「カ、カメラと本体が分離しただと!?」という“まめカム”HD

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通称“まめカム”ことハイビジョンビデオカメラの「HXR-MC1」icon

随分昔にもあったビデオカメラで、
今回は、ハイビジョン対応となって去年末に登場したものの、
取り扱いが業務用というジャンルに分類されていたためか
一般のニュースにも大きく取り上げられる事もなく
ものすごく地味な扱いに。

素材は良いのにというか、
普通のカメラじゃ無理な撮影スタイルが可能になるし、
自分のアイデア次第では
使い道がどーんと広がりそうなハンディカムなのに。

で、この認知されてない“まめカム”を
たったの1日だけ使える機会があったので、
思い思いに触らせてもらった。

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<カメラと本体が分離した!?>


見た目からして
普通のハンディカムと呼ばれるビデオカメラと違って
異様なスタイルをした、このビデオカメラ。

本体部分から
長いケーブルがのびたその先にカメラがある、
それが本来の形。

考え方は、撮影するカメラの部分を極力小型軽量にして
オペレーション基幹部分と切り離す事で、
いつものありきたりではなく、
ありえないところからのカメラ目線の撮影を
出来るようにしようとしたもの。


幅37mm×高さ42.5mm×奥行き86.5mmというサイズに、
映像を取り込むカメラと、音を収録するマイク部分を収めている。

撮像素子は、
1/5型クリアビッド配列 Exmor CMOSセンサーで、
デジタル一眼レフカメラ“αシリーズ”上位モデルに
採用されているものと同じ。

総画素数は約236万画素(有効画素数約143万画素)、
静止画モードなら400万画素相当の写真が撮れる。

カールツァイス「バリオ・テッサー」レンズ を採用、
焦点距離は、35mmカメラ換算で43~507mm(f=3.2~32.0mm)
デジタルズームを使えば120倍まで可能。

マイク部分は、きちんとステレオ。

それにカメラヘッドと言われるこの部分に関しては
「JIS C0920 防水保護等級2級(IPX2)」に適合させていて
多少の水しぶき程度なら平気な防滴仕様で、
かつ、
底面には、レールとネジ穴を設けてあって、
工夫しだいで
別の器具にしっかりと固定する事も出来るように配慮されている。


小さいカメラの弱点は、
やっぱりどうしても焦点距離が43mmと広角が弱いという点もある。

けれど
このカメラ部分には、フィルター径が37mmのレンズが装着可能で
ワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0730A」iconを付けて
近距離からでもワイドに撮影ができるようになっているので
自分の要求する映像画角を作り出す事もできる。

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こっちが記録とオペレーションを担う本体部分。

素の大きさは、
幅81mm×高さ107mm×奥行き42mm。

本体の底面にあるのがHOLDスイッチと電源ボタン。

側面のフタを開けると、
電源端子、USB-miniB、A/VR端子、HDMI出力端子が現れる。


A/VR端子というのはソニー専用の特殊端子。

例えば、付属している「コンポーネントA/Vケーブル」だとか、
「A/V接続ケーブル」をつないでテレビにつなぐだとか、
別売りのリモートコマンダー「RM-AV2」iconをつないで、
遠隔操作したりが可能。

ただ、
このA/VR端子は1コしかないので、
上記のケーブルを同時につなぐ事はできない。


バッテリーは最近のハンディカムと同様の小型Hシリーズで、
本体の上部に装着。
全部がむき出しではなくて、本体に半分くらい隠れる格好。

大容量バッテリーも装着可能で、
一番大きいNP-FH100を利用すれば、
連続撮影なら最長で6時間、実撮影でも3時間くらい持つ。

記録するのは、メモリースティックDuoで、
内部にフラッシュメモリーとかは一切ない。
なので、メモリースティックハンディカムとも言える。


本体背面に付属のフックをくっつければ、
ジーンズのポケットなんかにひっかけて
ハンズフリーの運用も可能。


本体にある2.7型の液晶は、21万画素のドットを持つ
クリアフォト液晶プラスというヤツで、
タッチパネル式になってるので
中身のメニュー操作はそのまま直接画面を触る。

メニュー内容は、
まるっきり一般のハイビジョンハンディカムと同じで
別に業務ようだからという特殊な難しい操作はない。

当然だけど、
画質は、現時点で最高クオリティの
フルHDとなるFHモード:約16Mbps(1920×1080/60i)での撮影が可能。


電源を投入すると、
ビコーンと2.7型の液晶の画面に、
ケーブルの先にあるカメラ部分からの映像が映り出す。

後は、本体部分にある「RECボタン」を押して録画開始、
「ズームレバー」と「マニュアルコントロールダイヤル」を駆使して
撮影すれば良いだけ。

この離れた位置にあるカメラからの映像が
手元に映る感覚は、“妙”というか
とても変な感覚だけどこれはおもしろい。

いたってまじめに作られたハイビジョン対応のビデオカメラで、
それが、カメラと本体を分離するというアイデアで
撮影シーンを増やすというのが目的なのだとわかる。

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<考える撮影スタイル>


小さいハンディカムの代表というと「HDR-TG1」で、
トータルのたたずまいを見ても「HXR-MC1」iconよりもはるかに小さくまとまっていて、重量を比べても半分以下。

それはもうハンディに撮影するなら
圧倒的に「HDR-TG1」が便利だし、
逆に「HXR-MC1」iconを手に持って撮影してる姿のほうがものすごく怪しい。

だから、
利用価値はピンポイントで
カメラ部が独立してる利点を生かす事が重要。

普段では固定できない場所だとか
収めきれない場所でも
カメラ部分だけであればそれが可能になる。


例えば、
バイクや自転車にくっつけて走行風景を撮影したり、
小動物や昆虫の近くにカメラを目立たないように設置して観測をしたり
ミニチュア撮影の空撮に利用したり。

カメラと本体部の間にある
ケーブルの長さ2.8mという制限さえこえなければ、
たとえは長い棒の先にカメラ部分をくっつけて、
人の手では到底無理な高い位置から
サッカーだとか野球の試合を広く見渡すような撮影だってできる。

何かと
アウトドアに向いてるカメラなんだなと思いながら
いろいろと頭をめぐらせてみる。

・・・

けど、
そんなものだけなのか?

・・・

うーん

・・・

で、
結局、自分が思いついたのはこんなものだった↓
(かなり大目に見てやってください。)

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<考える撮影スタイル番外編>


用意したのは、
Softbankのシャアザクヘッドこと「913SH G TYPE-CHAR」。

もう出た瞬間にネタバレで、
考えてるところがこのあたりしかないしかない時点で
自分のボキャブラリーの低さを露呈してるようなもんだけど・・・

こいつは
ケータイをシャアザクヘッドに埋め込む事で、
モノアイを再現するというキワモノケータイで、
これはこれで見た目と音という完成度は高い。

・「シャ、シャアだ、あ、赤い彗星だ」と独りで突っ込めるシャアザクヘッド

だけど、本物のカメラのほうがリアルでしょ
というノリで“まめカム”「HXR-MC1」icon
メインカメラとして仕込んでみる。


って言っても特に無理な加工をするわけでもなく、
ケータイとケータイ用充電器をとっぱらってしまって、
シャアザクヘッドを分解。

首の下からカメラ部分を通して
再度組み上げ。

本当は、ケーブルが途中で脱着できる仕様になってくれてると
もっと作業がスムーズなんだけど
とか思いつつカメラ位置を調整して軽く固定。


頭部カバーをハメこめば、
ほーらご覧のとおり超リアルなモノアイを搭載した
シャアザクヘッドの出来上がり。

えぇもう1/12サイズにピッタリなカメラの大きさで
恐ろしく似合ってますよ。

さらに本格的にカメラの下に回転台を付けて、
リモートで左右に動かせるようにまでしたら完璧な気がする。


ザクのモノアイが
ハイビジョン画質という超贅沢仕様。

というか、
このまま記録用の監視カメラにしてしまうのも良いかも?
と思ったけど
普通こんなもったいない使い方はしないだろうから
普段使わない時に置いておくディスプレイという事ならアリかな。。

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まさか、
こんな事に使われるとは中の人は思っていなかっただろうけど
あくまでも、
一個人の妄想的アイデアという事で・・・

と、いきなり本題に戻ると
“まめカム”って業務用だからさぞかし高価なんだろうと思ったら、
ソニースタイルでは、198,000円(税込)。

現状のハイビジョンハンディカムの価格からすると
若干割高には感じるけど、
業務用なのに、割引率クーポン(10%)も適用できるし、
ソニーポイントも8,000円分もらえる事を計算すると
突出したほどの業務用という値段の高さでもない。

自分の撮影したい事とリンクすれば
というかアイデアしだいでいろんな使い方ができてしまう
おもしろいカメラかなと。

<追伸>
誰かコレを俺に買って下さい。
もっと立派なシャアザクを作ってみせますから!

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