト。

たしかに前後の厚みは今でも一番薄く、手にすると軽さもあわせていい意味でうまくまとまっている。

シャッターボタンの押し込んだ感覚もカメラを楽しめるシャッター音といいお散歩カメラには最適。


α7Cと、フルサイズセンサー初搭載のα7のボディを比較してみる。

α7C
外形寸法:約124.0 x 71.1 x 59.7mm
質量  :約424g(本体のみ)、約509g(バッテリーとメモリカードを含む)

α7
外形寸法:約126.9×94.4×54.8mm
質量  :約416g(本体のみ)、約474g(バッテリーとメモリカードを含む)

α7シリーズの特徴の一つでもあるペンタ部をズバっと切り取った縦横サイズを実現したのがα7C

厚みこそあれど、ファインダーの飛び出しもあって意外とバックやケースで場所をとっていたα7と違って、なにしろ収納製が良いことに気づく。

これがどれだけ持ち運びの時に貢献するか計り知れない。

また、α7Cよりも結局α7のほうが軽いじゃないかと思うかもしれないけれど、よく考えて欲しい。

α7のバッテリーはNP-FW50(1020mAh)で約42g、α7CNP-FZ100(2,280mAh)で約83g。

容量が増えたらそりゃ当然のように重量増えるに決まっている。


本体重量みてもα7のほうが8g軽いじゃないかという事だけれど、そもそもα7には手ブレ補正ユニットが全くなかったけれどα7Cには搭載されている。

しかもボディ剛性についても間違いなく上がっているし、カメラ性能、特にAF性能は天地の差がある。

おそらく最軽量を目指せばいくらでも作れたはずで、そうはせずに今必要とされている機能をギリギリまで削らずに実用性を持たしているのがα7C


キットレンズ付きでα7Cα7を比較してみる。

α7C + FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」
全長:約50mm+約45mm=約95mm(実寸)
質量  :約509g+約167g=約676g

α7 + FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS「SEL2870」
全長:約52mm+約83mm=約135mm(実寸フードなし)
質量  :約474g+約295g=約769g
※画像にはプロテクターが付いてます。

α7Cのコンパクトさを最大限に生かすために作られただけに、 FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」は全長も短いし質量も約167gという軽さ。

ボディと組み合わせると、当たり前だけども小型・軽量っぷりが顕著になる。

しかもキットレンズとはいえ、一昔と違って「SEL2860」の画質はとても良く、常用レンズとして納得の映りで使える満足感も大きい。

7年の進化の開きは想像以上に大きい。

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●2代目フルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラα7SIIとα7C比較。


フルサイズセンサーEマウントボディの2世代目にあたる、α7IIが2014年12月発売、α7RIIが2015年8月、α7SIIが2015年10月に登場。

α7C
外形寸法:約124.0 x 71.1 x 59.7mm
質量  :約424g(本体のみ)
     約509g(バッテリーとメモリカードを含む)

α7SII
外形寸法:約126.9×95.7×60.3mm
質量  :約584g(本体のみ)
     約627g(バッテリー、メモリカード含む)


初代で指摘されていた弱点を改善し、カメラの道具としての使いやすさが上がったのがこのモデル。

グリップやレリーズボタンを改良して、大型レンズでもホールドできる形状になり、ボタンも大型化。

フルサイズセンサー搭載カメラで4.5段分の5軸手ブレ補正を内蔵したのもα7IIが一番最初。

位相差AFセンサーとコントラストAFの2つを兼ね備えた「ファストハイブリッドAF」を搭載して、AFレスポンスはα7比で30%高速化、追従性能も1.5倍と、動きのある被写体に対しても対応できるようになった。

またα7SIIでは、画素加算のない全画素読み出しによる4K動画の本体内記録が可能になった。

α7Sは、あくまでも4Kの出力のみ、α7SIIでは4K動画がこの小さなボディ内に記録できるとか驚異的だった。


様々な改良がされた結果として、ボディは大きくなり重量も増加。

その後のGMasterレンズの投入により、巨大化路線へと進んでいく前夜といった感じ。

がしかしこの時点でもバッテリーはNP-FW50(1020mAh)であり、なにしろすぐになくなる印象が強く、予備バッテリーを何個も持っていた記憶。

α7Cは、これら2世代目からするとNP-FZ100(2,280mAh)の大容量バッテリーになったし、AF性能は別次元の速さ劇的に進化して、当たり前に4K動画が撮影できて、あらゆる性能を上回ったうえで、サイズも小さくなり、ボディの質量では100g以上も軽くなっている。

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●3代目フルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラα7IIIとα7C比較。


フルサイズセンサーEマウントボディの3世代目は、2017年5月にα9、同11月にα7RIII、2018年3月にα7IIIが登場。

このあたりは最前線で活躍する現役モデル。

α7IIIの謳い文句は、「フルサイズミラーレスのベーシックモデル」。

α7IIと比べて約1.8倍の高速化した新世代の画像処理エンジン「BIONZ X」やフロントエンドLSIを搭載して、ISO204800という高感度撮影や、解像とノイズ低減を両立して最大1.5段分も画質向上、ダイナミックレンジも広がっている。

AF/AE追従で、最高約10コマ/秒の高速連写や、5.0段分の5軸ボディ内手ブレ補正、画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K動画&4K HDRなど、充実した静止画と動画撮影機能を持っている。

α7Cは、そのα7IIIとほとんど同じ性能を持っている。

一部機能においてはコンパクトさゆえに簡略化された部分もあるけれど、逆に最新機能も投入されている。


α7C
外形寸法:約124.0 x 71.1 x 59.7mm
質量  :約424g(本体のみ)
     約509g(バッテリーとメモリカードを含む)

α7III
外形寸法:約126.9x95.6 x 73.7mm
質量  :約565g(本体のみ)
     約650g(バッテリーとメモリカードを含む)

α7Cが、α7IIIと比べてどれくらいコンパクトになったのか比較してみると、横幅は変わらないまでも、ペンタ部がなくなったことで24.5mmも背が低くなっていて、正面からみたタテヨコの面積としては81%も小さくなっている。

しかも総重量を比べて141g減って、約78%の減量にもなる。

フルサイズセンサーを搭載して、手ブレ補正ユニットも大容量Zバッテリーを搭載していてのボディだと思うとそれはそれは小さい。


グリップの根本からモニターまでの奥行きは、α7IIIが62.7mmで、α7Cが53.5mm。

グリップの深さ、マウント部や底面のプレートの強度、縦位置グリップの装着、といったカメラの物理的な使い勝手方向を求める場合には、当然α7IIIのほうが向いているのは確か。

当然ながらα7Cα7IIIには、それぞれカメラ的な特徴としての細かな性能や操作性の違いもあるし、しっかりと棲み分けされている。


オマケにキットレンズ付きでα7Cα7IIIを比較。

α7III + FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS「SEL2870」

α7C + FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」

コンパクトさばかりが注目されがちな FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」だけれど、キットレンズだしイマイチだろうという概念が当てはまらないくらいほど画質が良い。

お約束としてレンズ単体で買うよりも、ズームレンズキット ILCE-7CLとして買ったほうが割安で手に入るので、いつもならボディ推しだけど今回ばかりはズームレンズキットを買うのが良いのではと思える。

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●コンパクト的優位性こそが買い替え/買い増しする原動力。


2世代目よりも以前のモデルを持っていて、実はガチで撮影するよりももっとゆるく写真と向き合いたいなと思っていたならα7Cは待望のカメラになる。

ただ正直なところ、α7IIIを持っていたとして、そこからα7Cへ買い換えるテンションに持っていくのはちょっと無理があるかもしれない。

何しろほとんど同じ機能はうえに、望遠レンズを含め大きいレンズを装着して、一瞬の操作レスポンスを極めるならα7III以上のαボディのほうがどう考えても有利だし。

心のブレーキはかかる。

けれども、買い増しするというのなら話は別。

2台目をカメラバッグに収めるときに小さい方が良いよとか、今日は戦場(精神をすり減らすほどの撮影現場)じゃないよとか、そういう時ならα7Cのよりコンパクトさがキラリと光る。

カメラは適材適所で使ってこそではあるし、まぁすでに導入をどうしよう?と考えている時点でゴールは見えているのだけども。

次は、APS-Cモデルなどと比較しての考察もしてみよう。

続く。

<ソニーストアでα7Cの実機を触ってきた先行レビュー>

・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その1)フルサイズボディ α7III、APS-Cボディ α6600 と一緒に並べて比較。実際に触って実感する α7C の凝縮感。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その2)性能を維持したまま小さく軽くなったコンパクトボディをくまなくチェック。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その3)静止画撮影時も動画撮影時も進化したAF周り。いつでも発動できる「リアルタイムトラッキング」が異常に便利。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その4)α7Cのコンパクトさを邪魔しない、小さくて軽いフルサイズ ズームレンズ「SEL2860」
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その5)いろいろなEマウントレンズをα7Cに装着してみた。ボディ+レンズの総重量もチェックしておこう。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その6)ブラックのボディを確認、続!14本のEマウントレンズをα7Cに装着してみた。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その7)α7Cにピッタリなコンパクト&軽量フラッシュ「HVL-F28RM」

・持ち出してお出かけしたい気分になれるコンパクトなフルサイズミラーレスカメラ「α7C」、VLOGCAMに新色、wena3予約多数 ”ソニーが基本的に好き。Live”(2020年10月24日配信)

 

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●デジタル一眼カメラα7C ラインナップ

 


『α7C』ズームレンズキット ILCE-7CL
ソニーストア販売価格:273,900円(税込)
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


『α7C』 ボディ ILCE-7C
ソニーストア販売価格:240,900円(税込)
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

・世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7C』とズームレンズ発売| プレスリリース | ソニー
・先行展示情報(ソニーストア直営店)
・α7C | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー


お出かけフルサイズミラーレス一眼カメラ α7C がもっと愛おしくなるアイテム
・(その1)ULYSSES 本革&帆布カメラバッグ ボルセッタ。

・(その2)α7Cとキットレンズ「SEL2860」に、便利なオートレンズキャップを付けてみた結果…。
・(その3)α7Cの背面モニターを保護する純正ガラスシート「PCK-LG1」や、液晶保護フィルムを貼ってみよう。
・(その4)α7Cとキットレンズ「SEL2860」をお気軽に使うために、レンズプロテクターとレンズフードを付けてみよう。
・(その5)α7Cのオトモレンズ「SEL55F18Z」をコンパクト&クールに持ち運びたい。
・(その6)ほんの少しだけ見た目を変えてみたい、アクセサリーシューキャップを取り替えてみる。
・(その7)コンパクトなボディのグリップ性がよくなるサムグリップを装着。
・(その8)「写ルンです」のレンズを再利用した「GIZMON Wtulens L」と合体して最小カメラに!
・(その9)小さいファインダーをより使いやすくするためのアイピースカップ。

 

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●電波式ワイヤレス通信対応 外付けフラッシュ「HVL-F28RM」


電波式ワイヤレス通信対応 外付けフラッシュ「HVL-F28RM」
ソニーストア販売価格:27,900円(税込)
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・α7C にあわせた小型・軽量フラッシュ「HVL-F28RM」を12月11日に発売。ガイドナンバー28、電波式ワイヤレス通信に対応、α7Cの顔検出と連動して光量やホワイトバランスを調整。

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東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00

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