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1920×1080のAVCHD動画を超高精細に再生できる「DSC-TX7」

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新しく出てきたサイバーショット「DSC-TX7」
動画の記録方式がAVCHDに対応したら
これほどまでに印象が変わるのか!?というほどに
便利になってしまって個人的にかなりツボにハマったので
そのあたりを中心にレビューしてみる。

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<DSC-TX7の進化した基本カメラ機能>


まずは中身やカメラ機能的な事から。

サイバーショット「DSC-TX7」は、その本体と、
USB接続ケーブル、AV接続ケーブル、リストストラップ、
バッテリー「NP-BN1」、バッテリーチャージャー「BC-CSN」、
CD-ROM、マルチ出力スタンド、ペイントペン 取説。

メモリースティックDuoは別売。


サイバーショットのTシリーズという流れから見ると
2009年3月に発売された一回り大きい「DSC-T900」に
「DSC-TX1」の機能を搭載して、
かつAVCHDの動画記録に対応した新型という印象。

アルミ鍛造素材を使いつつ表面は光沢処理されていて
かつアルミのヘアラインの見える金属質なボディ。

今回のカラバリの一つ、シルバーは
かなり低めのトーンでグレーに近い重厚なイメージがある。


カメラ的な性能からすると
1/2.4型有効1,020万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載して
光学手ブレ補正も備えているので
高感度かつブレの少ない撮影ができるのは「DSC-TX1」同様。

光学4倍ズームの「カールツァイス バリオ・テッサー」で
焦点距離は25mm~100mm(F3.5~4.6)となっていて、
「DSC-TX1」の焦点距離35mm~140mmからすると
レンズが飛び出さないシフトレンズ機構なのに
かなり広角に強くなっているのはうれしい進化点。


静止画を撮影する機能としては、
1回の撮影で露出を変えた2枚の写真を撮影して
それぞれの明るい部分と暗い部分を合成して
1枚の写真を作り上げる「逆光補正HDR」が新しく加わっていたり、
「手持ち夜景モード」や「人物ブレ軽減モード」では
6枚の写真を重ね合わせて1枚の画像を作り出すので、
暗い場所で撮影した時に出るノイズを半分に抑えたり
被写体ブレを極力抑えた、高画質な写真を作る事もできる。

また、
「スイングパノラマ」は顔・動き検出対応となって
人を検出するとその部分だけ画像の間隔を変えてつなぎ合わせて
不自然な画像になるのを抑えてパノラマ写真を撮影できるようにもなっている。

 
それと、
背面の液晶ディスプレイが3.5型と大型で、
フォトフレームに使われている「TruBlack」ディスプレイ」を採用した
92万ドットの「エクストラファイン液晶」で、
コントラストが高くて鮮明になっているのもウリの一つ。

この液晶ディスプレイは強化ガラスを使ったタッチパネルになっているので、
基本操作は全て指でタッチして使う事になるのだけど
指でグリっと押し込んでしまっても
画面がにじんでしまったりする事はないし、
「マルチコート」されているので傷や汚れの耐性も強くなっている。

指紋も思ったほど激しくは目立ちはしないけれど
まぁお約束で指紋は付く。


今回のモデルには、
最初からマルチ出力スタンドが付属していて、
そこには、電源端子、USB端子、AV出力端子に加えて、
HDMI端子も搭載しているので、
大型のハイビジョンテレビに接続するにはとても便利で、
別売で買わなくてすむのは非常にありがたい。

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<AVCHD動画を撮影できるメリット>


そして、
ハイビジョンハンディカムと同じ
1920×1080/60iのAVCHD動画を撮影できるようになった威力は絶大。

光学ズームも使えるし、音声もステレオマイクで収録されるので
ポケットに入れたサイバーショットで
圧縮率が高くて、かつなめらかな動画が
よりクオリティの高い記録として残せるというのはとても魅力的。

普段は、
静止画モードと動画モードをボタンで切り替えて使うのだけど
静止画モードの状態からでもすぐに動画を撮りたいと思ったら
液晶ディスプレイの左上にある「ムービースタート」アイコンにタッチをしたら
即動画撮影を開始してくれるという
ムービー的な便利な機能も備わっていてかなり使いやすい。


動画で撮影するモードとしては、
ハイビジョンテレビやBDレコーダーとの親和性も高い「AVCHD」と、
従来のYouTubeにアップロードなどには楽な「MP4」も残っていて、
これら二つはメニューの設定の中に入って
どちらかを選択する事もできる。


AVCHDモードだと、
「17M FH(1920×1080、約60fps)」と
「9M HQ(1440×1080、約60fps)」の2段階。

MP4だと、
「12M(1440×1080、約30fps)」、「6M(1280×720、約30fps)」、
「3M VGA(640×480、約30fps)」の3段階から選べる。

bloggieのように
モードによって手ブレ補正が効かないなんて事はなく
全てにおいて光学手ブレ補正の効果はある。


動画を撮影する際にいじれる設定としては、
露出と、ホワイトバランスと測光モード。

セルフタイマーも10秒と2秒のいずれかから使用可能で、
撮影する際の幅も広がる。

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AVCHDで記録できるようになると、
まずとても便利になるのが、Blu-Rayディスクレコーダーに
取り込みが出来て、さらにBlu-Rayディスクへの保存もできる
という道筋が出来る事。

せっかくサイバーショットでハイビジョン動画が撮れますよと言われても
従来機種でMP4でしか記録できないと、
PCでは保存したり再生ができても、
Blu-Rayディスクではまったく受け付けてくれなかった。
(Blu-Rayディスクレコーダーが動画ではAVCHDしか扱えないため。
 MP4記録にはMP4記録の良さもある。)

これはかなりのジレンマで、
なんでソニーのサイバーショットとBlu-Rayディスクレコーダーを買ってて
それが出来ないのか?と詳しい制約を知らなければ
間違いなく腹立たしく思ってしまう要因になりかねない。

それがサイバーショット「DSC-TX7」でAVCHD動画を撮影すると、
すんなりとBlu-Rayディスクレコーダーに動画も静止画も残せるようになるので
これが一般的にはウケがいいはずだ。

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<AVCHD動画ビューワーとして使ってみる。>


AVCHDに対応すると他にも?いいことがあって、
もしも既にハイビジョンハンディカムを持ってると
メモリスティックDuoに書き出したAVCHDの動画をサイバーショット「DSC-TX7」でも再生できる。

あまり必要ではなさそうでありながらも
ハンディカムとサイバーショットの間で行ったり来たりができるのは
SONY製品で周りを固めているユーザーにとってはメリットにもなる。

と、そこで早速自分も
以前に撮影したAVCHD動画の入ったメモリースティックDuoを
「DSC-TX7」に差し込んでビューワーとして使ってみる。

液晶ディスプレイ左にある
「一覧表示」アイコンをタッチすると、
静止画と動画が一覧表示される。


画面を上下になぞるとサムネイルがスクロールようになっていて
メモリースティックへの読み込みで若干ひっかる事はあるけれど
結構スムーズにスクロールする。

そのままのサムネイル画像で表示されているのが静止画で
フィルム風のアイコンになってるのが動画。


見たい動画のサムネイルをタッチすると
そこがピックアップされるので
もう一度タッチすると16:9の動画が画面いっぱいに再生される。

動画の操作は、
再生中にタップすると一時停止となって、
画面のしたに出てくる早送りや早戻し、スロー再生や
送り戻しといったアクションもすぐに行える。


それから、
「カレンダー表示」アイコンをタッチすれば、
いつ撮影したものかがとてもわかりやすいカレンダー画面にもなる。

撮影した月日の部分にサムネイルが表示されていて
さらにカレンダーの右横にあるサムネイル画像を
上下になぞるとスクロールして見たい画像を探せる。

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ここでのポイントは、
AVCHDの動画が再生できる事と、さらにその綺麗な動画が
3.5インチの液晶ディスプレイでしっかりと確認できる事。

それから、
タッチ操作が随分と直感的に動いてくれるようになっていて
サムネイルから画像を探したり、
動画を操作するのがとてもイージー。


このあたりの感覚は伝わりにくいので
その様子をYouTubeにアップロードしてみたので
参考までに見てもらえると、
なんとなくわかってもらえるような気がする。

撮影する時もそうだけれど、
撮った動画を手元でここまで綺麗に再生する事ができると
見ていて本当に気持ちよくて、
「DSC-TX7」をそのまんまAVCHD動画ビューワーとして使いたくなってしまう。

Twitterで何かをつぶやき中。ID:kunkoku

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